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殺人鬼J村くん。  作者: うずら
8/13

ハ〇ーワーク。(訂正)

言葉遣いがおかしかったので訂正しました。

 J村くんは無職です。

 コンビニ店長を怒らせ、アルバイトをクビになりました。

 強盗を撃退した時に、店をメチャクチャにしたからです。

 危うく過剰防衛と銃刀法違反で捕まるところでした。

 

 J村くんがハ〇ーワークに行くと、個別のブースに通されました。

 職員が端末でオススメの仕事を調べてくれます。


「介護なんてどう? 大量募集あるよ」


 プリントアウトした公募を見せてくれます。

 

「資格がない」


「働きながら取れるから大丈夫」


 J村くんは少し考えた後、首を横に振りました。


「何か物を作る仕事がいいな」


 しかし職員は諦めません。


「それなら介護だよ。人との絆が作れるよ」


「他の仕事もね」


「直接、触れ合えるのは介護だけだって」


「時間の融通が利く仕事がいい」


「ならやっぱり介護だよ。シフト制もあるから」


 J村くんが辟易したように顔を歪めます。


「さっきからそればっかり」


「ここ紹介すると特別手当がもらえるんだ」


「・・・・・・」


 J村くんが白い目で見ると、


「あ、ヤバ」


 職員は気まずそうに口を閉じました。

 口は災いの元です。


「い、今のは秘密ね。お礼に良いとこ紹介するから」


「・・・・・・しょうがないな」


 J村くんはため息混じりに頷きました。


「条件はさっきので良い?」


「うん」


「でもさ、J村さんも24でしょ。そろそろ定職に就いても良いんじゃない?」


「まだやりたいことがあるから」


「夢追い型フリーターって奴? 何になりたいの?」


「プロの殺人鬼」


「へー、殺人鬼ねぇ・・・・・・って、ええ!?」


 職員が目を見開きます。


「あ、ヤバ」


「不審者! 誰か警察呼んで!」


 口は災いの元です。


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