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オタクな僕の日常  作者: みはね
3/8

3日目、学校 変人なクラスメイトと。

サブタイトルの○日目というのは○話目みたいなもので

○日経過した、というわけではないのでご了承下さい。


今回もオタク要素を含めてお送りいたします。


 学校に着き、玄関へ行き、靴を履き替え、教室へ向かう。

 夢華たちは2組で僕は5組だ。そこまで遠くはないかな?

 

「おっはよー!」


 教室に入るなり、同じクラスでツンツン頭のうるさい馬鹿な七原(ななはら)が手をあげ、あいさつしてきた。

 

「おはよ!今日寝坊しちまってバス乗り遅れそうだったわ…」

「へー、蓮が?珍しいな。夜遅くまで筋トレでもしてたか?」


 僕は学校ではスポーツ少年的な立場らしい。

 ていうかそんなに僕ってちゃんとしてる印象なのか?

 今朝も尚紀に遅れたって言ったら珍しがられたし。


「まぁ、そんなとこかな」


 七原にもオタクだってことは隠しているのでそういうことにしておく。

 うーん、やっぱ隠してるのって面倒だな。でも仕方がない。

 あ、一応僕はスポーツ少年までいかなくとも運動が好きだからたまに筋トレすることはあるぞ?

 さすがに夜遅くまで、なんてのはしたことないけど。

 

 そうそう、最初の自己紹介で言い忘れたが僕は陸上部に所属している。

 僕的には帰るのが遅くなって色々できなくなるから部活に入りたくなかったのだが、なにせ運動しないと太るもので…。

 走るのは結構好きだからちょうどいいと思って陸上部に入ったのだ。


「なぁ、おまえ火弾のマリア読んだか?」

「あぁ!読んだ読んだ。めちゃくちゃマリア可愛すぎだろ!」

「いやー、俺的には理香が好きだ!」

「おまえ意外と巨乳好きだよなww」


 ふと同じクラスのオタクの奴の会話が聞こえてきた。

 火弾のマリア…だと……!

 僕も大好きだ!めちゃくちゃ好きだ!

 その挿絵描いてる絵師さんがめちゃくちゃ好きなんだ!

 確かにツンデレなマリアも可愛いけど僕的にはジャソヌが好きだ!

 なんかもうメガネかけてる姿とか可愛すぎてやば(ry

 くっそー、僕もその会話に入りたい…。

 しかもwなんて使ってるぞ。


「まーた、あいつらオタクな話してっし!俺少年マンガしか読まねえからわかんねー」

「俺もだ」


 そいつらを見ながら七原が言ったので僕はすかさず同意した。

 あまり同意なんてしたくないのだけど…。

 あ、一応学校では一人称は僕ではなく俺だ。

 本当は普段も僕じゃなく俺にしたいのだがちょっと慣れないんだよなー。

 学校ではできているから大丈夫だろ、と思うかもしれないけど家で急に俺と言い出すと妹とかがうるさいんだ。

 妹としても兄が俺と言っている方がいいと思うんだが。


「なんだよー、ラノベだっておもしろいぞ?ほら、山瀬と七原もこれ読んでみろよ」


 七原の言葉を聞いたオタクたちがすかさず火弾のマリアを僕たちの前に差し出した。

 

 それ、それ持ってます!ちゃんと最新刊まで持ってます!いつも発売日に買ってます!

 もう本当に内容もいいし絵も可愛いし最高のラノベですよね!


 なんてことも言えず僕は七原の言葉を待つ。

 だって自分からこんなの好きじゃないなんてことも言いたくないし。


「まぁ、可愛いな」


 え!?同意した!?意外な展開だ。


「でもやっぱ無理。なんか俺には合わん」


 あ、やっぱし?ですよねー。

 ちょっと僕は期待してしまったよ。


「俺にも合わなそうだな」


 とりあえず同じような言葉を繰り返しておいた。

 やっぱり本音とは裏腹のことをいうのは良心が痛むぜ…(泣)


「…おはよ、山瀬くん……」


 ふと横から声がしたのでそちらの方へ顔を向ける。

 するとこのクラスではおとなしい感じの柚木(ゆずき)さんが、僕を見上げていた。

 ちょうど自分の席の方へ行こうとしていたみたいだ。

 

 僕は背が高い方である。180まではいかないが175はあるんじゃなかろうか?

 あれ、あんま背高くないかも。

 でもまぁ柚木さんは背がとても低いので必然的に僕を見上げる形になるのだ。


 柚木さんは人見知りというか恥ずかしがり屋らしく前髪が結構長く、長い髪の毛をいつも下ろしている。

 僕と柚木さんは名簿順だと前後になるのでよく喋るようになった。

 だから恥ずかしがり屋な彼女でも僕にはあいさつとかもしてくれる。

 というかたぶん僕は明るく、人懐っこい性格を演じているからそれで話しかけやすいのかもしれないけど。

 意外と柚木さんと話すのはおもしろい。

 それに僕の周りは騒がしい奴らばっかなのでこういうタイプの人がいるのはありがたいのだ。


「おはよ、柚木さん」

「……なんか…山瀬くん、疲れてる………?」


 え!?なんでわかったんだ!?

 あまり顔には出さないようにしてたんだけど。


「こいつ、夜遅くまで筋トレしてたんだとさ。筋肉馬鹿にもほどがある」

「え……大丈夫…?ちゃんと寝ないとだめ、だよ……」

「いやー、なんかいつの間にか時が過ぎちゃうんだよな」


 ほんと、ギャルゲーやってるといつの間にかあんな時間になっちまうんだよ。

 二次元てのは恐ろしい。


「……じゃあ…私が、山瀬くんの身体…直してあげる………」

「ぅえ!?どうやって!?」


 直すとか無理じゃね!?てかそういう身体的な問題って治すって言わないの!?

 しかもなんか身体直すとか怖すぎる…。

 

「…あ、直すの…無理だね……。じゃあ、応援…してあげるから…がんばって………」


 照れ笑いみたいのをしてから柚木さんは席に着いた。

 やっぱり僕の周りには変な人ばかりみたいだ。


「火弾のマリア」です。

「緋弾のアリア」ではないはずです!


こういうネタを入れていきますのでオタクな人が読んでいたら

ちょっとニヤリとしてもらえればと思います。


誤字、脱字がありましたらお知らせ下さい。

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