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序章第4話

翌日。河合恵は、道に迷った。

河合恵「うーん、ここはどこだろう」

その時、謎の美少女二人が話し掛けてきた。

美少女1「ねえ、君」

美少女2「そんな所でどうしたの」

河合恵「えっ、うわあ」

美少女1「あっ、大丈夫かしら」

河合恵「えっ、あっ、はい」

美少女1「御免なさいね、私達が急に話し掛けたりしたから」

河合恵「いえ、大丈夫です、それより、何か用ですか」

美少女2「貴方こそ、どうしたのかしら」

美少女1「新入生、今日は、体育館で、入学式のはずだけど、どうして、そんな所にいるのかしら」

河合恵「それが、あの、とても恥ずかしいんですが、私、道に迷ってしまって」

美少女2「あら、大変。体育館への行き方はわかるかしら」

河合恵「いえ」

美少女1「まあ、それは大変ね、私達が体育館に連れて行ってあげるわ」

河合恵「えっ、いいんですか」

美少女1「ええ、それじゃあ、行きましょうか」

河合恵「はい、お願いします」

河合恵は、体育館に連れて行って貰う事にした。

河合恵「ありがとございます、私、河合恵と言います。ええと、あの」

美少女2「恵さんね。長沢高にようこそ。私は三原巴よ」

川村清香「私は川村清香よ、2年ね」

河合恵「三原先輩と川村先輩、ありがとうございます、時間に間に合うか心配だったんです。でも、案内して貰っていいんですか、先輩達も用事があるんじゃ……」

三原巴「いいのよ。単なる雑用だから」

河合恵「は、雑用」

三原巴「ええ、部活の顧問の先生に、1ヶ月の雑用を命じられてね」

河合恵「1ヶ月ですか」

三原巴「ええ」

河合恵「私にも何かお手伝いできますか」

三原巴「え」

河合恵「あ、今日は入学式があるので無理ですけど、もし後でもお手伝いできるなら」

三原巴「貴方が、私の手伝いをしてくれるの」

河合恵「はい」

三原巴「ありがとう。私、実は史学部の部長をしているの。今日もそれで学園に来ていたのよ。貴方が入部してくれたら嬉しいわ」

河合恵「はい」

川村清香「言っておくけど、私は雑用じゃないわよ」

河合恵「そうなんですか」

川村清香「私はここにある花壇を見に来たのよ」

河合恵「花壇ですか」

川村清香「ここって、花壇が綺麗でしょ」

河合恵「はい、綺麗です」

川村清香「ここは、私のお気に入りの場所なのよ」

河合恵「そうなんですか」

川村清香「嫌な事があると、花を眺めに来るの、花を見ると、嫌な事が少しは我慢出来るから」

河合恵「へえ、そうなんですか」

川村清香「でも、今のは内緒にしてね、あまり、人に知られたくないから」

河合恵「はい」

そして、体育館に到着した。

川村清香「さあ着いたわよ」

河合恵「ここが体育館、なんとか入学式に間に合った」

三原巴「良かったわね」

河合恵「あっ、ありがとうございます」

三原巴「もう大丈夫よね」

河合恵「はい、ありがとうございました、案内してくださりありがとうございました」

川村清香「うん、それじゃあ、私達は行くから」

河合恵「はい」

三原巴と川村清香は立ち去った。

長沢高校の入学式。

幼なじみの佐伯義宗と上原由香と井上夏希と岡野優香と日野朱里と金井こよみが話し掛けてきた。

河合恵「義宗、おはよう」

佐伯義宗「おはよう、恵」

河合恵「由香達も、おはよう」

上原由香「おはよう」

日野朱里「おはよう」

井上夏希「おはよう」

岡野優香「おはよう」

金井こよみ「おはよう、恵」

河合恵「おはよう」

上原由香「恵、遅かったね、ギリギリじゃん」

佐伯義宗「また寝坊したのか」

河合恵「違うわよ、準備に時間が掛かったのよ」

佐伯義宗「そうか」

上原由香「それにしても、恵と義宗君は、相変わらずラブラブだねえ」

河合恵と佐伯義宗「えっ」

上原由香「だって、登校して、最初に挨拶してるじゃん」

河合恵「偶々よ」

佐伯義宗「偶然だよ、誰がそんな馬鹿、好きになるかよ」

河合恵「誰が馬鹿ですって」

佐伯義宗「お前だよ」

河合恵「あんたねえ」

井上夏希「まあまあ、二人とも、落ち着いて」

日野朱里「それよりも、恵、昨日は眠れたかしら、私は興奮してあまり寝れなかったよ」

河合恵「えっ」

日野朱里「いよいよ入学だから」

河合恵「うん」

井上夏希「朱里、違うでしょ、あんたが寝れなかったのはゲームやって遊んでたからでしょ」

岡野優香「入学式前日にゲームって」

金井こよみ「よくやるわね」

日野朱里「私の勝手でしょ」

河合恵「朱里」

日野朱里「分かってるよ」

河合恵「うん」

上原由香「嘘だ、恵、朱里は分かってないよ」

河合恵「ううん、私は、朱里を信じるから」

佐伯義宗「あっ、式が始まるな」

上原由香「うん」

入学式が始まった。

常磐香織「新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。私は、皆さんの学年の学年主任を務める常磐香織です。宜しくお願い申し上げますね」

河合恵「優しそうだけど」

上原由香「何だか、裏がありそうな人だね」

佐伯義宗「ああ」

河合恵「そうかな」

河合恵は、目の前の席に座る女子生徒の背中にゴミが付いているのを見付けてしまった。

河合恵「どうしよう」取ってあげた方がいいのかな。でも、余計なお世話で、お節介だと思われたら、落ち込んで、立ち直れないと思う。でも、取ってあげますね。

河合恵「えい」私は、ゴミを取ってあげました。

河野澪「えっ」

河合恵「やったかしら」

河野澪「あの、貴方は」

河合恵「えっ、あっ、昨日の」

河野澪「貴方は昨日の、確か、河合さんね、一体、何を、ん、ああっ、ゴミ取ってくれたのね、有り難うね」

河合恵「えっ」

河野澪「どうしたの、元気ないけど」

河合恵「いえ、そんな事ないです」

河野澪「そうか、それなら良いんだけど」

河合恵「いいえ、でも、私の事は、覚えていてくれたんですか」

河野澪「うん」

河合恵「ありがとうございます」

上原由香「ちょっと、恵、その人、誰」

佐伯義宗「知り合いか」

河合恵「えっ、うん」

河野澪「河合さんの知り合いかな」

上原由香「そうですが、貴方は」

佐伯義宗「恵の知り合いですか」

河野澪「そうだよ、河合さんには、昨日、挨拶したけど、君達には、初めましてだね、私の名前は河野澪、宜しくね」

河合恵「はい」

松田操「澪、お喋りは止めなさい」

河合恵「えっ」

河野澪「あっ、操」

松田操「まだ入学式の途中よ」

河野澪「分かってるよ」

松田操「ならいいけど」

河野澪「操、貴方も挨拶しなさい」

松田操「えっ、分かったわよ、私は、松田操、こいつの幼なじみよ」

河野澪「こいつって」

河合恵「あっ、私は、河合恵です」

佐伯義宗「俺は、佐伯義宗、恵の幼なじみだ」

上原由香「私は、上原由香、同じく、恵の幼なじみです」

井上夏希「井上夏希です」

岡野優香「岡野優香よ」

日野朱里「日野朱里です」

金井こよみ「金井こよみです」

宮内奈々「宮内奈々です」

松田操「宜しくね」

河合恵「はい」

小宮詩織「先程から、お喋りが煩いわよ」

松田操「えっ」

河合恵「あっ」

上原由香「えっ」

河合恵「すいませんでした」

私は頭を下げて、謝罪した。

小宮詩織「いいえ、そんなに頭を下げなくても」

河野澪「そうだよ、河合さんは、何も悪くないんだから」

小宮詩織「開き直るつもりなの」

河野澪「開き直るつもりはないんだけどさ」

小宮詩織「貴方は」

河合恵「あの」

小宮詩織「えっ、何」

河合恵「河野さんは悪くないわ、私から声をかけて、だからうるさいのは私で」

小宮詩織「そう」

河合恵「今日も、昨日もごめんなさい、逃げちゃって」

小宮詩織「えっ、逃げちゃってって、あっ、昨日の」

河野澪「ちょっと」

小宮詩織「貴方、昨日の、昨日は、いきなり走っていなくなったから、心配して居たのよ、貴方」

河合恵「河合恵です」

小宮詩織「そう、私は、ちゃんと名乗ったのに」

河合恵「ごめんなさい」

河野澪「ちょっと」

小宮詩織「えっ」

井上夏希「皆から注目されてるよ」

河合恵「えっ」

小宮詩織「あっ、うっ」

上原由香「声が大きすぎるよ」

佐伯義宗「馬鹿」

松田操「全く」

井上夏希「恵」

岡野優香「恥ずかしいわ」

小宮詩織「私は、注意を」

常磐香織「貴方達、お静かに願いますわね」

河合恵「すいませんでした」

その時、体育館の裏で、女子生徒達が話をしていた。

部活の勧誘の女の子「あれが」

部活の勧誘の少女「噂の新入生」

部活の勧誘の女子生徒「河合恵か。いいわね」

そして、入学式は終わった。

私達は教室に移動した。

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