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第十五幕 大内の思惑・京の野望

※腐な話が後半あります。


嫌いな方は飛ばしてください。

周防国 大内館


「御屋形様、毛利より井上元兼殿が使いに参られました」


「ほう? 何かあったのか?」


「天野家が降ったそうで、何時もの通り人質を此方に送るゆえ当主の隠居と領地の没収で許して戴きたいと」


「よかろう、没収した所領は毛利に遣わせ」


「よろしいのですか? 毛利の勢力はかなり増しますが」


 事も無げに恩賞を遣わそうとする主君大内義興に重臣の陶興房は疑問を投げかけた。


「安芸には未だ武田が残っておる。それに尼子が近く大軍を発し毛利の居城を攻めると言う話も伝わって来ておる。今毛利が滅べば安芸を治めるのは困難になる。興房、西条の弘中に毛利と連携し尼子に対抗せよと手紙を出しておけ」


「ははっ!」


「九州の少弐が片付けば尼子などひねり潰してやる物を、尼子経久運が良いのう」


「真に、少弐の事はお任せを、打ち破って見せましょう、興盛殿は毛利への合力をお願いいたす」


 陶興房は年若い同僚である内藤興盛に声を掛ける、若いが力量があると興房も認めていた。


「承知いたしました、毛利に尼子が攻めかかったらばそれがしが出陣し尼子を叩きましょうぞ」


 彼等は知らない、毛利と尼子が裏で手を結んでいようとは。そしてその結果が大内に如何なることをもたらすかを。





「大内殿は九州への介入に忙しく自らこちらに来ることは無いようです」


「成程博多の支配を巡って少弐との争いが本格化しているみたいですな、有り難い」


 大内館に潜入していた世鬼の忍びの報告に尼子経久殿ぎりのおじいさんが嬉しそうにしています。


「では予定通りに石見に仕掛けて行きますか」


「うまく石見銀山の傍の小笠原を叩ければしめたものです」


 元就パパも経久殿と嬉しそうに話しています。


「ご苦労様、後何か気が付いたことは無い?」


 京です。ただいま毛利=尼子同盟による会議が行われています。私は密偵を務めていた世鬼の女性忍びに声を掛けます。館の侍女として入り込んでいたのですが宿下がりを利用して報告に来たのです。


 今の場所は安芸と出雲の境辺りにある一見そこいらにある寺に見せかけた建物で会議が行われています。ここに来るのには領内の巡視という名目が居るんです、当主というのも中々めんどくさいですね、勿論私には関係ない話ですよ、{裏}の支配者ですからね!


 普段は世鬼と鉢屋の衆が忍び宿として使っているので無駄にはなっていません。


 鉢屋の人たちは従うのかどうか不安でしたが何故か皆忠誠心高いんですよね。不思議に思って聞いてみると{我らを上回る力を持つ姫様こそ我らの主人に相応しい}との事です。道理で熱い視線が絶えないわけですね。その事を聞いた経久殿は{縁組して良かった}と安堵の溜息をついたそうです。敵対してたら鉢屋の返り忠間違いなしだからでしょうね。


「後ですが館の奥で義隆(大内義隆)殿と隆房(陶隆房)殿が一戦交えていました~」


「「え?」」 「まぁ♡」 前の言葉は元就と経久後のは私です。


「し・衆道か、儂には理解できぬな」 「私もですよ」 経久殿と元就パパには理解できない世界のようです。


「で・どっちが攻めで受けなのよ?」


 私の少し鼻息の荒い問に元就パパ達は何言っちゃってんの見たいな顔をしています。


 え?お前ショタだったろって突っ込みは無用ですよ。女の子はそういう話が大好きなんです(断言!)実際に世鬼の里の娘たちも嵌りましたし。今報告してる子含めて称号に{腐女子}が付いてる子が大半です。今度{薄い}布教本でも流通させましょうか?きっと絶賛布教中のイエズズ会の人たちから{悪魔}呼ばわりされそうですね。


「はい、義隆殿が攻めで隆房殿が受けでした」


 そうなのかーてっきり逆だと思っていたんだけどな、でもなんか創作意欲が沸き上がって来た。記念すべき第壱作目は{義隆攻めの隆房受け}で行きますよ~くう~滾って来たわ~


 私の盛り上がりに元就パパ達はガクブル((((;゜Д゜))))ガクガクブルブルしてて報告してた娘は眼をキラキラとさせていたそうだと聞いたのは会議が終わってからだった。


 後でステータス見てみたら称号が増えていた。


{腐の創作者}{神への挑戦者}{腐教者}


 ちょっと盛り上がりすぎたかもしれない……



いつも読んでいただきありがとうございます。


感想・評価等大歓迎です!


※この小説はクロスオーバー作品です


早見様の「ゲーム機片手に天下統一!Player1 〜瀬田に我が武田の旗を立てよ〜」

霧島ナガツキさんの「ゲーム機片手に天下統一!Player2 ~我、長宗我部ニテ立チ上ガラントス~」

天樹院樹理さんの「ゲーム機片手に天下統一!Player3〜諌死なんてしてやらん、天寿を全うしてやる!!〜(仮)」


 4番目になる作品です


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