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第二十八話 家庭の話はオフレコです

※お断り 昨今小説家になろうにて無断転載される事例が発生しております。




其の為此処にてお断りしておきます。




この作品は 私ソルトが書いたもので小説家になろうにのみ投稿しアルファポリス・ツギクルにリンクが張ってある以外は無断転載になります。







 お久しぶりの京です。


 ついに肥前も筑後も平定したよ!


 そして恒例の技術チート炸裂です!


「これなら世界に出しても恥ずかしくないわよ!」


 私の手に有るのは此れまでの焼き物とは違い白く薄いお皿。指で弾くと{キン!}と音がする。そうこれは。


「白磁器の完成よ!」


「これがそうなのか……」


 晴久ダーリンが手にした皿を食い入るように見ています。景徳鎮や朝鮮なんかから輸入しなければならなかった物がここで作られるようになるなんて思わなかっただろうしね。


 ここは肥前国の有田、後の世で伊万里焼とも呼ばれる陶磁器の産地となる地です。ここは良質な陶石が採れるので朝鮮や中国から技術を取り入れて一大産地になったのです。


 まあ私のゲーム機のチート能力があればその位は問題ないのです。秘伝書で育成した職人たちが作りますよ!


「これは序の口ね、この器に色付けして海外へ輸出する商品に育てるわよ!」


 前世でマイセン等を見ていて良かったよ。デザインの指示は流石に秘伝書だけではできなかったからね。


 これで南蛮人共から外貨獲得よ!



 私の名前は尼子晴久、先年都の公方様より偏諱を賜ってこの名前になった。


 尼子家は現在出雲・伯耆・美作・備中・但馬と石見の一部を領していることになっている。


 なっているというのは同盟関係にある毛利とは表裏一体、裏では完全に一体化しており安芸・備後・周防・長門・豊前・豊後・筑前・筑後・肥前・肥後を領する毛利と尼子うちを支配するのは我が妻の京ちゃんである。


 表向きは元就ちちうえと私が当主なのだがそれを裏から京ちゃんが指揮しているのだ。


 それに対して反発の声は何方からも聞こえてこない。彼女の怖さ……いや素晴らしさに皆心服しているからだ。


 彼女の進める領地改革で我々はこれまでより数段豊かになった。この間は肥前国で新しい焼き物を開発し南蛮へ売るという壮大な話をしていた。恐らくこれまでと同じできっと成功するだろう。


 恐らくこの国で我々は一番の富強であろうと話したら、彼女は首を振りこう言った。


「この国には我々以外に拮抗する存在が少なくとも三つあるわ」と。


 本当にそうだろうか?彼女は四国の長宗我部、東の織田と武田が怪しいと言ってたけど。


 このまま行けば彼らと境を接する事になりそうだが、大量に生産している鉄で作った武具を持った我々ならば勝てそうなのだが彼女の判断は違った。


「彼らとは戦わずお互いの領域を侵さずとの盟約を結ぶつもりよ」


 そんなの彼らが受け入れるのかと思ったけど彼女は何か確信があるようだった。


「それよりも海の向こうよ、あの先にはまだ見ぬ豊かな土地があるわ」


 八八艦隊を作ったのもその為の事だったようだ。彼女には私も御爺様も叔父達、義父もとなり様も思いもつかない世界が見えているのだろう。


「それにこちらから行かなくても向こうから攻めて来るかも知れないわね」


 向こうから我が国を攻める? 蒙古のような国が再び攻めて来るのだろうか?


 正に彼女は{鬼姫}の二つ名が相応しい。


 私にとっては魅力的な妻であり(夜は絞られるが)。


 家では子供たちを慈しむ母でありながら彼女は矢張り{鬼姫}なのだ。




 再び京です。


 ここまでダーリンとの間に子供が居るの?いないの?と気にされた皆様。


 流石にね、家庭の事はオフレコにしていたのだよ。色々とね、言われるからね。


 無論子供はちゃんと居ますよ!


 頑健スキルが大活躍で三男二女に恵まれました。因みに側室を置いてもいいよと言ったけど要らないと言われました。これ以上夜のお勤めは死ぬと言われました。不思議がっていると侍女に絞り過ぎですと怒られました。


どうやら底上げした頑健スキルや夜のお勤めに必須なアレコレのスキルを上げすぎていたようです。ダーリンにも精力増強のスキルをあげましょう。


 さて私の持っているゲーム機型神器なんだけどいつの間にかアップデートしてた。見慣れないコマンドボタンが増えてたのよね。


 其の名もずばり{交流室}だって。ヘルプを見ると{他プレイヤーとの通信、条件クリアに付き解禁}となってた。まさか白い部屋でチャットなんかじゃないだろうな。あの自称神ならやりかねん。


 これを使うのはどうしようかな?まあそれよりは{腐教}を邪教としてローマ法王がスペイン等命じて討伐軍を送ってきかねんから八八艦隊を中心に海軍力の整備に努めないといけないな。場合によってはフィリピンに打ってでないといけなくなるかもしれないからね。


新大陸? 芋等の作物を求めるのもいいかもね。



いつも読んでいただきありがとうございます。



感想・評価等大歓迎です



※この小説はクロスオーバー作品です


早見様の「ゲーム機片手に天下統一!Player1 〜瀬田に我が武田の旗を立てよ〜」



霧島ナガツキさんの「ゲーム機片手に天下統一!Player2 ~我、長宗我部ニテ立チ上ガラントス~」



天樹院樹理さんの「ゲーム機片手に天下統一!Player3〜諌死なんてしてやらん、天寿を全うしてやる!!〜(仮)」


 4番目になる作品です


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