実験1:ひらがなの限界は? 実験2:カタカナもいけるんじゃないのかな?
お昼ごはん休憩が終わったので実験再開です。
某回転寿司に行ってきましたが、あまりのネタの鮮度に二度と行かないと決めてきました。
ゴホン……
おさらいです。
現在わかってる事は
・ルビ元となる文字は10文字までが限界
・アルファベットも漢字、同様《》を使うことで「|」無しのルビが振れる
・アルファベットと漢字は、連続10文字までルビ元として《》を使うことで「|」無しのルビが振れる
では、実験開始です。
実験1:ひらがなの限界は?
自分の欲求→バディのにくきゅうとのふれあい
15文字(ひらがな15文字)で構成
これがこの実験のそもそもの疑問です。
なぜこいつは15文字でルビになったのか・・・。
日本古来の「いろはにほへと」でさっそく検証開始です。
ルビ15文字
ルビ20文字
|ルビ25文字《いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねならむうゐ》
おや、25文字で失敗してますね。
では、20文字から1文字づつ試してみましょう。
ルビ20文字
|ルビ21文字《いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねな》
|ルビ21文字《いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねなら》
|ルビ21文字《いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねならむ》
|ルビ21文字《いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねならむう》
あら、さっそく21文字でルビになりませんでした。
という事は、ひらがなはこれが限界なのでしょうか……?
ルビ元10文字ルビ20文字
いろはにほへとちりぬ
ルビ元10文字ルビ21文字
|いろはにほへとちりぬ《いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねな》
うん、間違いなさそうですね。
ひらがなでルビを振ると、20文字で限界です。
◇◆◇◆◇
実験2:カタカナもいけるんじゃないのかな?
ひらがなをカタカナに入れ換えるだけですので、さくっと終わらせましょう。
ルビ元10文字ルビ20文字
イロハニホヘトチリヌ
ルビ元10文字ルビ21文字
|イロハニホヘトチリヌ《イロハヒホヘトチリヌルヲワカヨタレソツネナ》
予想通り、ひらがなと同じ結果になりました。
というわけで、これまでで判った事のおさらいです。
・ルビ元となる文字は10文字までが限界
・アルファベットも漢字、同様《》を使うことで「|」無しのルビが振れる
・アルファベットと漢字は、連続10文字までルビ元として《》を使うことで
「|」無しのルビが振れる
・ひらがな・カタカナ振れるルビは20文字で限界です。 ← New
せっかくなので、いろはにほへとについて調べてみました。
平安時代末期に流行した『涅槃経』の
「諸行無常 是正滅法 生滅滅己 寂滅為楽」を表すと言われてるそうです。
いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせすん
色は匂へど 散りぬるを
我が世誰そ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず
意味
色は匂へど 散りぬるを
香りよく色美しく咲き誇っている花も、やがては散ってしまう。
諸行無常
我が世誰そ 常ならむ
この世に生きる私たちとて、いつまでも生き続けられるものではない。
是生滅法
有為の奥山 今日越えて
この無常の、有為転変の迷いの奥山を今乗り越えて
生滅滅己
浅き夢見じ 酔ひもせず
悟りの世界に至れば、もはや儚い夢を見ることなく、現象の仮相の世界に酔いしれることもない安らかな心境である。
寂滅為楽