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神と人と竜と  作者: 赤竜帝
32/53

経験と決心

夏休み最後です。

学生さんは宿題を終わらせましたか?

私は全くしてないので今から終わらせます。

それでは短いですがどぞ(っ´∀`)っ


 カイゼルとの激闘の帰り神威は興奮冷めやらぬ気持ちでアイシャに闘いのことを話していた。


「カイゼルさん、滅茶苦茶強かった」


「私もお兄ちゃんがあそこまで強かったなんて知りませんでした。でもカムイさん、本気は出してませんよね?」


「まぁ出して無かったけど、やっぱ魔物と違って考える相手だから、闘い方を工夫しなきゃこっちがやられそうになったよ」


「確かに人間と魔物とでは大きく変わりますからね、いい経験になりましたね」


「うん、とてもいい経験になったよ」


「良かったですね。それでこの後はどうします?カムイさんが疲れているならこのまま宿に戻ろうと思っていますが」


「いや、まだ余裕もあるし近くの森にでも行って金稼ぎの為になにか探しに行こうかなと」


「それでしたら私も行きます。ナギちゃんが居るにしても今のカムイさんを1人にするのは心配ですから」


「もしかして迷惑かけてしまってる?」


「冗談ですよ、私が一緒に行きたいだけです」


「それならいいけど」


「それなら早く行きましょう。時間もそこまで余裕がある訳じゃないので早くしないとすぐに日が暮れちゃいますよ」


 そう言いながらアイシャは駆け足で走り出した。


 神威も遅れずと走って追いかけて行った。




 一方その頃、カイゼルも自室でロウレスと話をしていた。


「団長、お疲れ様ッス、カムイくんとの闘いはどうでしたか」


「とても悔しいな、カムイに一切本気を出さすことが出来なかった。ここまで実力が離れているとはな」


「妹さんも言ってたッスよ、カムイくんが魔法を使ってないからまだ本気じゃないって」


「いや、魔法どころか魔力を全く使ってなかった」


「ん?それってつまり?」


「魔力による身体能力の強化を一切してなかった、て事だ。カムイは素の身体能力で全力で魔力強化をした俺の身体能力を上回っていた事になる」


「……カムイくんの事を知るほど彼の人間離れした強さが実感できるッスね」


「ああ、それにカムイの学習能力の高さだ、最初こそは有利に闘えていたが攻撃をする程それに適応していき挙句の果てには反撃までされる始末だ」


「それは俺も見てて思ったッス。確実にカムイくんが団長の攻撃に対して適応して行ってたッスね。やっぱりあの学習能力があそこまで強くなれた理由なんスかね」


「かもしれないな。どうにせよこのまま負けたままでは居られん。明日からでも自分を鍛え直して行こうと思う」


「そうでしたら、力不足かもしれないッスけど、俺が相手になるッスよ」


「ああ、頼む。それと俺は今日カムイに負けたことである事を決心した」


「そのある事ってなんスか?」


「カムイにアイシャを嫁にもらってもらうと思う」


「……突然ッスね」


「突然かもしれんが、カムイになら俺はアイシャを任せることが出来る。と言っても最終的に決めるのは本人達だ。俺はあくまでもその切っ掛けを作るだけだ」


「そうッスか、でも2人の様子を見てたら何となく結果がわかるッスけどね」


「ロウレスが思っているような結果になってくれたらいいのだがな……」




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