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流されたものの行方  作者: 『食べられません』を食べた人
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第111話 僕はおかしくないよね?

ぴゃあ!?って投稿したら「「小説家になろう」の新着小説のタイトルを雑に合体させてみる」シリーズのチェリーブロッサムさんという方に声をかけられましたよ。


ぴゃあ!?って投稿してメッセージきたら誰でも驚きますよ。


だってぴゃあ!?ですよ、ぴゃあ!?。

 貴族用の門を通る際に衛兵の方から従魔用のアクセサリーをもらった。これらは王都専用のアクセサリーで、安心安全な魔物であるという証明になるそうだ。これがあればお店の中にもアッシュとシエスタを連れて入れる。


 門を抜けると整備された道路と畑が広がっていた。それらを眺めつつのんびりと向かおうかと思っていたが、王都を囲う壁から王都の都市まで歩いたら1日はかかるらしい。なので衛兵が用意した馬車に乗ることになった。いざ馬車に乗ろうとすると馬がアッシュとシエスタに怯えて気絶した。


 「衛兵さん、馬が…」


 「私もこんなこと初めてでして…」


 仕方ないのでシエスタが馬車を走らせることになった。衛兵さんが道の案内をしてくれたので余計な被害を与えることはなかった。


 シエスタの高速狼車によりほんの数十分で到着することができた。ここで問題が、衛兵さんが気絶してしまった。アリスはなんとか耐えたが目を回していた。


 僕とスズネは車やジェットコースターを味わったことがあるのでなんともなかったが、この世界の一般的な住人からしたら恐怖そのものだろう。


 このまま向かうと衛兵さんを人質に馬車を奪ってここまでやって来たと思われそうなので、衛兵さんを起こしてなんとかたどり着くことができた。


 「ここまでありがとうございました」


 「い、いえ…ぶ、無事送り届けましたので、で、では…」


 衛兵さんは馬が引いてない馬車を人力で引いて門に帰っていった。よっぽどシエスタの運転が堪えたみたいだ。


 王都への門は衛兵さんがちゃんと説明をしてくれたので、疑われることなく入れてくれた。王都は平地に建てられているのか建物の高低差が小さく感じる。


 「大きいわね」


 「そうだね」


 城は門から見えるほど巨大で城というより要塞といった印象だ。街は平地のようだが、城は幾重にも連なる城壁の頂上にあった。あれだけ大きな城だと迷子になりそうだ。


 王都の冒険者ギルドは比較的すぐ見つかった。門の目の前にあればさすがに迷わない。王都の冒険者ギルドはキリカよりも数倍大きい。中に入ると注目を浴びてしまった。やっぱりアッシュとシエスタが目立つ。


 絡まれるわけでもなくただ視線を向けられているだけだ。なので気にせず受付の方に向かう。受付は幾つかあったが、いつも通りSランク専用の受付に向かう。受付は王都だけあって美人揃いだが、僕はロリコンなので怖じ気づいたりしない。


 「ようこそ、王都東支部冒険者ギルドへ。こちらへはどのようなご用事でしょうか?」


 「キリカ街で新しくSランクになったソウタと言います。報告にと参りました。あ、あとこれカヨコさんって方からの推薦状です」


 「確認させていただきます。それとギルドカードの提示をお願いします。少々お待ちください」


 ギルドカードを渡すと受付嬢は奥へと進んでいった。待つのも暇なのでスズネを愛でることにした。アウェイ空間で離れるわけにもいかないので、近くで寛いでいる。といってもここの冒険者達はアッシュとシエスタから距離を置いてる。


 見知らぬSランクの魔物をいきなり受け入れるなんてことは難しい。キリカの冒険者がおかしいわけではない、いや十分おかしかった。

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