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日常を彩るライフハック短編小説集  作者: 地野千塩


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生クリームが余った時

 一人暮らしは想像以上に大変。早くもホームシック状態になり、都築美斗は涙目。


「わぁん、もう家に帰りたい」


 幼馴染の和田希空に愚痴ってしまうぐらいだ。看護師になるのが夢でこの春から一人暮らしをしながら看護学校に通っていたが、勉強もついていけないし、掃除や自炊も大変。


 ネットで見たレシピで生チョコを作ったのは良かったが、生クリームが余ってしまった。自炊ってこういう食材管理が難しい。お菓子作りは比較的好きだったが、ホームシックは悪化中。


「何言ってるのよー。夢があって頑張ってるんじゃないの?」

「そうだけど〜」

「大丈夫だよ。一人暮らしもそのうち慣れるって」


 希空の励ましに、少しは気が楽になってきたが。


「生クリームはホイップして冷凍庫に貯めておきなよ」


 貯めておく?


 しっかり者の希空だが、こういう変な言葉遣いは珍しい。


 それでも余った生クリーム、希空に言われた通りに冷凍保存してみたら……。


 まさにアイスだった。このまま食べても美味しいし、パウンドケーキやホットケーキのトッピングにしても美味しい。


「まさか、まさか……」


 ホットコーヒーに浮かべたら、まさに至福の時間を過ごせた。ほろ苦い甘さが癖になりそう。


 あっという間に冷凍庫のホイップクリームが空になった。


「あぁ、これは貯めておかないと!」


 急いでスーパーに行って生クリーム買って来ないと。


 もうホームシック、すっかり消えていた。それどころか一人暮らしの楽しみを見つけてしまったみたい。夢に向けても頑張れそうだ。

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