第5話 負のオーラ
今回から、書き方を変えていきます。前までの書き方とは変わってしまうかも知れませんが、ご了承ください。これからは時々1日2つ投稿していくこともありますので、見ていってください!!
……目が覚めた。
あの後完全敗北した俺はいつも通り下校し、珍しく、PCもスマホの電源を入れることもなくすぐに、寝た。と言うか、完全に意識が飛んで放心状態だったから寝るしかすることしかなかった。
そして、昨日同様家から追い出された俺はまたも学校と言う地獄に行くことになった。
…なんというか2年生になってからお母さんが家でゴロゴロさせてくれなくなった。1年生の時はもっと休ませてくれたんだけれどな
そう思っていたら準備が出来たので朝ごはんも食べず玄関を開けた。もちろんだが音崎が小説を読みながら待っていた。
ここで、ため息を1つついて『いつも通りか』、と言う顔をして。話しかけずに通り過ぎた。もちろん後から追いついてきて横で小説を読みながら歩き始めた。いつも通りスマホでネットニュースを目を通し、スグにタブを切ってソシャゲを…しまった。いつも通り過ぎて昨日のこと忘れてしまっていた。恐る恐る横を見ると…案の定であった。
「つ、つ、つばくん……」
音崎はまるで小鹿のように、細い足をプルプル震わせ、震えた声だが怒ってるように話しかけて来た
「つばくん、協力してくれるんじゃなかったの! これじゃ本末転倒だよ! 」
「いや、悪かった。うん。昨日のこと忘れてたわけじゃ無かったんだけどさ、なんというかいつもの癖と言うかさ…な? 」
首すぎを左手でかいて、笑顔で答えた。
「何が、な?よ!で?昨日の下校の時話したこと考えてきた??」
「あ、忘れてた」
忘れていたこと思い出し、途端に焦っていた。
音崎はそれを見て、頬を膨らませ怒る表情を見せた。
昨日の下校時に、対処法、抑える方法を考えてくる約束だった…爆睡だったな
「そんなことよりな」
「何がそんなことよりってなによー! !もう!協力してくれるんだったらどうでもいい事じゃないでしょ!!」
音崎の怒りがヒートアップして行った。
あはは…いや、引き篭もりにはしんどいなぁ。これ、いつも1人だから何も気にしなくても良いのに、こう…人のこと考えるのは。でもここは言っておくか。
「おとちゃん、今日テストだけど大丈夫??」
途端に音崎の動きが止まり、顔が怒りから焦りに、徐々に青ざめていく…
うちの学校はめんどくさいことに、春休み明け2日後に国語、数学、英語の3教科のテストが開催される。
だから俺も今回はめんどうだけど、学校に行くことにした。音崎は昨日のこと、自分の性癖のことに気が取られすぎて忘れていた様子だ。仕方がない気もするけれど…
動きが止まっていた音崎を置いて歩き始め、後から俯いたまま、どんよりとしたオーラに包まれた音崎がついてくる。そして、そのまま学校に同じクラスに着きそれぞれの席に座った。
そして自分の席の範囲でゴロゴロしているとすぐに、テストが始まった。国語、数学のテストが終わり、英語のテストが始まった。
始まって30分経った頃だ
……なんだろうか。すごく…嫌な予感がする。なんだろう。昨日と同様に嫌なことに巻き込まれそうな予感だ。恐る恐る右隣の席のやつを見ると…なんだこいつ。黒髪のポニーテイルの一見音崎とは違う可愛さ女の子だと思うんだけどいや、完全に悪いことを考えてるような顔をしていて、夢中でテスト用紙ではなく机を必死に見ている。先生が見回りしている時にはちゃっかり隠している…こいつカンニングしている………のか??
言った方が吉か…言わない方が吉か…しかしいずれバレるだろうし…………
考えたが言うのは辞めた、理由はめんどくさいからだ。よし、寝よう。
そして、テストが終了した。
これで、明日から引き篭もりライフがまた満喫できる!!と思いながら、音崎と一緒に帰った。
その時の音崎の顔は…朝よりも負のオーラを纏っていた。
うん。おとちゃん…お疲れ様
読んでくださりありがとうございます!!
カンニングをしていたかも知れない人はまた先で出てきます
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