表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/7

序章第6話

上原由香「恵、お弁当食べよ」

河合恵「あ、じゃあ玲奈ちゃんとさやかちゃんも一緒に食べようよ」

高井さやか「うん」

遠藤玲奈「ええ」

河合恵「義宗」

佐伯義宗「ん」

河合恵「こっちに来なよ、一緒に食べよ」

上原由香「恵のご指名なら、まぁ、仕方ないか」

高井さやか「一緒にね」

佐伯義宗「ああ」

飯塚雅也「いや、悪いね、俺まで」

水島依緒「勝手に来たくせに」

飯塚雅也「うるさいな」

河合恵「今日は、いい天気だわ」

日野朱里「恵」

河合恵「ん」

日野朱里「恵、誰と話してんの」

河合恵「あ、嫌、別に、朱里はこれから部活」

日野朱里「おう、恵もいい加減決めたか」

金井こよみ「もう体験入部終わっちゃうよ」

河合恵「それがまだ悩んでてさ」

上原由香「でも早く決めないといつまでも追い掛けられるわよ」

河合恵「陸上か、ハンドボールか、バドミントンとかも、気になるし、いっそ高校では、気分を変えて、文化系の部活でも、手芸と調理部も気になるし」

井上夏希「ほんと優柔不断だなあ」

日野朱里「バスケ部来いよ」

河合恵「私の背じゃキツくない」

日野朱里「いける、いけるって」

五十嵐彩夏「河合さん、ちょっといいかしら」

河合恵「えっ、あ。はい。何ですか、先生」

五十嵐彩夏「部活、まだ決めてないなら。調理部はどうかしら」

河合恵「えっ。調理部ですか」

日野朱里「ん、調理部、でもな」

五十嵐彩夏「調理部の顧問の大川先生から、まだ部活が決まってない子がいたら、見学にって、頼まれたのよ」

河合恵「見学だけなら、いいですけど」

五十嵐彩夏「本当、よかったわ、それじゃあ。調理部は、第2家庭科室で活動してるから。宜しくね」

河合恵「はい」

放課後。私は、第2家庭科室に向かう事にした。

河合恵「調理部か。でも。第2家庭科室って、どこかな」

男子生徒「富永さん」

河合恵「ん。声が聞こえる」

男子生徒「富永さん、好きです。付き合って下さい」

男子生徒が女子生徒に告白していた。

河合恵「えっ。う、マジかよ」

私は、慌てて、隠れた。

河合恵「おい、真っ昼間から、告るなんて、本気かよ」

男子生徒「富永さん、初めて会った時から、好きだったんだ、だから、俺と付き合って下さい」

富永麻美「御免なさい」

男子生徒「え」

富永麻美「悪いんだけど、貴方とは付き合えないわ」

男子生徒「えっ、う。そっか。やっぱ、駄目か。俺なんて、富永さんには釣り合わないよな」

富永麻美「違う、そういうんじゃないわ、今は、誰とも付き合いたくないだけだから」

男子生徒「そっか。分かったよ、それじゃあ」

富永麻美「ええ、ごめんなさい」

男子生徒は立ち去った。

富永麻美「さてと」

河合恵「う」

富永麻美「そこ誰かいるの」

河合恵「えっ」

やばい。見つかった。

河合恵「すみません」

富永麻美「ん」

河合恵「盗み聞きなんかするつもりじゃなかったんですけど出るに出れなくて、ごめんなさい」

富永麻美「いいわ。でも。今、ここでの事は、他には内緒にしといてね」

河合恵「あ、はい。勿論です」凄い美人さんです。赤いリボン、って事は2年生か。

富永麻美「それで、こんな所で何してたの」

河合恵「あ。そうだった。第2家庭科室を探してるんですけど」

富永麻美「ああ、あそこ。分かりにくいわよね、いいわ、案内してあげる」

河合恵「え。でも、いいんですか」

富永麻美「ええ、私も調理部だから」

河合恵「えっ。貴方も調理部なんですか」

富永麻美「ええ、2年の富永麻美よ、宜しくね」

河合恵「はい、1年の河合恵です。宜しくお願いします」

私達は、第2家庭科室に向かった。そして、数分後。第2家庭科室に到着した。

富永麻美「それじゃあ、中に入りましょうか」

河合恵「はい」

長瀬夕紀「あ、麻美」

白石香音「いらっしゃい」

三浦璃子「今日は、早いね」

富永麻美「ええ」

大原真弓「あら。こっちの子は」

富永麻美「あ、この子は、見学の」

河合恵「河合恵です、宜しくお願いします」

荒井麗香「荒井麗香です」

大川里穂「調理部顧問の大川里穂よ。宜しくね」

大原真弓「大原真弓です」

渋谷綾香「渋谷綾香です」

松岡小春「松岡小春です」

長瀬夕紀「長瀬夕紀です」

白石香音「白石香音です」

三浦璃子「三浦璃子です」

寺田加奈子「寺田加奈子です」

武藤麗美「武藤麗美です」

中川千鶴「中川千鶴です」

大川里穂「今日は、クッキーを作りますよ」

全員「はい」数時間後。今日の部活が終わった。

富永麻美「さて、見学してみてどうだった」

中川千鶴「入部する気になったかな」

河合恵「少し、考えてみます」

寺田加奈子「そう、いつでも歓迎するからね」

河合恵「はい」

私は、下校した。翌日。

日野朱里「恵、昨日はどうだったの」

河合恵「よかったよ、このまま、調理部に入部しようかなって」

上原由香「調理部ねえ」

河合恵「そうだわ、由香、義宗、二人も一緒に入ろうよ」

佐伯義宗「えっ」

上原由香「私は」

河合恵「皆で、調理部に行って見ようよ」

佐伯義宗「分かったよ」

上原由香「私もいいよ」放課後。私達は、調理部の部室に向かう。

富永麻美「あ、河合さん、また来てくれたのね。嬉しいわ」

河合恵「はい」

大原真弓「富永さん、オーブンが点かないの、見てくれるかしら」

富永麻美「はい」

河合恵「カッコいいなあ」

宮内奈々「楽しいね」

川本奈々「やっぱりここだね」

柴田未久「先輩達も優しいし」

河合恵「私もうここに決めた」

白石香音「富永さん、今日、あっちはいいの」

富永麻美「あ、もういけない、もうこんな時間だわ、遅刻しちゃう、それじゃあ、お先に失礼します」

河合恵「あれ、麻美先輩、帰っちゃうんですか」

寺田加奈子「富永さんは部活二つを掛け持ちしてるから、忙しいのよ」

河合恵「えっ、富永さん、ここの部長じゃないんですか」

松岡小春「部長は、私。富永さんは、まだ2年生よ」

河合恵「そうなんですか」

富永麻美「よかったら、もう一つの方も見学してく」

河合恵「はい、是非」

宮内奈々「行きます」

数分後。

富永麻美「どうぞ、剣道部へ」

川本茜「へえ、剣道部なんですか」

柴田未久「かっこいー」

富永麻美「遅くなりました。富永です、今日は見学希望者を連れて来ましたよ」 

渕上梓「あら、恵じゃない」

岡野優香「あ、本当だ、恵じゃん」

河合恵「げっ、梓さん、それに、優香も」

岡野優香「げっ、何よ、げって」

村岡洋子「梓、この子達は」

渕上梓「私の後輩達よ」

村岡洋子「へえ、あんたの後輩」

富永麻美「えっ、河合さんって、剣道の経験あるの」

河合恵「え、あ、はい、少しだけで、実力は全然ですけど」

富永麻美「そうなんだ」

上原由香「本当に全然ですよ。私達なんて、ねっ、義宗」

佐伯義宗「ああ」

安浦玲子「全員、集合」

全員「はい」

安浦玲子「剣道部総監督の安浦玲子よ、まず、全員、一人ずつ、自己紹介を」

岡本恭平「男子剣道部監督の岡本恭平だ、宜しくな」

二宮真奈美「女子剣道部監督の二宮真奈美です」

村岡洋子「女子剣道部部長の村岡です」

安藤美穂「女子剣道部副部長の安藤です」

荒川ほのか「1年の荒川です」

海老沢悠「1年の海老沢です」

伊勢崎空「1年の伊勢崎です」

村浜友美「3年の村浜です」

河村美穂「2年の河村です」

河合沙織「2年の河合です」

野沢千夏「3年の野沢です」

田村留美「1年の田村です」

平田美子「2年の平田です」

武田さやか「1年の高橋さやかです」

久野あずさ「1年の久野です」

東野由衣「2年の東野です」

飯野葉子「3年の飯野です」

大塚凛「大塚です」

渕上梓「3年の渕上です」

川口弥生「2年の川口です」

吉沢幸子「2年の吉沢です」

大森みどり「2年の大森です」

富永麻美「2年の富永です」

遠野夏美「2年の遠野です」

川村亜美「2年の川村です」

田村奈々子「2年の田村です」

田中皐月「1年の田中です」

三枝杏奈「三枝です」

飯田麻衣子「飯田です」

野村聖子「野村です」

川崎優子「川崎です」

木下このみ「木下です」

馬場佐和子「馬場です」

吉永智香「吉永です」

久本こずえ「久本です」

石井愛「石井です」

佐々木美紀「佐々木です」

古田恵美子「古田です」

宮田桃子「宮田です」

上原真紀子「上原です」

川本晃子「川本晃子です」

細川大介「男子剣道部部長の細川です」

岡田直也「男子剣道部副部長の岡田です」

伊勢崎学「伊勢崎です」

葉川行輝「葉川です」

高木正太郎「高木です」

橋本敬介「橋本です」

阿部正夫「阿部です」

三沢和彦「三沢です」

藤井智也「藤井です」

武田優介「武田です」

内藤昌宏「内藤です」

安藤真吾「安藤です」

石橋透「石橋です」

小林真彦「小林です」

安田秀幸「安田です」

石塚拓哉「石塚です」

中野龍一「中野です」

森下照彦「森下です」

九条俊介「九条です」

伊藤勝「伊藤です」

石井丈「石井です」

西岡博「西岡です」

田中裕二「田中です」

安浦玲子「自己紹介は、以上ですね、それじゃあ、練習を始めますよ」

岡野優香「ほら、恵、恵も竹刀持って」

河合恵「待ってよ、私は入部なんかしないから」

富永麻美「えっ」

河合恵「剣道はやらないから」

岡野優香「今更、何を」

河合恵「剣道なんて興味ないの」

二宮真奈美「でも、中学の時は剣道部だったんでしょ」

河合恵「そうだけど」

二宮真奈美「だったら」

河合恵「部活の剣道なんて、単なる子供の遊びでしょ、そんなのに、参加するつもりは無いから」

私は、体育館から立ち去ろうとする。

川村亜美「おい、待てよ」

でも、呼び止められた。

川村亜美「おい。てめえ、今、何て言った」

河合恵「えっ」

川村亜美「私達の剣道を、子供の遊びって、言ったのか」

河合恵「だったら、何です」

川村亜美「発言を取り消せ」

河合恵「嫌です」

川村亜美「それなら、私と勝負しろ、私が勝ったら、発言を取り消して、剣道部に入部しろ、使いぱしりの奴隷にしてやる」

河合恵「嫌です、どうして、剣道なんか」

上原由香「分かりました、受けて立ちましょう」

河合恵「ちょっと、由香、何を」

上原由香「恵が勝負に勝てば、二宮さんはもう二度と恵の事を剣道部に勧誘する事が出来ない、これを賭けのルールに加えよう」

河合恵「え」

二宮真奈美「なっ」

河合恵「えっ、嫌だよ、由香」

上原由香「いいから、やれ、やらないとお仕置きよ」

河合恵「えっ。うっ、分かった、やるわ、やればいいんでしょ」

私と生意気女の試合が決定した。

二宮真奈美「それじゃあ、私が審判をするわよ」

川村亜美「ああ」

河合恵「はーい」

二宮真奈美「試合開始」

河合恵「面」川村亜美「面」

河合恵「胴」川村亜美「面」

富永麻美「どっちも凄い気合いだね」川口弥生「反射神経もね」

川村亜美「面」河合恵「面」

村浜友美「打ち込むタイミングが速い」

川村亜美「面」河合恵「面」田村奈々子「亜美、押してるよ、ファイト」

川村亜美「面」河合恵「面」

川村亜美「面」河合恵「キシャアア」

川村亜美「胴」河合恵「キエエアアアアアア」

川村亜美「面」河合恵「ヤーッ」

川村亜美「胴」河合恵「ぅくっ」

川村亜美「小手」河合恵「うっ」二宮真奈美「小手あり」川村亜美の小手が決まった。

川村亜美「良し、まず一本」河合恵「まだよ」二宮真奈美「始め」

川村亜美「面」河合恵「面」

川村亜美「胴」河合恵「ヤー」

川村亜美「小手」河合恵「胴」

河合恵「面」川村亜美「うっ」二宮真奈美「面あり」河合恵の面が決まった。

河合恵「よし、一本返した」川村亜美「追い付かれたか」二宮真奈美「始め」

川村亜美「面」河合恵「面」

川村亜美「胴」河合恵「面」

川村亜美「面」河合恵「胴」

河合恵「面」川村亜美「面」

富永麻美「それは」

村浜友美「成る程ね」

川村亜美「面」河合恵「面」

川村亜美「面」河合恵「キシャアア」

川村亜美「胴」河合恵「キエエアアアアアア」

川村亜美「面」河合恵「ヤーッ」

川村亜美「胴」河合恵「ぅくっ」

川村亜美「胴」河合恵「面」

川村亜美「胴」河合恵「面」

川村亜美「面」河合恵「胴」

川村亜美「面」河合恵「小手」

川村亜美「面」河合恵「キャア」

川村亜美「胴」河合恵「ヤー」

川村亜美「面」河合恵「小手」

川村亜美「面」河合恵「胴」

川村亜美「小手」河合恵「面」

川村亜美「面」河合恵「胴」

川村亜美「小手」河合恵「面」

川村亜美「面」河合恵「小手」

川村亜美「胴」河合恵「面」

川村亜美「小手」河合恵「面」

川村亜美「面」河合恵「面」

川村亜美「面」河合恵「うっ」二宮真奈美「面あり」川村亜美の面が決まった。

川村亜美「やった」河合恵「うっ、負けちゃった」

上原由香「あらら」

川村亜美「おい、約束」河合恵「分かってるわよ、入部するわよ」

私は、剣道部に入部する事になった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ