勘違い。
気分転換に一人称を挟もうとしたら、なぜかHになってしまいました。
苦手な方はスルーしてください。
私は大家です。
アパート経営をしています。
交際経験のない独身アラサーでピンチです。
そろそろ30代の壁を越えます。
売れ残りは嫌です。
今日は滞納された家賃の回収に行きます。
相手はJ村くん。私よりも年下の男の子です。
別に下心はありません。
家賃の滞納という弱みにつけ込む気なんて全くないのです。
ドキドキしながらチャイムを押すと──
「こんにちは。あら? はじめまして」
──見知らぬ女がドアを開けました。
彼女は星円さんといいました。
「あの、J村くんとはどういった関係で?」
「恋人です」
「へ、へぇ! ・・・・・・そうなんですか」
思わず声が上擦ってしまいました。
いつの間に湧いて出た、この泥棒猫!
私も狙ってたのに!
「J村くんなら留守ですけど」
だったらどうしてお前が部屋にいるんだ!
鍵はどうした!
ま、まさか・・・・・・
「J村くんと同棲しているんですか?」
「ええ」
星さんはアッサリ頷きました。
結婚もしていないのに同棲だなんて!
「彼ああ見えて以外とうぶだから、私が手取り足取り教えてあげてるの」
一体何をですか!?
「初めは驚いたけど、気にしてないわ。私好みの色に染めるから」
会話の内容が大人過ぎます!
もう少し詳しく聞きたい気もしますが、ここで不潔な関係を許すわけにはいきません。
「うちのアパート、女人禁制なんです」
「え、そうなの? 初耳だわ」
今私が決めました。
嫉妬なんてしてませんよ?
「あなたも女性よね?」
「私は良いんです。大家ですから」
このままオーナー権限で追い出そうとしたのですが、
「そんなのダメよ」
なぜか反対されてしまいました。
星さんは私の肩をガシッとつかんできます。
「こんな可愛い女の子が狼の檻にひとりぼっちだなんて」
「か、可愛い? わ、私が?」
「ええ」
初めて言われました! ああ、お姉さま!
私がフリーズしていると、星さんが──いいえ、お姉さまがトドメとばかりに更なる爆弾発言を投下しました。
「J村くんもそろそろ帰ってくるはずよ。三人で仲良くしましょうね」
三人で!? 仲良くしシましょう!?
だから一体何をですか!? お姉さま!?
「よ、用事があるので今度また来ます」
恋愛経験ゼロの私にはまだ早過ぎます!
顔が赤らむのを感じながら、脱兎のごとく逃げ出しました。
「ハ〇ーワーク。」変だったので訂正しました。
でもまだ変な気がするので最悪書き直すかもしれません。