表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

走れメロスを読んで

今日私は勉強に疲れ果て、何かをしようという気持ちが起こらなくなった。

そこで私はふと思い至り、勉強道具を机の端に追いやり何か気晴らしに本でも読むことにして本棚に目を向けた。どの本を読むか膨大な数の本を眺めていると、ある一冊の本のタイトルに目が留まった。それは日本人なら大抵の人が知っている作品『走れメロス』であった。


私はなんとなく『走れメロス』を朗読することにした。それはほんの気まぐれだったのだが、いつの間にか感情移入してしまってただ朗読するだけでなく、その者の感情や情景を考えながら朗読した。


朗読をし始めてどれほどの時がたったであろうか、私は遂にその本を読み終えて本を閉じた。そこで気が付いた。私の頬には一筋の涙がつたっていたのだ。意識してしまうとその涙は止まるどころか目からとめどなく溢れてきた。


『走れメロス』は小学校か中学校のどちらかで読んでしまっているため高校生や大学生、社会人の方々はなかなか手を取ることがないだろう。私だって気まぐれでたまたま本棚にあったこれを手に取っただけで、本棚になかったらこれから先読むことはなかったかもしれない。だからこそ手にとって読んだものとして伝えたい。走れメロスを手に取り朗読して欲しい。恥ずかしさなどは捨てて全力で朗読して欲しい。私はそうすることで今は穏やかな気持ちで過ごすことが出来ている。自分の将来についての不安や他人に合わせて生きていく息苦しさ、日々のストレスなどによって重くなっていた心が解き放たれたかのように軽くなっている。馬鹿らしいと思うかもしれないが、朗読する時間はかかっても十数分だ。試してみる価値はあると思う。


これを読んで一人でも多く『走れメロス』に、その他の昔の作品に触れてくれたらと思う。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ