アイスが固い時
鈴沢穂乃果は、小学五年生。好きなものはケーキ、アイス、クッキー。将来の夢はお菓子屋さんだったが、今はYouTuberも良いなと思っているところ。
そんな穂乃果は、今日、お手伝いを頑張った。庭の草をむしり、飼い犬のチャタロウを散歩した。芝犬のチャタロウは、元気過ぎるので散歩の大変だったが、どうにか終わらせた。糞もちゃんと持ち帰った。
「穂乃果、ありがとう。ご褒美よ」
「わーい!」
ママからご褒美をもらった。大好きなバニラアイスで嬉しくて仕方がない。
「いただきまーす!」
「ワン、ワン!」
チャタロウと一緒にリビングで食べようとしたが、アイスが固い。カチコチだ。アイス用のスプーンで食べたが、穂乃果はちょっと萎えてきた。
「ママ。アイス、固い」
「えー。あ、そうか。ジッパーバックに入れて冷凍するの忘れてた」
「え、あのビニールに入れて冷やすと良いの?」
「そうよ」
「ワン!」
なぜかチャタロウが同意。
「そうなんだ」
「あと、スプーンをちょっと温めたり、少しだけレンチンしても良いけどね」
「ママ、結構方法があるね」
確かに固いアイスは残念だったが、お手伝いの後のアイスはやっぱり美味しく完食。
来週、アイスを買って貰った時、ジッパーバックに入れるのは忘れないように試す事にした。
またお手伝いを終え、ママからアイスを貰う。
「あれ、あんまりカチカチじゃない!」
普通のスプーンでも問題なくすくえた。
「そうでしょ。ちょっとの手間で味も違うでしょ」
「ワン!」
ばなぜかママの言葉にチャタロウが同意し、穂乃果は笑ってしまうが。
またアイスをすくって口に入れる。冷たい甘さが最高。食感も柔らかく心地いい。
お手伝いを終えた後のアイスは、カチコチでも不味くはなかったが、やっぱり柔らかい方が良い。




