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流されたものの行方  作者: 『食べられません』を食べた人
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第109話 ロリにはロリ以外何も求めない

 幼女に乗られてひゃはーしてたらなんとか村にたどり着くことができた。これが高校生くらいの女の子ならいい匂いがしただろう。幼女なら何がある?と言われたら…何があるんだろう?


 僕はロリでもふもふなスズネが好きなのだが、なにもない幼女に何を抱ける?いや、ないな。僕は幼女というブランドに振り回されていたのかもしれない。


 「サリア!!」


 「おかあさぁーん!!」


 僕は幼女とはなにか?幼女に何を抱く?とホンの少し下世話なことを思い浮かべている間に背中のロリは村の入り口でスタンバっていた母親のもとへ走っていった。


 感動の再開にスズネとアリスは目尻に涙を浮かべる。それに呼応するように僕も別の意味で涙を浮かべた。幼女に何を求める?それは幼女という可愛さと癒しだ!何を抱く?それは…ロリであることだ!


 僕はロリであればロリにはそれ以上は求めない!くっ…僕は何てことをしてしまったんだ。せっかくロリが背中で呼吸していたのに、何も感じようとしないなんて…勿体なかった。


 「ソウタ?」


 「スズネ…抱き締めてもいいかな?」


 「それくらいならいいわよ?」


 「ありがとう…」


 僕は身近な合法ロリであり僕の彼女のスズネを抱きしめて全身でロリを噛み締めた。くっこれがロリの味か…。


 『うわぁ…ソウタ引くわぁ…』


 『ソウタもストレスが溜まっていたのだろう。放っておけ』


 何か聞こえてきたが、あえて聞こえない振りをした。あの二人の突っ込みに乗ってしまえば外界に僕の想いが伝わってしまう恐れがあるからな。


 「娘がお世話になりました…?」


 「おかあさん、ふたりはこいびとなんだって」


 「あらあら」


 僕はじっくりとロリを…いや、スズネを堪能した。なんて言えばいいんだろう…とにかく最高だった。


 「そ、ソウタ…二人が見てるわ…」


 「そうだね」


 「は、はずかしい…」


 「大丈夫だよ、僕は大丈夫だから」


 「わ、わた、私が大丈夫じゃ…」


 あぁ…顔を真っ赤にしてるスズネも可愛いなぁ…。最高だなぁ…。このままあっ!?僕がスズネを堪能していると突然脚が地面から離れ、後方へ投げ飛ばされた。


 「ってて…痛いよ、シエスタ…」


 「グルッ(今のはソウタが悪い)」


 「ちょっとスズネを抱き締めてただけじゃないか」


 「グラァ(長すぎるんだよ、見てみなよ。スズネを)」


 スズネはへなへなと座り込んで顔を真っ赤にしていた。耳と尻尾は忙しなく動いており、動揺と興奮が目に見えていた。


 「グルッ(やりすぎでしょ?)」


 「確かに…でもシエスタに投げられたのは納得がいかない、ちょっと殴らせて」


 「グルッ(やだね)」


 イラッとしたのでシエスタに向けて風槍を飛ばすと軽くスライムボディで弾いた。

 

 「ちっ」


 「グルッ(危ないじゃないか)」


 僕とシエスタはそれから幾度と魔法とスキルを駆使して戦った。僕が風と水で吹き飛ばそうとすると、シエスタは身体をスライムボディに変化させて爪を氷に変化し、地面にさして支える。


 属性としては同じものが扱えるためかなかなか決着がつかない。さすがに殺し合いに発展するような技は扱えない。僕がシエスタと睨み合っていると影がさす。それに気を向けた瞬間に頭に痛みが走る。


 「いった!」


 「グラァ!?(いたっ!?)」


 それはシエスタも同じように頭を押さえていた。僕にはアリスが、シエスタにはアッシュが殴り付けていた。


 「『喧嘩はだめです(だ!)!』」


 「『はい…』」


 僕とシエスタは大人しくアリスとアッシュから説教を受けた。僕がアッシュとシエスタの保護者にと思ってたけど、アリスが加わってアリスとアッシュが僕とシエスタの保護者に成り代わっていた。

野生の鹿がいたので、久しぶりに書いてみました。あと駄菓子屋で2年前の遊戯王買ってみたら、なんか当たったので今度売ってきます。

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