家名と本気
遅くなりました。
どんなに遅くなっても失踪はしませんから安心してください。
それでは(∩´。•ω•)⊃ドゾー
結婚式が終わり、神威はアイシャ達と一緒にカイゼルと、闘うために王宮の闘技場に向かっている。
「結婚式が終わったは良いけど、なんか俺とアイシャの共通点が欲しいな」
「そうですか?私はカムイさんと結婚できて、充分幸せですけど、そうですね…、貴族とかだと家名が変わったりとしますが、私は家名を持ってませんからね、カムイさんは持ってますか?」
「持ってるぞ、家名」
「え?持ってたんですか、初めて聞きましたが…」
「そういえば、こっちの世界に来て1回も話したこと無かったな、元の世界だと俺の名前は、冬月 神威、だから、こっちの世界だと、家名があとに来るみたいだから、カムイ フユツキ、になるのか」
「私は、アイシャ フユツキ、ですか」
「そうなるな、これで、俺とアイシャの結婚してからの共通点ができたな」
「ふふ、そうですね」
アイシャは、とても嬉しそうに笑っている。
「どうした?アイシャ?」
「いえ、今更ながら、今とても幸せだなぁ、って思ってつい」
「そうだな、でもまだ結婚してから、数時間も経っていないのに、それじゃあ、この先色々あって忙しいよ」
「幸せな事で忙しくなるのは、とてもいい事ですね」
「確かに、そうだな」
神威とアイシャは今後の事について話していると王宮の前まで来た。
王宮の入口の門にはいつも通り、門番が居るが、神威やアイシャは要件を伝えるだけですぐに通れるようになっている。
神威もアイシャも、王宮に来て闘技場に行くのにだいぶ慣れてきた。王宮の兵士達も神威の顔を覚え王宮内を歩いていても不審に思わなくなってきた。
闘技場に着くとカイゼルが丁度、ロウレスとの闘いが終わった所だった。
「もう来たのか、思ったより早かったな」
汗をかいている、カイゼルとロウレスがこちらに向かってきた。
「呼んでおいて済まないが、少しの間待ってくれないか、流石にこの状態でカムイと闘うのは無理がある」
「いいですよ、俺は闘いの準備をして待ってます」
「済まないな」
カイゼルとロウレスは闘技場から出て行った。
「じゃあ、俺は先にドーム内に入って待っているか」
「私は外で見てますね」
神威は、先にドーム内に入った。
今回は本気で闘う為、神威は神化武装を使った。 その時、神威を中心に魔力が波紋のように広がって行った。
その魔力は、本来ならある程度の攻撃魔法を防ぐことの出来るドームの壁を突き破って周りに広がっていった。その魔力を感じたカイゼルとロウレスは、さっきまでとは違う汗をかいた。
「これが、神威の本気か……、全く勝てる気がしないな」
「やばいッスね、神威君、闘いの準備をするって言ってたッスから、多分闘技場のドームの中に居るッスよね?それなのにここまで魔力が伝わってくるって事は、相当やばいッスね」
「ああ、だがそのぶん闘うのが楽しみだ」
カイゼルが神威の魔力を感じ更にやる気を出している頃、神威はアリスと話をしていた。
「やあやあ、久しぶりだね神威君、ご結婚おめでとう」
「ありがとう、俺が結婚したの知ってたんだな」
「そりゃあ、神様だからね、知ろうとすれば何でもわかるよ。それで、今日はどういった御用で?さしずめ、誰かと闘うから呼んだのかな?」
「正解、もしかして何かしてた?」
「いんや、何も。神様は基本暇だからね、それに、私も神威君に用があったからね」
「俺に?何の御用で」
「えっとね、一つは神威君と、神威君と一緒にいる竜の子に会いたいって言っている、神様が居るのよ」
「俺とナギアにか?」
「そう、それで神様に会うに為に、前に渡した地図があるでしょ?」
「これのことか?」
神威はアイテムボックスから、地図を取り出した。
「そうそれ、その地図は前にも説明したと思うけど、この世界とは違う別の世界に行くための道具なの、その世界は様々な神々が暇つぶしをする為に、私が作った世界なんだけどね、そこで暮らしだした神様も居るわけで、そこで住んでいる神様が神威君と竜の子に会いたいらしいの」
「それは、わかったけど、その世界に行った後どうやって、俺とナギアに会いたいって言っている神様のところに行けばいいの?」
「あっちの世界に行ってくれれば、そこからは私がその場所まで案内するから安心して」
「わかった、いつそこに行けばいい?」
「何時でもいいよ、神様からしたら数年ぐらいあってないようなものだからね」
「それじゃあ、明日の昼前位に行こうかな、話はどれくらいかかりそう?」
「そんなに長くはないと思うよ、それにあっちの世界はこっちの世界に比べて時間の流れが早いからね、あっちで数時間過ごしてもこっちでは数分程度だよ」
「なら、明日で決まりだな」
「わかったよ。それともう一つの話だけど、神威君は私の神化武装を完璧に使えてないのよ」
「そうなのか?」
「だって、私、創造神だよ?それっぽい事なんにもしてないじゃない」
「確かにそうだな、それで一体どういう事ができるのだ?」
「それはね…………、と言う事ができるのだよ」
「これは強いな…」
「でしょ?せっかくだしこの闘いで試してみたら?神威君なら直ぐに使えるようになると思うから」
「わかった」
話が終わると丁度カイゼルがドーム内に入ってきた。
「それがカムイの本気か、見ただけで前とは全く違うな」
「本気ですからね」
「そうか、では行くぞ!」
カイゼルは、神威に向かって走り出した。
「カイゼルさんには悪いけど、俺の本気の実験台になってもらいますよ!」




