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流されたものの行方  作者: 『食べられません』を食べた人
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第20話 ケモ耳娘

 目が虚ろな女の子は通常頭にはないはずの耳がついていた。乱れた服からしっぽのようなものがあり、もふもふしていた。もふもふしたい。


 「はっ…まさか…ケモ耳娘か?」


 オークがいなくなったことに気付いたケモ耳娘は気絶してしまった。とりあえず汚いので、少し汚いが村長の家に連れ込んだ。前泊まったベッドに寝かせたあと、水魔法をつかい、家の血を洗い落とす。なかなか目を覚まさないので、ここに泊まることにした。


 次の日の朝、ケモ耳娘の方にいくとまだ寝ていた。きっとゴブリンとケモ耳もしくはオークとケモ耳のどちらかで同人誌展開を繰り広げて疲れているのだろう。違ってたらいいが、あってたら可哀想だ。今日は少し冷えるので、【風魔法】と【流体操作】で温風をつくり、彼女と僕を温める。


 こういうときに鑑定があれば彼女のことがわかるんだけどな。どっかの神様が鑑定スキルを授けてくれないかな?ちらちら(ステータスをみながら)。


【創造神の加護】

 『アイテムボックスあげたから、それで我慢しなさい。』


 「ふぁっ!?返事返ってきた!?」


 欲張りすぎることはよくないようだ。たしかに【流体操作】でも十分チートだ。たとえ無理矢理渡されたとしても。そういえばアイテムボックスは空間魔法だったから、時間の流れとか止められたりしないのかな?そんなことを思ってアイテムボックスの詳細をみたらそもそも時間停止つきのアイテムボックスだった。


 「んっ…んんっ…」


 ケモ耳娘はもぞもぞしながら起きてきた。周りを確認して、僕のことをぼーっとしながら見つめてきた。はっとして震えだした。


 「わ、私のこと…こんなとこ…連れ込んで…なにしゅるつもりですか…?(ふるふる…)」


 ケモ耳幼女は上目遣いをしながら訴えてきた。


 か、かわいい!?なんか、助けたのに罪悪感してきた。これが無自覚な暴力と言うやつか。これはすごいな。つい謝ってしまいそうだ。とりあえず状況でも説明するか。


 「えーっとなに「どうせ…連れ込んで…えっちなことするんでしょ!エロ同人のように!」も…は?」


 『エロ同人』というときになぜか声を荒げながらいった。


 エロ同人…だと!?まさかこの世界にもあるというのか!?いや、さすがにないはずだ。本だってカシワのエロ日記ぐらいしかまだ見てないから、わからんが…漫画を読んでるやつすら見かけてないぞ?


 「いやいや、ちょっとまっ!?「き、きっとそのスライムを使って触手プレイするんでしょ!」なんでや!?」


 

 触手プレイだと!?やっていいんですか!?いやまてまて、そんなことは一言も言っていない。ここはちゃんと説得しなくては…変な誤解が生まれてしまう。


 「そんなことしないから!」


 「う、うそだ!そういって、『お風呂に入れて上げるからからだあらいっこしようよ!』とか言ってくるんでしょ!」


 くっ!あのもふもふは触ってみたいがそこまで…そこまでしていいなら、やってみたい…だが、せめて誤解だけは説かなくては…


 「いやいやいや、本当になんもしないから!」


 「本当に?しっぽとか耳とか触らない?」


 自らのしっぽを抱き抱えながらふるふると震えながら訴える。


 「ほ、本当だから…しっぽとか耳とか触らないから、ちゃんと話聞いてくれる?」


 本当はメチャクチャ触りたい。もふもふしたい。ぺろぺろもしたい。しかもつるぺたケモ耳幼女だ。


 「う、うん…ならいまのじょうきょうせつめいしてくれる?」


 くっ…なんて破壊力だ!こんなん触らせてくれるならもふもふしたい。


 そしてゴブリンvsオークの戦いから進化オーク討伐後、ケモ耳幼女をみつけて、起きないため、家に寝かせたことを話した。


 あぁ…もふもふしたい。

もふもふしたい。

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