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微生物を愛でたいのだよ!(設定資料集)  作者: まいまいഊ
微生物はもちろん大切だけれども、設定も大事だよ。
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地歴公民的な世界の設定。

―――地理設定―――


■アクチノ国■

 Actinoid:原子番号89から103までを含む元素の総称である。

 オキシが異世界にきた時にいた国。ちなみにアクチニが首都、プロアクチニが旧都。


 ■フェルミ町■

  Fermium:第3族の7周期(アクチノイド)に属する元素。原子番号は100。

  オキシが最初に訪れた草原の中にある町。

  ウェンウェンウェム地方を抜けて、ランタニド国へ行くときに通る補給の町。

  その土地に人が住み始めたのは約400年前と本編には書いたが、正確に言ってしまえば442年前に起きた魔王復活が原因で住むところを失った人たちが、フェルミの町の前身である小さな集落を作ったのが始まり。

  魔物除けの壁が完成したのは205年前。その頃、魔王の復活により魔物があふれ、町に甚大な被害が出たため、今後の魔物の被害を防ぐために約15年の歳月をかけて造った。この壁が完成したことを記念したお祭りが毎年行われている。



■ランタニド国■

 Lanthanoid:原子番号57から71までを含む元素の総称である。

 アクチノ国の隣国。ちなみにランタンが首都。


 


■ウェンウェンウェム地方■

 Unknown:元素記号113以降の元素名(2010年段階の暫定名)につけられる単語から。『未知の……』という意味を持つ。

 その地方には緑豊かな森林がある。しかし、ヒトが食べられる物がろくにない緑あふるる痩せた土地。珍しい物が多いため訪れる人も多いという。

 妖精と魔物の楽園。





―――暦設定―――

 太陽の動きが基準。

 1周期(ひとつき)は7つ。

 1周期は36つに分かれていて、黄の1日、次は青の1日、その次は黄の2日、次は青の2日と言うように、青の18日まで全36日、黄と青が交互に来る。つまり一年は252日。

 青とか黄色というのは、この世界にある2つの太陽の色。曜日のようなもの。

 日付は青と黄の太陽が入れ替わる時間で切り替わる。


 まだ詳しく決めていないけれど、太陽か月には36日で1順する何かの周期があって、それが7回繰り返されると季節も1順する。とか? 日食の起こる位置を元に作られている。とか? 

 例えば、月と太陽は季節によって、重なる位置が変わる。空高くで日食を起こす時期とか、地平線の近くで日食を起こす時期とか?

 地平線近くで日食が起こる季節、南中したときに日食になる季節、そして反対側の地平線近くで起こる季節、という暦を持っている?


 月を1周公転するのに2日かかり、その間に自らは3回自転する。そんな天体の運行をシュミレートしてみたり。本編にあんまりでてこないので、詳しくは詰めていない未定事項なのでした。


 ちなみに、この世界の暦と時は元素の周期表を見て思いついた。

(実は部屋の壁に「元素周期表」ポスターが貼ってあるのだ!)




―――時刻設定―――

 月の動きが基準。

 一日は34.8時間(仮)くらいの予定。これで一年(252日)の長さが、だいたい地球の一年(と同じになる。かな?

 時間に関しては、基本的には月の動きに重点をおいて考えられている。月が出れば夕方で、日食の間は夜、月が沈むまでは早朝、月が出ていない間は昼といった感じ。「太陽が月から完全に出る頃」や「月が昇る頃」など月を中心とした表現が多い。


 月が出る(夕方)→隠れ始め(日没)→日蝕(夜)→出始め(日の出)→月が沈む(早朝)→昼→月が出る(夕方)、という感じで一日が進む。


 時計は存在するが日本で現在使われているものとだいぶ異なっていて、刻む時刻は不定時法。

 現代では使われていないが、かつて日本には、日の出と日の入(または夜明けと日暮れ)の間をそれぞれ6等分する不定時法というのがあった。

 その不定時法では、真冬の日の出の時刻も、真夏の日の出の時刻も同じになって、季節によって1時間の長さも変わってしまうけれども、日の出と日の入りの時間が(南中の時間も)すぐにわかるので、朝から晩まで働く農家にとっては、結構ありがたい!

 西洋風の「昼と夜(いちにち)を24等分」した定時法に馴染んでいると、この不定時法の時刻は不便で大雑把に見えるかもしれない。


 フェルミの町にある時計塔の構造の元ネタを言えば、原子核の周りを回る電子のような形をしている。



―――貨幣設定―――

 灰色→銅色→銀色→黄金色→白色→黒色の順に硬貨が高価になっていく。

 基本的には、灰と銅と銀の硬貨が一番日常的に使われている。

 硬貨には総じて穴が開いていて、紐を通しやすい構造になっている。

 どうでもいいことだけれど、硬貨の材質や価値順をイオン化傾向(陽イオン)順にしようかと考えたが、面倒なのでやめた経緯がある。



―――異世界言語―――

 文法は日本語と同じ。単語はポルトガル語(自動翻訳使用)の逆読み。

 あの世界で微生物が認知されていたら「oiborcim」になっていた。


「ウ」と「エ」の発音があいまい。地球にのみ存在していたものを、アクチノ国の異世界人が発音するとき、「ウ段」は「ウェ」もしくは「エ段」に変更している。気が付いたところは、そうしている。


<例>

 ジュンナ→ジェンナ

 びせいぶつ→ビセーヴェツ

 ウンウンウム→ウェンウェンウェム


 異世界にあって地球に無いもの(食べ物や動物や地名などの固有名詞)をオキシが発音すれば、もしかするとちょっとなまって聞こえているのかもしれない。特にウ段の音のところが。




―――発展度―――

 古代ギリシャの思想哲学が、途中、宗教などに邪魔されることなく、知識は絶えることなく、そのまま発展していった感じ。

 ずっと昔から「自分たちの住む星は丸い」や「地動説」は、受け入れられている。星の大きさとか月までの距離も、計算されている。

 ただし、学問としての物理学、化学、生物学に関しては、地球のそれよりもかなり遅れている。代わりに、魔法や錬金術として、別の体系で発展している。

 魔法や錬金術の技術を使い道具を作る技術者がいる。

 医学、生命科学、工学は、ものによっては、地球のほうが下。例えば、寿命をのばす技術や、保管(収納)技術、ロボット(ゴーレム)技術など。

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