秘密の設定集
―――秘密の設定1―――
最後の最後まで、 主人公はオキシジェン(酸素)にするか、フラリン(フッ素)にするか迷っていた。
酸素もフッ素も、わりと科学的な反応が高いから、まわりの人たちを振り回す主人公にはぴったりな性質と思ったため。
でも、主人公がフラリンと聞いて「フッ素かよ」と思えるくらい化学に詳しいとは思えないから、酸素にした。
酸素ならば、普通に実験で使いそうだから、オキシジェンと聞いて「酸素」と思うだろうと……
ちなみにフラリンだった場合は、風浦りん、になっていた。
―――秘密の設定2―――
「6XeF₆+12H₂O→2XeO₃+4Xe+24HF」
フッ化キセノンと水が反応すると、三酸化キセノンができるという化学式。
注:酸素(O:オキシジェン)、水素(H:ハイドロジェン)、キセノン(Xe)、フッ素(F:フラリン)
この作品を書き始めようと思って、登場人物名と関係図を考える時に参考にしたもの。オキシとロゲンハイド、キセノンとフラリィの組み合わせは、ここから生まれた。
―――秘密の設定3―――
オキシの誕生日は6月7日。
ちなみに、誕生日がなんで6月7日かといえば、オキシの名前である醇奈という名前が6月7日だから。
実は周期表で2周期の16族は「酸素」なので、2月16日生まれにしてしまおうとか、考えた時期もあった。