第1話 プロローグ
初投稿(嘘)
推敲するので、内容が変わるかもしれません。途中なので、なんとか完結を目指します。
「ん?ここはどこだ?」
気がついたらなぜか真っ白な世界にいた。
もしかして監禁されてるとか?
いやいや…河原で寝てたからって誘拐されないでしょ。
「なんにもないな。誰か他にいないのかな?」
周りを見渡しても人がいる気配がしなかった。
もしかしたら、僕は夢をみているのかもしれないと思い、寝ることにした。
「…ろ、おい!起きろ!」
ん?誰だよこんなに気持ちいいのに起こすやつは…ん?なんだこのおっさんは…?
目を開くとそこには白い衣を纏い、少し神秘的に光ってるおっさんが立っていた。日光を浴びているような感覚だった。
「うるさいなぁ…僕は今忙しいんだ!」
まったく…人が気持ちよく寝てるところを起こすなんて。どうかしてるよ。それにしても眩しいな。
またあの真っ白な空間だ。どうしてこんなところにいるんだ?川で寝てたけど、三途の川で寝てた訳じゃないんだが。
「なんだと!私がわざわざ起こしてやったのに、その態度はなんだ!」
光ってるおっさんは青筋を浮かべて怒っている。
なんだこのおっさん?沸点低すぎだろ。あれ?そういえばまだ真っ白な世界だな。それにしても眩しいな。カーテンとかないですか?寝起きにこのまぶしさは辛いんですけど?
「まったく、こんな多忙な仕事受けたくなかったぞ!」
仕事ってなんだ?とりあえずここがどこか聞くか。
「なぁ?おっさん?ここはどこなんだ?」
光ってるおっさんはなぜか振動し始めた。トイレでも我慢しているのだろう。
「おっさんだと!?そんなのも知らんのか!というかお前は寝てないで、さっさと立て!」
知ってると思ったことがすごいな。それにしても眩しいな。直視できないんだが…家に一人いたら電気代が安くなるんじゃないか?
「ここは死後に転生を行う空間だ、ちなみに私は転生を司る最高位の神である!頭が高いぞ!」
ものすごく偉そうに上から目線で話し掛けてきた。頭高いかな?どちらかというと見上げてるのだけれど。
おっさんに言われても嬉しくないな。ここはやっぱり巨乳のお姉さんか、ロリコンじゃないけど、幼女とかの方がよかったな。おっさんにされて嬉しいことなんてなんもない。
死後の世界ねぇ…こんな殺風景なのか、どちらかというとこう…森があって泉がある庭園みたいなところかと思ってたよ。もしやこいつの趣味なのか?
最高位の神ならもっと場所を選んでほしいな。センスの欠片も感じられないんだけど!転生神ねぇ…転生?死後?あれ?
「なんで僕がここにいるのかな?」
これは気になる。あれだけ良い天気だ。熱中症で三途の川を渡る一歩手前だったのかな?どちらにしてもこんな硬くて真っ白な床よりもふかふかのベッドで寝ていたい。
「それは死んだからな。」
光ってるおっさんはどうしてわからないの?みたいな顔をして素っ気なく言ってきた。
理解に苦しみ、「は?」と呟くことしかできなかった。
食べられませんと書いてあるものは食べないようにしましょう!(迫真