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72. 黄金の首輪

 グランツとマリーの顔は明るい笑顔で零れそうになっていた。

 冒険者であればギルドに所属している。その為今回の依頼でもどんなに腕の立つ冒険者でも権力による圧力で揉み消される。しかし、シンは冒険者ではない。その上腕も立つ。そしてシンは今回の依頼を請け負うつもりで報酬についての交渉を持ちかけて来た。

 その事を理解した2人はありがたい気持ちでいっぱいになった。


「そ、そうじゃの――……大金貨20枚でどうじゃろう?」


 大金貨20枚。日本円に換算すればおよそ2000万円。そんな金額に皆はまたどよめきが起きる。


「大金貨!?」


「それも20枚・・・」


「また大金!?」


 ヒソヒソ話をするような声量で話す皆。シンは皆に対し「筒抜けだぞ」と思いつつも依頼料の事を改めて検討する。

 行方不明となったBランク冒険者の捜索は相当な危険なもの。依頼料としては十分過ぎる位のものだ。グランツは相場以上の依頼料を提示してきた。だが、シンは金よりも欲しい物があった。


「金よりも俺にそこそこ高ランクのギルドカードをギルド長公認として作ってはくれないか?」


 意外な答えにグランツは驚く。だが、シンの要求はかなり合理的なものだ。Cランク、或いはBランクの冒険者であれば依頼料は良くなるし、できる事も多くなる。上手くいけば身分の高い者しか利用できない施設も利用できるようになる可能性があったからだ。グランツは「高ランク」単語の事を考え改めてシンの報酬を提示する。


「ふむ・・・では依頼達成すれば君をCランク、いやBランク冒険者としてギルドで登録するのはどうかの?」


「しかしギルド長、ギルド本部では納得がいかないと思いますが・・・」


 確かにマリーの言う通り、どこの者とも知れない馬の骨の様な一般人が急にBランク冒険者になるとそれなりの混乱が起きる。それこそ賄賂等の不正や強請等と疑われてしまう。

 そうなればエーデル公国()支部ギルド()の信用は大きく落とす事になる。


「じゃが、腕が立つのは事実じゃ。Bランクに疑問があるなら儂が出向いて説得する」


 グランツは胸を張って言い切る。だが、そんな様子のグランツにマリーは呆れた様に溜息を吐く。


「どう説得なさるおつもりですか?少なくともカードでステータス確認と、試験をさせる必要はありますよ」


 説得する上で論より証拠と言うようにシンを連れて行った方が良い。だが、Bランクに引き上げるとなると、どうしてもカード作成と試験は受けさせる必要にはなる。


「む、それは・・・」


 グランツはマリーの言葉にぐうの音も出なくなった。シンはマリーの口から出た「カードでステータス確認」を聞いて慌てて別の提案をする。魔法が効かないシンにとっては拙い事だ。


「俺がギルドカードを欲しいのは、何の制限もなく国の出入り出来る権利と、ギルドで依頼を請け負う事ができる権利が欲しいからだ。もしギルドカード以外で入国がしやすくなる代物があるならそれでもいいんだが・・・」


 シンの方へ向いていた顔をグランツとマリーはお互い見合わせる。するとニヤリと2人は笑う。シンの頭の上にはクエスチョンマークが出ていたがグランツの次の言葉でそれは解消される。


「それなら「銀のメダル」で良いかの?」


「そうですね」


「「銀のメダル」?」


 言葉通りであれば只の銀のメダルだろう。だが、シンが提案したのに対して「銀のメダル」と言うものをグランツは提案してマリーは頭を縦に振った。特別な何かと見て間違いないだろう。


「一般人が使えない事が使えるようになる物じゃ。例えば検問所等の関所を素通りできるし、貴族しか利用できない施設も使える。また、何かあればギルドが後ろ盾になるという証じゃよ」


「冒険者と同じって事か?」


「それ以上じゃよ。場合によってはその国の王に謁見する事もできる」


 グランツは立ち上がりテーブルの引き出しの中から桐の様な箱を取り出した。それをソファがあるテーブル側に置き蓋を開ける。

 箱の中には赤い布が敷き詰められていた。その上には「銀のメダル」と言う位だから実際本当に銀のメダルだった。大きさは懐中時計とほぼ同じ。だが、だからと言って懐中時計の様に機械細工等の仕掛けがあるようには見えない。見た通りのメダルだった。メダルの渕の厚さは5mm程だろう。そこには100円玉の様にギザギザがあり、トランプのスペードの様なマークが十字架の様な形になったレリーフがあった。

 物量的にも、これの存在としてもずっしりとした重みのある代物だった。

 シンは大きく見開く。


「こんな凄い物を依頼達成すれば俺に譲っていいのか?」


 グランツは頭を縦に振る。


「浅はかな者であればそれを売ろうとする。そんな奴にそれを渡さん。じゃが、君はそれの本当の価値を知っている。そんな事はしないと判断したまでじゃよ」


 グランツは穏やかに答えるのに対しシンは求めていた答えとは違う事を言った。


「そうじゃなくて、これは下手をすればギルドカードよりもとんでもない物なんだろ?それを俺に渡すという判断の理由は?」


 シンは「銀のメダル」をどういった基準で渡されるのかが分からなかった。その事をやっと理解したグランツは簡潔に答える。


「これはの、将来人々に大いなる恩恵を齎すであろう者に送られる特別な物じゃよ。それは一般人であれ、貴族であれ、それは関係ないからの」


「・・・俺にはその資格があると?」


 グランツは無言で頷く。この「銀のメダル」を報酬として扱っている事を考えれば、これの価値を知り、実力に見合う者でなければ手にする事ができないようだ。

 シンはこのメダルの価値を知っている。これだけでも十分な判断材料の内の一つだった。マリーはグランツの頷きを補足するかのように言った。


「現に一般の10歳の少年がそれを持っていますしね」


 シンはマリーが言った「10歳」と言う単語に反応する。


「え、10歳の少年に持たせているのか?大丈夫なのか?」


 シンが危惧していた事を察してなのかマリーはにこやかに答える。


「はい、その子はDランクの冒険者顔負けの実力を持ち合わせてますので」


「そうか・・・」


 Dランクはどのくらいの者かは知らなかったが、最低ランクはFだ。マリーが言っていた事も考えれば少なくともDランク以上Cランク以下の実力と見て間違いないだろう。

 シンはその10歳の少年がDランクの実力であれば持たせても問題ない。そうであればこれ以上何も言う事は無かった。


(取敢えず、実力があり、ギルドが認められさえすれば誰でも手に入れる事ができる。例えそれが幼い子供であったとしても・・・)


 シンはグランツの方へ向く。


「・・・・・」


 グランツはギルド長になるまで長い間冒険者として生きてきた。その為色々な人と関わりを持つ事で人を見る事に長けてきたのだろう。その証拠にグランツの目は自信満々の目でシンを見ていた。

「銀のメダル」は一般人でも知っているが簡単に手に入らない代物の様である事を改めて知ったシン。


(後は実力・・・依頼さえ何とかすれば、このメダルを手に入れる、か・・・)


 何気なくメダルを見たシンはふと帝国支部ギルドで行った手続きの事を頭の中でよぎる。水晶に手をかざし、魔力によって自分の情報を読み取るあの手続き。ここでも同じである可能性は十分にあった。シンは不安になり、手続きの有無を訊ねる。


「これはギルドカードみたいな手続きは必要なのか?」


 グランツは頭を横に振る。


「必要は無い。これ自体はただのメダルじゃよ」


「「ただの」?もしかして魔法の類の力は無いという事か?」


「うむ、君の言う通り魔法の力はない。ただあるのはギルドが後ろ盾である事と特権じゃよ。それから表面に持ち主になるであろう者の名前を刻まれる」


 丁度その時、アカツキから通信が入る。


「ボス、そのジジイの言う通り、魔法と思わしき光る靄の様な物は無い」


「(ジジイって・・・まぁ、いいか)そうか。これは再発行できるのか?」


「できるが、かなり難しくなるからの。下手をすれば10年くらい待たなければならないからの」


「10年」という単語に少し驚き訊ねるシン。


「何故10年も?」


「なくした事への罰則じゃよ。また万が一盗まれて悪用された場合、罰則として相当額の罰金を支払い命令が出る。悪用した者が本人であればギルド追放の上、犯罪奴隷じゃよ。赤の他人ならばその者は極刑じゃよ」


 グランツはシンを睨み付ける様な目で見る。

 この世界において犯罪者の扱いは奴隷となっている。奴隷となっている理由は様々あるが、犯罪者を収容する施設が無いという理由だからだ。また犯罪者に生活の面倒を見る、という概念が無い、或いは嫌悪されている為奴隷となっている。因みにこの場合の奴隷の労働内容は性的なものはなく、鉱山や開墾、資材や荷物の運搬等の労働目的となっている。

 グランツがメダルの本当の価値を知っているシンに念のために言ってきた。


「・・・そうか、結構厳しいんだな」


「それだけ重要な物という事じゃよ」


 シンは改めて銀のメダルを見る。

 将来人々に大いなる恩恵を齎すであろう者に渡される。聞こえはいいがそんな人材をギルドで縛り付ける物。言ってみれば気に入ったものに唾を付ける様なものだ。


(要は、黄金の首輪って事か・・・)


 シンがそう考えているとグランツとマリーから視線を感じる。そろそろ答えを出さねばならない。

 銀のメダルの事をまとめると―――


 ・まず冒険者は誰でも気軽に登録ができるのに対し、銀のメダルはギルドから認められた者だけしか持つ事を許されない。


 ・冒険者はある程度ランクを上げなければ身分が高い者しか利用できない施設を使う事は出来ないが、銀のメダルがあれば問題なく使える。


 ・持つに当たってはかなりのリスクがある事。例えば、悪用された場合、罰則として相当額の罰金を支払い命令が出る等。


 ・将来人々に大いなる恩恵を齎すであろう人材をギルドで縛り付ける物でもある事。


 ・そしてシンにとっては何よりも重要な事。銀のメダル(これ)は只のメダルであり、特権と身分証明ができる代物である事。その為シンの偽りの身分ができる。


 ここまで「銀のメダル」について大まかな事を知ったシンはさっき提示されたギルドの依頼を受ける。


「分かった。これと大金貨10枚を報酬としてその依頼を受ける」


 それを聞いた2人。光明が見え、動けずにいた事が動くことができる様になり、表情が明るくなった。2人は大きく頷く。


「頼んだぞ・・・!」


「お願いします!」


 グランツとマリーは強い口調でシンに託したように言った。

 シンは無言で再び頷いた。


「じゃあ、早速じゃがシン君達以外の者でヨルグでの詳しい事情を聴きたいからヨルグから儂の古い友人がここへ来るように言っておる」


「その人の名前は?」


 ただ何となく、グランツの友人の名前が気になり尋ねるシン。その次の言葉でこの場に居る皆の空気が凍り付いた。


「パーソじゃよ」


「「「・・・・・・・・・え?」」」


 数秒経ってからシン達は疑問符が付いた返答をする。グランツはさっきの説明では分かりにくかったと思い分かりやすく言った。


「む?どうかしたのか?」


「ギルド長はパーソさんとは知り合いなの?」


 エリーが尋ねる。シンはエリーの言葉に疑問を持ち何か言おうとした時、先に口を開いたのはグランツだった。


「む?ああそうか、言っておらんかったな。君がここへ来るまでこの子らにヨルグでの出来事の事を話していたんじゃよ」


「ん?パーソさんとの事をギルド長に話したのか?」


 だがシンは皆とギルド長がパーソの事を当然の様に知っている事に疑問を投げかける。その疑問に答えたのはナーモだった。


「うん、話した。ヨルグでの出来事を全て話すように、ってギルド長が・・・」


「そうか・・・」


 グランツは皆にヨルグでの出来事を全て話す様に言ったのだ。皆はグランツの言葉通りに全て話した。当然シンがヨルグでの取引の事を話した際の事も出る。その時にパーソの話が出た。その時グランツはパーソとの関係を話していなかった。

 グランツは話を続ける。しかし次の言葉でシンはこの場の誰よりも事の深刻さに気が付く。


「ヨルグにいると聞いていたので1週間前にこちらに来るように手紙を送っておいたのじゃよ。今日あたり着くんじゃないかの?」


 それを聞いたシンは顔が強張り、グランツの方へ真っ直ぐ見て聞き返す。


「・・・・・・・今なんて・・・?」


「ん?じゃからヨルグにいるって・・・」


「その後だ!」


 シンは怒鳴る様に言う。グランツは少し後ろに引く位驚く。


「「1週間前にこちらに来るように手紙を送った」?」


 何が聞きたいのかさっぱり分からないグランツ。シンは間髪入れずすぐに別の質問する。


「それで、パーソさんがここに着くのはいつなんだ?」


「多分じゃが、今日だと思うがの」


「・・・・・・・・」


 シンは黙ってじっと考え込む。シンのその様子にグランツは声を掛ける。


「どうかしたのかね?」


 シンはグランツの方へ向く。


「ギルド長、その時の手紙の内容を詳しく教えてくれないか?」


 グランツは眉を八の字になる。


「すまん、詳しくは覚えておらん」


「大まかでいい」


 グランツは申し訳なさそうに言うがシンはそれでもかまわない事を伝える。グランツは顎に手を添え、「う~ん」と唸りながら思い出す。


「確か「ヨルグの事について一商人として意見を聞きたい。もし来るのであればお早めに」だったかの?それでこっちに来ることになった事の手紙が来たかのぅ?」


 本当に大まか、と言うより大雑把だった。しかし、シンはそれでも大きな手掛かりになったシンは変わらずグランツの方へまっすぐ見て次の質問をする。


「ヨルグからここまで来るのにかかる時間はどの位だ?」


「確か、遅くとも2日くらいかの」


「パーソさんの所に専属の護衛は?」


「いるはずじゃが・・・」


「その護衛の数は?」


「確か2人くらいだったかの?」


 シンの次の言葉でこの場に居る全員が凍り付いた。


「・・・その2人の護衛だけでここまで来れると思うか?」


「「「!」」」


 グランツはシンが何が言いたいのかやっと分かった。

 護衛を付ける人数が少なければどこからか戦力を補充する必要がある。身近で手っ取り早く手に入れる方法は冒険者ギルドだ。だが、帝国支部ギルドは疑惑の塊。そこから帝国の息のかかった者達が護衛についていてもおかしくなかった。

 漸く分かった途端、苦虫を噛み潰したような顔をするグランツ。


「・・・そう言えばギルドに通さずここまで来てくれとは無かったな」


 つまりグランツはパーソにエーデル支部ギルド(ここ)に来るまで帝国支部ギルドに言わず来てくれとは言っていなかった。


「人を寄越さなかったのか!?」


 少し声を荒げるシン。グランツは冷静ながらもどこか後悔の念が窺えるような声色で答える。


「誰が敵で誰が味方かが分からぬからの・・・。儂かマリーが出向けばまたアイトス帝国から何か言われるかもしれんからの」


 冒険者は定住地の無い根無し草のような生活をしている。その為その場で一時的に留まる事はあっても定住する事は無い。そんな生活している冒険者達を誰が味方で誰が敵かなんて分からない。

 また、確実な情報も無しに動けばアイトス帝国から圧力がかかる可能性があった。何も無かったとしても2人の身に何かあってもおかしくは無かった。それこそ下手をすればグランツもマリーも洗脳されていた可能性もあった。もし元Aランクの冒険者が洗脳されれば相手に塩以上の物を送る事になる。


「・・・・・・・・・・・・」


 それを聞いたシンはまた黙って考え込む。

 シンの顔を見るグランツ。無表情なのに伝わる焦燥感。何かただ事ではない事が起きるかもしれない。そう思ったグランツ。


「!」


 シンは何か頭の中で繋がった様な閃きが起き、目をカッと見開く。そして


「拙い!」


 そう言ってギルド室から急いで出た。


「「・・・・・・・・」」


 グランツとマリーは顔を見合わせ、グランツはシンの後を追う様に付いて行き、マリーは何かあった時の為に全員とこの場に残った。



 ギルドの外に出たシン。大通りの真ん中で周りを見回していた。周りは巨人族と小人族、冒険者や行商人が行き交っているだけだった。


「・・・・・・・・」


 キョロキョロと見ているとシンの後ろからグランツが追い付いた。


「シン君!」


 後ろへ振り向きグランツを見る。


「君はもう来たのかと考えていたのかね?」


「ああ、まさかと考えていたからな」


 グランツの様子を少しだけ見て、再度周りを見る。すると、ある視線を感じるシン。


「!」


 シンは視線がする方向へ目を向ける。その時アカツキから通信が入る。


「今ボスが向いている方角からパーソ氏と6人程の冒険者達がそっちに向かっている」


 シンは注意深く見ているとそれらしき団体が見えた。


「あれか・・・!」


「それからボス、リースとニニラもいる」


「何・・・!?」


 パーソと6人の冒険者の中にリースとニニラがいるのを見つけたシン。グランツはシンが見ている方角へ目を向ける。


「来たのか?」


「ああ、今こっちに向かってきている」


「!」


 シンとグランツとパーソ達との距離は10mと少し最初に声を掛けたのはパーソだった。


「おお、グランツ!それにシン殿!」


 事情も知らず呑気に気軽な挨拶をするパーソ。するとその時ある人間が見えた。その人物を見た瞬間シンは叫ぶ。


「パーソさん、こっちまで走って来てくれ!」


「?」


 パーソはシンが何を言っているのか分からなかった。だが次の瞬間その疑問は確信になる。


「・・・!」


 冒険者の様な服を着ていたニニラがいつの間にか剣を握っていた。パーソは後ずさりをする。そこへ同じく冒険者の様な服を着たリースがパーソを守る様にして前へ立つ。


「ニニラさん!?」


 ニニラの隣にいたリースが驚いた様に叫ぶ。だがニニラは構わずシンの方へ近づく。


(やっぱりニニラか・・・)


 シンは改めてニニラである事を確認した。

 ニニラはニヤニヤしながらシンの方へ見る。


「久しぶりねシン。あなたも帝国のために尽くさない?」


 シンはニニラが間違いなくこちらに敵意がある事を確認した。


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