星界観察。
12・日を蝕む月の空。
13・天球に浮かぶ日輪と月輪を見上げ、星界の観測。
夫婦。
この世界では、そもそも結婚して夫婦になるという制度はない。割と自己申告。気が合って同棲して、子供ができて、家庭が出来上がっていく。それでいいじゃないという感じ。「○○と同棲していまーす」で、夫婦宣言したようなもの。軽い。
そして、わざわざ何か特別なことを開いたりはしない。そんなことをするのは、上流階級な人たちだ。
一夫一妻が多いけれども、一夫多妻や、多夫一妻や、多夫多妻の者も少なからずいる。いろんな種族がいるので、それぞれ価値観も違うのだ。
★
太陽と月。
個人的に天体系、暦系は地球と非なるものが好きです。
月や太陽の色や大きさや数が違うとか、それはそれで異世界っぽいですが、これだけではありきたりなので、さらに日食中を夜ということにしてみました。
日食中だけを夜にするには、常に太陽が出てなくてはなりません。仮に月のようにずっと同じ面を太陽に向けているとなると、星の裏側が月が出ているとき以外は暗く、しかも寒い世界になってしまいます。
そこに表側の世界とは相容れない生物、人種がいるのも、それはそれで、おもしろそうとは思ったのですが、光と闇の宗派の対立が関わってきそうで面倒。難しいことは考えず安易に太陽を2個にして解決!
この没にした設定は、別作品で使えたらいいなぁとは、思っています。
★
水レンズ。
本当はルーペを持ち込見たかったけれど、それだと、水レンズを作る工程にうまく持ち込めなかった。レンズの話題を進めやすくする、そのためだけに主人公には眼鏡になってもらった。
しかし、眼鏡が壊れたら異世界では不便なので、視力を回復させる流れに。(いろいろ巻きこまれる絶対に主人公は眼鏡を壊しそうだし)
★
木星の衛星エウロパ。
エウロパ星人のドライ6(シックス)やビター35(スリーファイブ)と聞いてピンとくる人とは、きっと趣味が合うと思う。
★
科学の倫理、リテラシー。
開発者や政府・企業の求める生産性が向上し安く提供できる利益と、民衆の未来の雇用機会が奪われる不安の対立についての「ラッダイト運動」や「技術的特異点」的なこと書いていたけれど、主人公はそう言った経済とか歴史とかAI的な事柄についてはたぶん考えないので、総没にして、だいぶ短くした。
まぁ、それでも基本にある行動理念、倫理観?の設定は一通り語れたかな。
微生物を知っているがゆえに、その危険性も十分に分かっている……むずかしいことをそれっぽく言っているけれど、気を使っている風で、でも結局は、自分が好き勝手するためなんです。
ただ単に面倒なことには巻き込まれたくないだけなんですよ。
★テンプレメモ★
月が大きい。
太陽が2つある。
夜になったら、ちょっとホームシックになってしまう。
知識チートで、地球にある道具を再現してみる。