最後に(二回目)
とりあえず、これにて「『なろう』でユーザスタイルシートを」完結といたします。なにかあれば追記するかもしれませんが。
タイトルから、なろうで使うスタイルシートの作り方でも書いてるのかと思った方がおられましたならごめんなさい。正しくは、「なろう」で〝私が作った〟ユーザスタイルシートを〝使ってみますか?〟 というものでした。
スタイルシートをいじるのは、本来なら個人個人で設定するのがベストと思います。何をどうしたいかは人それぞれですので。
私が作って公開しているユーザスタイルシートは私自身は「とりあえずこれでいいや」という感じで使っていますが、ほかの方からすれば、ここはもうちょっとこうであってほしいとか、ここは変えなくていいとか、いろいろ不満があるだろうと思います。
そのような場合、ご自身で変更できればいいですよね……。
見た目を一時的に変えるのならば――文字の大きさを変更する程度なら――ブラウザの機能でできるものがあります。
もうちょっとややこしいものなら――文字に影がついてて読みづらいサイトがあるので影を全部消したいとか――PC版のブラウザだと開発者ツールを使えば一時的にいろいろできます。スマホ版のブラウザだと開発者ツールって使えるのありましたっけ……?
開発者ツールを使っている例(うちのサイト)
この場合、サイトを表示していたタブを消したとかブラウザを終了させたあとで、そのサイトを再度訪問したら見た目などは元通りなので、なんとかしたいならまた開発者ツールを呼び出していろいろいじらないといけません。
いつ訪問しても御自身にとって好ましい見た目になるようにしたいなら、Stylusなどの拡張機能を使ってユーザスタイルシートを作るのがいいのではと思います。
それにはまずカスケーディングスタイルシート(CSS)を知らないといけません。さらにCSSを理解するにはHTMLを知っておいた方がいいです。CSSはHTML文書に使うものなので。
仕事に使えるほどに理解する必要はないと思いますが、概要程度は知っておいたほうがいいです。私自身、個人サイトは作ってますが(今年で26年目)ただの趣味でやってるだけで、HTMLのタグやCSSのセレクタ、プロパティを全部覚えているわけでもなく、HTML文書やCSS文書を書くたびに毎回仕様書やMDNなどのサイトを見に行ってます。ある程度の知識があれば、その手のサイトを参考にしてなんとかすることが(あるいは何ともやりようがないことに気づくことが)できるようになります。
JavaScriptなどのプログラミング言語をいじれたらできることはもっと広がるはずです。私はアルゴリズムを考えるのが大変苦手でそちらには手を出していないのですが……。
なろうでHTMLやCSSというと、目次ページや各小説ページの下に書けるもの(いわゆるランキングタグ)、活動報告での使用がありますね。それらに関する作品がエッセイやその他のジャンルでいくつかあります。
ただあのあたりは特殊な状況での使い方なので……。ユーザスタイルシートを書くならもう少し普通の状況での使い方を学んだ方がいいのではと思うのでした。