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流されたものの行方  作者: 『食べられません』を食べた人
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第30話 ステータスの平均値

ついに30話突破しました!

 意外な真実を知ってしまったが、僕もケモナーなので、人のことは言えなかった。スズネは数日でこの街のアイドルになるだろう。カシワとスズネの派閥とかできそうでこわいな。このことは黙っておこう。


 「狩りの続きについて話していくぞ。砦に着いたら、まずは補給だな。砦はわりと大きく作ってあって、1つの街と言っても過言ではないが、何分交易が断たれてるからな。情報の提供やら武器や薬やらが必要なんだわ。まぁ畑も牧場もあって獣人もいる。だから、特に不便は感じてないみたいだけど、それでも足りないものはある。それに本格的な狩りをしなければ砦は落とされちまう。それだけ魔の森の魔物の発生率は異常なんだよ」


 地図を見た限り砦はこの街くらいの広さがありそうだ。確かに閉鎖的なところって情報全くないよな。僕も休みの日に家に籠ってたら日にちすらわかんなくなったしな。


 「じゃあ、その必需品は僕が持っていくのですね」


 「そういうことになるな。負担にはならないとはいえ、自由時間が減るのは申し訳ないからな。特別報酬も考えているよ。もちろんちゃんと狩りには参加してもらうがな。毎回初心者が参加して大ケガを追って慢心を無くして帰ってくるから。これが本物の初心者研修とまで言われるぐらいだ。まぁ死人はほとんど出たことはないから、安心しろ。ちなみに俺もSランク冒険者でもあるからな。この街のレベルが異常なのは定期的な狩りのせいだ」


 確かに時々大物を持って帰ってくる冒険者を見かけるし、武器や防具も強そうなものを持ってるし、先輩冒険者もほとんどがCランク以上で、平均がBランクだった。これが普通なのかと思っていたが、魔の森周辺の街としてはここは異常なのだという。そのため、冒険者になるものはここに1度初心者講習と初心者研修を受けるのが例年なのだという。僕は受けてないけど。


 「ま、そういうわけだから、気合い入れすぎたりしなくていいぞ。死なれたら困るしな。ちなみにこの狩りイベントは月一開催だからな。お前には毎回参加してもらおうと思ってるからな」


 ひぇっ…僕毎回参加なのか。ま、まぁお金が入ってくるなら特には気にしないけど、他の街にも行ってみたいのだけどな。強くなれるなら、ぜひとも参加すべきだな。今のうちにいくらか強くなっておかないとついていけないかもしれない。もうちょっとステータスあげるべきかな?今のステータスはこれだ。


名前:山根 草太

種族:人族

年齢:17

性別:男

Lv:40

HP:220/220(+30)

MP:408/408(+60)

攻撃力:182(+42)

防御力:214(+36)

敏捷:238(+38)

知力:385(+50)

精神力:287(+53)

魔力:350(+63)


ユニークスキル

【流体操作】Lv5


アクティブスキル

【武術】Lv4【料理】Lv2【テイム】Lv3

【風魔法】Lv5【水魔法】Lv4【火魔法】Lv4【空間魔法】Lv1


パッシブスキル

【環境適応】Lv5【気配遮断】Lv5【苦痛耐性】Lv3【異臭耐性】Lv5【逃走】Lv2【忍び足】Lv4【魔力感知】Lv3【気配探知】Lv4【観察】Lv2


称号

【昼寝を愛す者】【昼寝の達人】【流された者】【異世界転生者】【ゴブリンスレイヤー】【スライム好き】【掃除夫】【悪臭の伝導士】【オーク狩り】


従魔

【ヴィントスライム】シエスタLv7


加護

【創造神の加護】


 なんだかんだでステータスは軒並み上がっている。スキルのほうはオーク戦のときに結構な数を倒したから意外と成長した。


 「そういえばステータスの強さの基準がわからないのですが、教えていただきませんか?」


 これはずっと気になっていたことだ。転生神は僕が死んだから転生させたぐらいしか教えてくれなかった。だからステータスについてもほとんどのことがわからないままだった。基準値がわかればどれくらいの強さになったかもわかるかもしれない。


 「ん?そんなことも知らなかったのか、いいぞ。だいたい一般人のうち非戦闘員は大体10レベル前後はあるな。これは冒険者でいうところのFランクだ。ゴブリンくらいなら倒せるな。能力値も平均的には30くらいだな」


 ギルド長は優しく教えてくれた。


 「では、街にゴブリンがきても全員たおせるということですか?」


 「まぁ、まず来ることはないが、そうだな。んで、20レベルぐらいだとEランクだな。平均値は70程度だな。能力値が上がるにしてもばらつきは存在するからな。ただ上げるだけなら魔法を森に放っとけば上がるが、筋トレしても上がるし、どの能力特化なのかでも変わる」


 だから常時依頼にも基準があるのだろう。


 「30レベルくらいでDランクだな。これぐらいだと能力値もさらにばらつきが出てくるな。平均値も120となる。だいぶEランクとも差が出るが、これは鍛練の差だな。戦士系は攻撃力や防御力を特に鍛えるからな。魔法師は魔力や知力、精神力を上げるからだ」



 やっぱり鍛練での能力値の上昇は存在するようだ。それにしてステータスのことについて聞けてよかったな。これだけ知ることができただけでも戦闘に役立つだろう。


 ギルド長はお茶をすすりながら続きをいい始めた。

29話以前の話に少し描写というかなんというか、加えました。特に話の内容は変わっていませんが、少しだけ情報が増えたとでも思ってください。

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