第3話 異世界に必要なもの
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半年後に異世界に行くことになってしまったので、これからの予定を詰めていこうと思う。 ちなみに授業中である
当たり前な話だが、たかが高校生の自分には異世界に行ったって出来ることは本当に少ない。むこうの文明発達度にもよるが、今の自分には数学の基礎と化学くらいしか使えることはないだろう。一般高校生が使える知識なんてこんなものだ
もしも趣味をもっているのなら、専門的な知識や経験が活用できるかもしれないがそんなものはない。出来る事が増えるという事は可能性が拡がる事に繋がっている。様々な可能性が思い付くならそれに対する対処も思い付き、利用することも出来るのだろう。人生経験なんて無いに等しいがこれは確信している。人生経験は非常識に弱い。人が生きている間に得られる事なんて人付き合いとちゃっちい道徳心くらいなものだろう。そんなことを考えているから常識の中でしか物事を計れないのだろうな。他の考えを拒否することは自分を狭める事になるかもしれないが言い方を変えれば自分が揺らぐことがないのかもしれないが…
話がずれたがこれからは情報が簡単に手に入れる事の出来る今この世界で必要な事から無駄になりそうな知識まで蓄えておこうと思う。無駄な知識も集めるのは意味がないと思われるだろうが、無駄なものも思わぬところで活用出来るかも知れないからだ。そういった意味では無駄なものなんて無いのかもしれない。家をごみ屋敷にするような考え方だが邪魔なものは捨てていくのを忘れないようにしておけば問題は無いだろう。家ではゴミをいっぺんに棄てるタイプだ。必要なものが少ないため一週間はごみを溜めたままでも十分きれいだろう。金が多くあるわけでは無いのでものを余り買わない(買えない)だけなのは秘密だ。そういえば金を集める為にバイトをするのも良いかもしれない。持っていけないだろうが必要になるかもしれない。あいつなら良い仕事場も知っているだろう
…しかしさっきから話が脱線しすぎな気がするな。文字稼ぎなんかじゃあるまいしこんなことしても分かりづらいだけだろう。
さっきまでは主に知識について話したから次はそれ以外についてだ。
まず異世界では恐怖や危険がありふれているのだろう。そのためある程度自分の身を護るため護身術を習うべきだろう。ついでに一通りの武器が使えるようにしておきたいところだ。
あとは恐怖に慣れる様にしておきたい。恐怖は防衛本能としては必須なものだが体を硬直させパニックに陥ることがある。しかしこれは別に特別なことでも無い。
誰だって経験した事はあるはずだお化け屋敷やジェットコースターなどだって人工的ではあるが一種の恐怖だし虫などもそうだろう。バンジージャンプやロシアンルーレットなども命と隣り合わせにある恐怖だろう。
まぁ言ってしまえば恐怖に慣れるため色んな体験をしておこう。っということである。
ホントに余談だが家庭や学校の話もしておきたい。
正直に言ってしまえば家族はいない。所謂孤児と言うやつだ。だからアパートの解約くらいで済むだろう。
学校についてだがこれは半年後から留年という立場で、外国で卒業する。という設定になった。少々手荒だと思うがこれが普通の高校生限界だ。むしろなんで校長に認めさせる事ができたのか不思議なくらいだ。そこまで教師に嫌われてる訳では無いだろうに。あとはテロに巻き込まれて死亡って事にでもしてもらおうか。テロ現場に生徒証でも置いてもらうとか。まぁ、冗談だ。そんなに上手くいくはずがないだろう。その辺は他人に任せるか。
そんなことを考えていたら前から投げられたであろうチョークが顔面に当てられた。
忘れてはいけないが今はは授業中である




