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上手な歩き方

作者: リィズ・ブランディシュカ




 上手に歩かなければならない。


 僕はしかれた線の上をそろりそろりと歩く。


 この線からはみ出してしまった時の事なんて、想像したくないな。


 僕は、何があっても、この線の上を歩かないといけないんだ。


 どんなに時間をかけてもいい。


 ゆっくり、じっくり。


 最初ははみ出しそうになったり、おぼつかなかったけど、コツがある。


 それを見つけてからは上手に歩けるようになった。


 徐々に早足もできるようになって、最後の方は走る事も可能になった。


 長い時間がかかったけど、なんとか全部線の上を歩き終える事ができた。


 俺は本当に幸せな人生を送れたな。





「大輝は大きくなったら、お医者さんになって高学歴で良い家のお嫁さんをもらうのよ」


「そうだぞ。不良なんかとはつるまず、同じくらいの成績の友達を作るんだ。卒業後に入る会社はその時がきたらパパとママが全部調べてやるからな」


 本当によかった。


 敷かれた道を上手に歩く事ができて。



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