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神と人と竜と  作者: 赤竜帝
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青と黒

今までで一番遅いんじゃないかってぐらい遅くなりましたね、

この季節は忙しーの何の、それでも話考えたり設定考えたりするのは楽しいので、カメさんペースでも書き続けますよ

それでは(∩´。•ω•)⊃ドゾー

「この場所に何か用か?若き者たちよ」

門の前にいた者が立ち上がった。


二十代後半の程の若さの女性で、背は高く、青みがかった白い長い髪を頭の高い位置でポニーテールに結んでいる。


「この場所に何用だ?」


「俺達はギルドの依頼で、このダンジョンにある鉱石と、魔物の素材を取りに来たのだ、ここまで来るのに見つけられなかった鉱石や魔物はこの先にいると思うから、そこを通らせてくれないか?」


「それはできない、この先は特別な場所。不届き者が入らぬよう、そして中にいる者が外に出ないように見張るのが私の役目だ。簡単に人を通す理由には行かんのだ」


「そこをなんとか通らしてくれないか?」


「……ならば、力を示せ。この先に居る魔物は強敵だ、私とて無駄な死者を増やしたくない、そういう目的でここにいるからな。───キミ達三人、誰から来るのだ?」


「私から行かせてもらいます」


アイシャが、一歩前に出て武器を構えた。


「私は門の守り人、レシィー・ノヴァ」


そう言い、どこからともなく杖を出した。


アイシャは相手が急に名乗った事に戸惑ったが、自分も名乗ることにした。


「私はアイシャ・フユツキ・・・行きます!」


アイシャはレシィーに向かって走り出した。


レシィーはその場から動かず、アイシャに向って、火球を放った。


アイシャはそれを横に飛びながら避けた。しかし、アイシャの避けた先にレシィーが魔法を放っていた。アイシャはそれを魔力を纏わせた短剣でレシィーの方へ弾き防いだ、そして直ぐにレシィーに向かって走り出した。


レシィーは自分の放った魔法が自分の方へと弾き返される事に驚きながらも、岩の壁を作り防いだ。そしてその岩の壁をアイシャの方へと向けて爆発させた。するとアイシャに岩の破片が飛び散った。アイシャはそれを反射的に防いだ、そのせいで視界が塞がれその隙に強い電気ショックを浴びせられ、アイシャは動けなくなった。


「私の勝ちだな」


そう言いレシィーは自分の杖をアイシャの頭にコツンと当てた。


アイシャは痺れて動けないため、神威がお姫様抱っこをして、後ろまで運び、壁際に座らした。


「アイシャ、キミの魔力は色で例えると"青"だ。海のように広く全てを包み込む、しかし時には多くの生命を奪う驚異にもなる。これがキミの魔力を見たイメージだ」


「魔力を見る、ナギアも同じ事が出来るな」


「うん、ナギアもできるよ。一緒だね!」


「キミも見る事が出来るのか、なら次はキミと闘おうか!」


「うん!」


ナギアは少し前に出て、やる気満々の様だ。


アイシャが名乗ったようにナギアも名乗った。


「ナギア・フユツキ…、行くよ!」


ナギアは両手に鱗を纏わせ、背中の翼を大きくひるがえし、レシィーに向かって飛び立った。


レシィーはアイシャの時と同じ様に火球を放った。


ナギアはそれを避けず、正面からぶつかった。火球はその場で四散した、その中から更に鱗を纏ったナギアが現れた。


「竜鱗武装!!」


それは、竜鱗で作った鎧を纏ったような姿だった。人の姿の動きやすさと器用さ、竜の力強さと頑丈さ、その両方を兼ね備えた姿だ。


レシィーはナギアの変化に驚きながらも冷静に魔法を放ちながらナギアと一定の距離を保っている。レシィーは、威力のあまり無い魔法を弾幕の様に放ちながら、たまに致命傷になりかねない一撃を混ぜながら魔法を放った。


しかし、ナギアは威力が低いのは避けずに防ぐが、たまに来る高威力の魔法は確実に避けていた。魔力を見る目と、竜としての本能で見極めている。


ナギアはレシィーに近付こうとしているが、なかなか距離を詰めれないでいる。


「近付けない!」


思うようにいかず、イライラしてきている。


「私もキミの攻撃を食らったらひとたまりもないからね」


二人の距離は一向に変わらず、レシィーの一方的な攻撃が続いてる。


しかし、いくら防御出来ても限度がある。攻撃を受け続ければいつかは崩れる、ナギアの鱗の鎧は次第に傷が付き、ヒビが入り。結果、鱗は崩れ竜鱗装モードは解けてしまった。


流石にナギアは負けを認めざるを得なかった。


「グスン…」


ナギアは涙目になりながら、本当に悔しそうに神威とアイシャの所に歩いてきた。


「負けちゃった…」


「そんなに落ち込むことはないって、誰だって何度も敗北は経験するもんだ」


そう言いながら神威は、ナギアの頭を撫でた。ナギアは静かに頷いた。


「その通りだ。ナギア、キミの魔力は色で例えると"黒"だ。何にも染まらず、自分と言う存在を周りに大きく影響を与えることが出来る。これがキミの魔力を見たイメージだ」


その言葉を聞いて、ナギアは何かを考え始めた。


「最後にキミの番だね」


レシィーは神威を指さし言った。


「俺はいつでも大丈夫だけど、さっきまでナギアと戦っていて、魔力とかは大丈夫なのか?もし必要なら休憩を挟んでもいいけど」


「それじゃあ、お言葉に甘えさせてもらうとしよう」


そう言い、レシィーはその場に座り込み、液体の入ったりビンを取り出し、それを一気に飲み干した。


「ふぅ、これで魔力は良いとして体力は……、少し寝たら良いか。今から少しだけ寝させてもらう」


レシィーはそう言って直ぐに、座ったまま寝始めた。


その間、神威達は特に何かをする訳でもなく、レシィーが、起きるのを待つことにした。




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