主な登場人物紹介
いろいろ、人物が関わってくる話なので、整理を含め、登場人物紹介です。
ネタバレ満載です。
★シズ
本名:シズル・キリヤ。22歳、主人公。
しがない物語作家で、副業として情報屋を営む。本職より情報屋のほうが収入があるとかないとか・・・。でも、あくまで、本職は物語作家と豪語する。
レイクハルト地方の港町、カラボラ出身。久那の船乗りを父に持つが、その父も既に死亡。
父の家系は能力者を多く輩出した経緯からか、彼女にもそれが受け継がれてしまう。その能力の源が左眼の「青眼」。普段は鬱陶しい前髪の下に隠されている。
青眼はあの世と繋がっており、この世の事柄を見ることは無く、明暗を知るぐらいの視力しか残っていない。久那では、「青眼」だが、大陸のほうでは、「冥府の眼」と呼ばれる。小説のタイトルは、このシズの左眼のことを指す。
冷めた性格で、普通が一番を豪語する。性格は無意識のうちに、霊に振り回されないために形成されていった模様。潜在能力は高いが、修行はしていないので役立たず。
★レジー
本名:レジスト・マージナリティ 20代後半〜30代前半 偉大な魔導師。
レイクハルト市立図書館を住処にする幽霊。レイクハルト魔法学校の創立者。
何故か、市立図書館最上階に住み、そこにあがってくる人間と会話を楽しんでいるらしい。
現在はもっか、シズとの会話を楽しみにしているが、シズは迷惑気味。それを解っていても、やめないのが、彼のクオリティー(おい)。80代で亡くなったらしいが、時代から言えば、長生きしたほう。シズはなにやら怪しい魔法で延命していたのではないか疑っている。20代前半〜30前半の姿をとるのは、この時期が一番、魔力が充実していた時期だから。
★セリオス
本名:セリオス・コルリッジ 28歳。医者。
世界を放浪する名医。最近は、カーラハルトで戦医をしていたらしく、地獄を体験した。
シズの命の恩人であり、彼女が唯一、敬意を賞し、気を許している人物。
彼女の能力の理解者。彼も時々、あちらの世界に誘われそうになることがあるらしい。
医者のくせに口が悪いのは作者の仕様(おい)。
陽気な奴だが、過去は結構悲惨。年頃の男の子らしく、好きな子を苛めたことがあるようで。
それが伝播し、耐え切れなくなったその子が自殺してしまった。懺悔のために医者を目指したとか・・・。
★ルイザ
本名:ルイザ・マラカイト 26歳、火の賢人、「朱華の魔導師」。
レイクハルトを中心に活躍する冒険者。実は、世界の均衡をつかさどる賢人のひとり。
シズのお得意様であり、知人。シズはよく思っていないが、おせっかいなのか、よくシズの生活圏に入ってくる。「Sevens Word」とこの話を結ぶ重要人物。
★ジェレミー
本名:ジェレミー・マクダウェル、28歳、「氷石の魔導師」。レイクハルト筆頭魔導師。
レイクハルト地方の魔導師たちを束ねるレイクハルト都市議会の筆頭魔導師。実質指導者。
「氷の微笑」とうたわれるほどの美貌を持つが、性格はきわめて冷酷。
★エミリア
本名:エミリア・フォートメイト、22歳。呪術師。
レイクハルトきっての呪術師。精霊の加護は受けていないが、高い魔力を誇る。
呪術関連の事件がおきると召集される。呪術師という仕事に誇りを持っているので、それを糧に侮辱されると激怒する。
★シェリル
本名:シェリル・マクダウェル、26歳、風の魔導師。
ジェレミーの妹で、ルイザの友人。兄と同じく、レイクハルト都市議会に名を連ねている。
風読みの第一人者。
★エリック
本名:エリック・オードレイ、28歳、騎士
レイクハルト騎士団の騎士。階級は小隊長。腕はあるが、少々、頭が固い。
★ミシェル
本名:ミシェル・ルグラン、18歳 水の賢人
ルイザとともに現れる不思議な少女。「Seves Word」の主人公。呪術に詳しく、それはエミリアを軽くしのぐ。