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殺人鬼J村くん。  作者: うずら
9/13

勘違い。

気分転換に一人称を挟もうとしたら、なぜかHになってしまいました。

苦手な方はスルーしてください。

 私は大家です。

 アパート経営をしています。

 交際経験のない独身アラサーでピンチです。

 そろそろ30代の壁を越えます。

 売れ残りは嫌です。


 今日は滞納された家賃の回収に行きます。

 相手はJ村くん。私よりも年下の男の子です。

 別に下心はありません。

 家賃の滞納という弱みにつけ込む気なんて全くないのです。


 ドキドキしながらチャイムを押すと──


「こんにちは。あら? はじめまして」


 ──見知らぬ女がドアを開けました。


 彼女は星円さんといいました。


「あの、J村くんとはどういった関係で?」


「恋人です」


「へ、へぇ! ・・・・・・そうなんですか」

 

 思わず声が上擦ってしまいました。

 いつの間に湧いて出た、この泥棒猫!

 私も狙ってたのに!


「J村くんなら留守ですけど」


 だったらどうしてお前が部屋にいるんだ!

 鍵はどうした!

 ま、まさか・・・・・・


「J村くんと同棲しているんですか?」


「ええ」


 星さんはアッサリ頷きました。


 結婚もしていないのに同棲だなんて!


「彼ああ見えて以外とうぶだから、私が手取り足取り教えてあげてるの」


 一体何をですか!?


「初めは驚いたけど、気にしてないわ。私好みの色に染めるから」


 会話の内容が大人過ぎます!

 もう少し詳しく聞きたい気もしますが、ここで不潔な関係を許すわけにはいきません。


「うちのアパート、女人禁制なんです」


「え、そうなの? 初耳だわ」


 今私が決めました。

 嫉妬なんてしてませんよ?


「あなたも女性よね?」


「私は良いんです。大家ですから」


 このままオーナー権限で追い出そうとしたのですが、


「そんなのダメよ」


 なぜか反対されてしまいました。

 星さんは私の肩をガシッとつかんできます。


「こんな可愛い女の子が狼の檻にひとりぼっちだなんて」


「か、可愛い? わ、私が?」


「ええ」


 初めて言われました! ああ、お姉さま!

 私がフリーズしていると、星さんが──いいえ、お姉さまがトドメとばかりに更なる爆弾発言を投下しました。


「J村くんもそろそろ帰ってくるはずよ。三人で仲良くしましょうね」


 三人で!? 仲良くしシましょう!?

 だから一体何をですか!? お姉さま!?


「よ、用事があるので今度また来ます」


 恋愛経験ゼロの私にはまだ早過ぎます!

 顔が赤らむのを感じながら、脱兎のごとく逃げ出しました。


「ハ〇ーワーク。」変だったので訂正しました。

でもまだ変な気がするので最悪書き直すかもしれません。




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