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ホラー短篇集

マネキネコ様

作者: よっしー

 初めまして。

 吉野 水樹といいます。

 さっそくですが私が生まれた土地にはある言い伝えがあります。

 言い伝えというよりはよくある都市伝説のようなものですね。


 近所の森にはマネキネコ様という神様がいて、その神様を見てしまうとマネキネコ様が家にやってきて、姿を見たものをどこかへ連れて行ってしまうというものです。

 子供の頃から聞かされている話だったのですが、私達の地域の子どもはほとんど誰も信じていませんでした。

 だってそうでしょ?

 マネキネコなんて言われたらどうしても手招きしている間抜け面の猫の置物を思い出してしまうのですから。

 それに招き猫は魔除けや商売繁盛なんかの幸運の象徴としてあるものです。

 ありがたいものだとは思っても怖いものなんてちっとも思えません。

 でも今の私はこの招き猫の置物を見ただけでも震えが止まらなくなってしまいます。

 その光景を他人が見ればただの頭のおかしい変わり者でしょう。

 ただ私にとって招き猫はあの時の恐怖を思い出させるものなのです。


 それは私が中学生2年生のある日のことでした。


 私は身体を動かすことが好きで、中でもバスケットボールに熱中していました。

 平日は毎日部活で、休日もとなり町まで練習試合に行くことも多々あります。


 かなり田舎の方の学校なので周りに他の学校はなく、電車やバスを使って1時間近くかけて試合へ行っていました。

 しかし3年生が部活を引退すると部員がたったの三人になってしまい、助っ人を呼ばなければ試合すらできなくなってしまったのです。

 平日の練習も減り、このままじゃどんどん下手になってしまうと思った私は部活の無い日でも練習できるよう、ゴールの設置している公園に通うようにしたのです。

 

 その公園は住宅が密集している村の中心からは少し離れたところにあり、地元の人間でもよほどのことが無い限り近づかなかったようですが、私にとっては練習の邪魔をする人がいなくて好都合でした。


 ある日私は同じ部活の理沙と恵梨香を誘ってその公園に練習しに行きました。

 理沙は引っ込み思案な性格で何事にも他人の意見に左右されてしまう子でした。

 逆に恵梨香は明るく活発な子で、男子みたいな性格でした。


 公園のことは二人には秘密のまま、私のとっておきの場所とだけ伝えその公園に向かいました。


 思えばこの時にこの公園のある場所を伝えておけばこんな事にはならなかったのかもしれませんね。


 学校が終わってすぐ向かったので15時過ぎぐらいでしょうか。

 二人を連れて公園に続く道を歩いていると、次第に理沙の様子がおかしくなってきたのです。


「ねぇ水樹ちゃん? もしかしてあの森の方に向かってない?」


 あの森とはマネキネコ様が住んでいる森のことだと私はすぐに気づきました。

 確かに公園はその森がある場所です。


「ええなんで? もしかして理沙マネキネコ様が怖いの?」

「え、そういうわけじゃないけど、お母さんがあの森には近づくなって言ってたから……」


 思えば私の両親もあの森には絶対に近づくなと昔から言っていましたが、元々怖いもの知らずな私はそんなことは特に気にしていませんでした。

 それは恵梨香も一緒のようで、「うっそ、理沙ってマネキネコ様なんて信じてんの?」というように理沙をからかっていました。


「信じてないけど……やっぱり少し怖いかな」

「大丈夫だって、そんな怖いところじゃないから」


 私は理沙の発言を軽く受け流しながら先に進みました。


 しばらく歩いたところで私達は公園に着きました。

 公園の周りには家がいくつか立っていますがどれも廃屋です。

 公園と森は隣接するように繋がっており、森への入り口もありますが、手入れが行き届いていないのか雑草だらけです。


「いいじゃんここ! 誰もいないしなんでもできるじゃん!」


 恵梨香はこの時秘密基地感覚だったのだと思います。

 私達はさっそく持ってきたボールを出して練習を始めました。

 三人でする練習は限られてきますが、学校外で三人で練習するのは初めてで、なんとも言えない楽しい気分になったのを覚えています。


 練習に集中していると次第に辺りは暗くなり、理沙がそろそろ帰らないとというので私達は練習をやめて帰ることにしました。


 私と理沙が公園を出ようとした時恵梨香がいいました。


「ねぇねぇ! せっかくだし少しだけ森の中行ってみない?」

「え、だめだよ、森の中は危ないんだよ」


 理沙はやはり森が怖いらしく中には入りたくなかったようでした。


「少しだけだって! ちょっと見たらすぐ帰るからさ! なっ! 少しだけ少しだけ」


 理沙は恵梨香に丸め込まれる形でしぶしぶ分かったと言いました。

 これはいつものことで、最後は結局恵梨香の意見に理沙がしぶしぶ返事をします。


 場合によっては私も理沙の味方をしたりもしますが、この時ばかりは森の中を少し見てみたいという気持ちが大きかったため、つい私も恵梨香に賛同してしまいした。


 私達は森の入口に向かいました。

 そこは他とは空気が違うとでも言うんでしょうか?

 こっちとあっちの世界は別のようなものに私は感じましたが恵梨香は特に気にした様子もなく森の中へ入っていってしまいました。

 その恵梨香に続いて私、理沙の順番で進みます。

 道は狭く横に並んで歩くのは無理そうだったので私達は立てに並んで歩きました。


 森は一本道になっているので迷うことはなさそうで一安心した私ですが、突然先頭を歩いていた恵梨香の足が止まりました。


「どうしたの恵梨香?」

「水樹、あれ見てみ」


 恵梨香の指指す方に目を向けるとそこにはでっかく「この先進入禁止」と書かれた看板があり、ロープが木と木の間に張られていました。


「どうしよっか?」 

「もう帰ろうよー、夜になっちゃうよー」


 確かに理沙の言うとおり日が沈んできており、辺りは暗くなってきています。

 しかし恵梨香はこの先に行きたくてウズウズしている様子でした。

 正直私も入るなと言われたら入りたくなってしまう性格なので中に入ってみたいという気持ちがこの時は大きく、つい言ってしまいました。


「それじゃあここの中だけ少し見て帰ろうか」

「さっすが水樹!分かってるー!」

「えー、やだよー」


 理沙は相変わらず嫌がっていましたが、私達二人が入っていくのをみると「待ってよー」と言って後ろついてきます。


 ロープをくぐってまた暫く歩くと少し開けた場所に出ました。

 そこからまた歩くと今度は祠のようなものが見えてきました。


 気味悪かったのですが恵梨香は興味津々でその祠に近づいていきます。

 この時点で理沙は泣きそうになっていました。


「なんだろねこれー?」

「祠じゃない? 神様を祭るところだっけ?」

「へー、中見てみよっか」

「ちょっと恵梨香、それはさすがに罰当たりじゃない?」

「へーきへーき、見るだけ見るだけ」


 そう言って恵梨香は祠の扉を開けました。

 その中の光景は今でも忘れられません。


「きゃっ」


 私は思わず悲鳴をあげてしまいました。


 扉の中には小さな仏像が入っています。

 しかし驚いたのはそれじゃありません。


 祠の中は御札だらけで、それはまるで何かを封印しているかように壁中に貼ってあったのです。

 その光景を見た私はさすがに平気ではいられず、早く行こうと恵梨香に叫んでいました。

 理沙も尋常ではない怯え方で、今にも失神してしまいそうです。


「ちょっと待ってって、そんな怖がるものじゃないでしょ」


 何を思ったのか恵梨香は中にあった仏像を御札ごと手に取り、その仏像を祠から取り出してしまったのです。


「ほらー! ただの人形と紙じゃーん」


 今思うと恵梨香はこの時すでにマネキネコ様に取り憑かれていたのかもしれません。

 いくら怖いもの知らずの恵梨香でもさすがにこんなことをするとは今でも思えないのです。


「ちょ、ちょっと! それ早く戻しなさいよ!!!」

「えー、もしかして水樹もビビッてんのー?」

「いいから早く!」


 私は恵梨香から仏像を取り上げ、すぐに祠の中に戻すとそのまま扉を閉めました。


「あはは、怖がってるー」


 この時の恵梨香には怒りが沸きましたが、私はそんなことよりも早くここから逃げ出したかったのです。


「もう帰るよ!理沙いこ!」

「ごめんてばー」


 ごめんごめんと謝る恵梨香を無視し、呆然とする理沙の腕を掴んで私は帰り道へと向かおうとしました。

 しかし腕を掴んだ理沙の身体は動きません。


「理沙? どうしたの?」


 その時の理沙の表情は今までみたどの顔よりも怯えていて、顔が真っ青になるという言葉がぴったりでした。

 その尋常じゃない顔に私は理沙に必死に呼びかけました。


「理沙!? どうしたの理沙!? ねぇ!?」


 よく見れば理沙は一点を凝視するように固まっています。

 私は理沙の視線に合わせて恐る恐るその方向を向きました。


 そこにいたのは、3mはあろう人間でした。

 ただ普通の人間とは違って顔が異様に大きいのです。

 ただでさえ大きな身体の半分近くを顔が占めており、その顔も目だけが異常なほど大きく、この世のものとは思えないものでした。

 しばらく私はそれから目を離せませんでした。





「……オ……デ……」




「オイデ……オイデ……オイデ……」





 よく見ると顔よりも小さな腕でこちらに向かって手招きしているではありませんか。

 オイデオイデとこちらに向かって手招きする姿は確かにマネキネコを思い出させましたが、実際目の前にいるそれはそんなに可愛いものではありません。


 それから目を話せずににいる私を正気に戻したのは恵梨香の悲鳴でした。


「い、いやあああああああああああああ」


 その声で正気に戻った私は二人の手を掴みその場から走りだしました。

 私が走りだすと二人も我に帰ったようで、同時に走りだしました。

 

 きた道を戻るようにひたすら走りましたが、後ろからはオイデオイデという声が私達の走るスピードに合わせて追いかけてくるのが分かります。

 私はこの時決して後ろを振り向きませんでした。


 しかし、前を走っていた理沙は何を思ったのか後ろを振り向いたのです。


「理沙!振り向いちゃダメ!!!」


 私は必死に理沙にそう言いましたがすでに遅すぎました。

 

「なにあれ……やだ……やだよぉ……」


 この時一体理沙が何を見たのか私は分かりません。

 理沙はその場で立ち止まってしまいました。

 先頭を走っていた恵梨香は先に行ってしまいます。


「理沙! 理沙! しっかりして! 早く逃げないと!!!」


 私も立ち止まり必死に理沙に呼びかけます。


「逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない逃げられない」


 理沙はうわ言のようにそれしかいいません。

 オイデオイデという声はその間にもどんどん迫ってきます。


「理沙ってば!!!」


 私は理沙に思い切りビンタをしました。

 パンッという大きな音が鳴り、理沙の頬を真っ赤にしたのですがそれでも理沙は変わりません。

 私は理沙を諦めました。

 後ろからどんどん近づいてくるそれは確実に私達のすぐ後ろへと迫ってきていたのです。


 今更どう言い訳しようが意味はないと思いますが、今でも私は理沙に会えたらその事を心から謝ろうと思っています。


 理沙を見捨て走りだした私はやはり後ろは振り向きませんでした。

 それはさっき見たあれが怖いのではありません、置いていった理沙がどうなるのかを私は見たくなかったのです。


 結局再度走りだした私を追いかけてくることはありませんでした。

 少し走ったところでオイデオイデという声が遠ざかっていったのです。 

 きっと今あれは理沙のところにいるのだろう。

 私はそのまま森を抜け出し、家まで全力で走りました。


 家に着くと母親が私の様子をみてどうしたの!?と心配するように聞いてきました。

 私は家についた安心感、そして母親を見た瞬間涙が溢れ止まらなくなりました。


 この時母親にさっきの出来事をどう伝えたのかはわかりません。

 ただ私なりにさっきの出来事をパニックになりながらも精一杯伝えたのだと思います。


 私はすぐに母親の車に乗せられてある場所へと連れて行かれました。

 そこは一軒の家でした。


 母親がノックをすると中から私の見知った顔が出てきました。

 それは小学校の時担任だった谷口先生です。


 これは後から聞いた話ですが先生の実家は神社らしく、先生自身もたまにお祓いなどを手伝うことがあるようです。

 母親は私の話を聞くと谷口先生を思い出し、連れて行ったとのことでした。


「お待ちしてました、どうぞ中へ」


 中に入るとそこには先に逃げていってしまった恵梨香とその両親、そして理沙の母親の姿がありました。

 私は恵梨香を見ると急に腹の底から怒りがこみ上げ、いつの間にか恵梨香に怒鳴っていました。


「恵梨香のせいだ!!! 恵梨香があんなことしたから!!!」


 きっとこの時の私は感情をコントロールできなかったのだと思います。

 あの出来事を誰かのせいにして逃げたい、その思いが強かったのでしょう。


 私が叫ぶのを止めたのは先生と母親でした。

 それから大人たちだけで話があるといって先生たちは別の部屋へ行ってしまいました。


 残された私達は特に会話をすることなく大人の話が終わるのを待ち、しばらくして大人たちが出てくると私達は先生に呼ばれました。

 出てきた大人達の中で理沙の母親が泣いていたのを今でもよく覚えています。


 先生にはなぜあそこにいったのか?そこで何をしたのか?そして何を見たのかを詳しく聞かれました。

 一通り聞き終えると先生は私達一人ずつに拳骨をかまし、行くなと言われている森に入ったことについてひどく怒られました。


「だがお前たちにあの場所のことをちゃんと話さなかった私達の責任でもある」


 先生はそう言って森で見たもの、マネキネコ様について話てくれました。


 今よりもずっと昔、この村は流行病でかなりくるしんでいたそうです。

 病気はあっという間に広がり体力無い子どもや老人から衰弱してゆき、一年後には村の人口は半分以下になってしまったといいます。

 見兼ねた村人達は土地神様へ生贄を出すことにしました。

 その土地神様こそが今で言うマネキネコ様だと言います。

 生贄を捧げた次の日、村に優秀な医者がたまたま通りかかり、次々と病を治していきました。

 医者はその村に住む娘と結婚し、村は病で苦しむことはなくなりました。

 医者が言うには道に迷っていたところを誰かにオイデオイデと手招きされこの村に着いたそうで、それを聞いた村人は以前にも増してマネキネコ様に感謝をしました。

 それから村人は5年に一度村から生贄を出し続けましたが、時代が変わり、生贄を出すのは人道的にどうなんだという声が多くなりはじめ、ある年、村人達は生贄を出しませんでした。

 しかしその後、村には災難が多く降りかかりました。

 マネキネコ様が災難を招いたと気づいた村人は有名な僧侶を雇い、マネキネコ様を封印したのだと言います。

 そしてその封印した場所が私達が見た祠だと言うのです。


「理沙はどうなったの?」


 先生が話し終えると私は怖くて聞けずにいたことを先生に勇気を振り絞って聞きました。

 しかし先生は黙ったままです。

 私は教えてくだいと先生にしつこく頼み込むと、先生は言いづらそうに理沙のことを私達に話してくれました。


「おそらく理沙ちゃんはもうこっちに帰ってくることはないだろう」


 先生の話によると理沙はマネキネコ様に向こうの世界に連れて行かれてしまったとのことでした。

 向こうの世界がどういったものか私は知りませんが、どうやら永久に苦しみ続ける地獄のようなものだといいます。


 きっと理沙は今もそこにいるのでしょう。


 それから私達は先生にお祓いをしてもらいましたが、先生は気休め程度にしかならないだろうと言っていました。

 神様を祓うことはどんなに強力な霊能力者でも絶対に不可能だそうです。

 しかし昔の僧侶がしたように封印ということであればできるらしく、


「実家の協力さえあればそんなに難しいこじゃないさ、だから安心していてくれ」


 最後に先生はそう言って私達を家に帰しました。






 ここまでの話は今から15年前の話です。

 なぜ私が今更になってこの話を書き始めたのか、理由は3つあります。


 一つは10年前に恵梨香が失踪したことです。

 私はその時東京へ上京していたので人づてに聞いた話ですが、いなくなる少し前から様子がおかしかったらしく、あっちは嫌だ、行きたくない、こっちにいたいと日頃から叫んでいたらしく、周囲の人間と会話もできないような状況だったといいます。


 二つ目は5年前に谷口先生も失踪してしまったからです。

 谷口先生はマネキネコ様を封印できたのかできていないのか。

 恐らく答えは後者でしょう。

 残念ながら今のところマネキネコ様を封印できたという話を私は聞いておりません。

 きっと先生は封印に失敗してしまったのでしょう。

 

 ここまで書けば私がこれを今書いた理由が分かるのではないでしょうか?

 昔の人間はマネキネコ様への生贄を5年に一度と決めて行っていたようです。

 なぜ5年に一度なのか、理由は知りません。

 ただ二人が失踪した日は私達がマネキネコ様を見たちょうど同じ日なのです。


 ここに記したことは特定を避けるため多少の創作もありますがほぼ全て事実です。

 マネキネコ様は封印が解かれ、あの村にいるとは限りません。

 もしもあなたがマネキネコ様を見かけたということであれば5年間の間に何かしらの手を探してください。

 私にはそれができませんでした。


 私のタイムリミットは迫っています。

 ただ私は最後まで諦めるつもりはありません。


 どうかこれがあなたの役に立ちますように。




ここまで読んでいただきありがとうございます。

誤字脱字や感想などあればお気軽にどうぞ。

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― 新着の感想 ―
[一言]  4作の中で、一番怖かったかもしれません。最後、主人公がどうなったのかの余韻かつ、読者に語りかけ、強制的に読者を引き込む余韻、マネキネコさまという名づけも秀逸でした。
[一言] 本当にこんな目にあったら怖すぎですね。 主人公が助かるといいなぁ、と思いました。
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