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1 孤独の誕生

見に来て頂き有難うございます。

1人の女の人生です。

私は田舎生まれ田舎育ちの4人キョウダイの末っ子とし1983年の暑い日に生まれる、長女エリ、長男ヒデ、次女キミ、そして私三女チハ、親も皆んなも私が生まれてきた時は喜んでくれてたと信じたい!

これからを大切に生きて行かせると思ってくれてましたか?


私の小さい時の記憶の始まりは生後半年頃かららしい、私は寝転がっていて大きな荷物をもった真っ黒な影にしか見えない人を心配で見ていた、その人は母だ!

今は父と呼びたくないその人と喧嘩をして家を出ようとしている、なぜかそこまで理解している私、そして姉や兄達を置いて私だけを連れて実家に帰ったらしい、どうして私だけだと聞いた事がある「車の免許も無いし、貴方がまだ乳飲み子だったから仕方なく」と言っていた、車の免許を持ってたら、私がもう少し大きかったら、子供達がもう少し大きかったらみんなを連れて行ったのだろうか?母にはきっと無理だろう。

母は父が居ないといけない人だから、何だかんだ子供より父をとる人だ!

子供を置いて子供を理由にして帰ったみたいだから、家を出たのはその一度きりらしい。


少し大きくなった私の記憶は父が市役所を辞め自営を始めて庭に工場を建てて、多分だがそれと同時に家の2階に3つ部屋を作った、今思えばバブル期だったのだろう

それまで1階が生活空間で2階に部屋は無く、ただだだっ広い所にドラムセットが置いてあったのを覚えている

一度だけそのドラムセットを叩いて居る父を見たのを覚えている、(私のお父さん何でも出来てカッコいい)と思った私が居た

そのドラムセットを捨ててしまった時は残念で仕方なかった、その代わり部屋が出来る事が楽しみだった!


出来上がった工場はそこそこ大きめな工場だった、そして2階の子供部屋になるであろう部屋を見に行ったら、3つしかない…

私達4人キョウダイなのに何で3つしか無いのか…わざわざ1つの部屋は広く作ってあった、私はその理由を知っていた。


父と呼ばれる人はよく浮気をする人だった、何がそんなに良いのか女が寄ってくる!私にはゴリラにしか見えないが…外面が良く口が上手いからだろう

しかし浮気をするたびに母に見つかる、そして喧嘩、私は寝た振りをして聞いていたりずっと喧嘩を見てたりしていた。

父はもらった手紙など大切に財布に閉まったり、車にいかがわしい物を残したり…浮気してますよって言ってるような人で母が泣きながら怒り、父が慰めるの繰り返し、そこで父はストレスが溜まるそのストレス発散する相手が私だ!

沢山つらい言葉を言われる、私のせいだと叩かれるそのたびに父が言う言葉『お前なんて生むんじゃ無かった!可哀想だから生んでやったのに』始めはその言葉の意味がよく分からなかった、(可哀想?私が?)(本当は生まれてなかったの?私)とか訳が分からなかった。その言葉がどれだけ自分にとって重い言葉なのかも幼すぎた私には分からないでいた、ただ私は父に嫌われているんだと言う事だけしか分からなかった。きっと私が何かをしてしまって嫌われてしまったんだ、怒られるたびに「ごめんなさい!」「ごめんなさい!」と何にごめんなさいなのかも分からず言い続けた。

そして私が嫌いだから部屋が無いのだと思った。


2階の部屋ができても一番上のエリ姉以外はまだ1人で寝れず布団を並べて3人で1階のリビングの部屋で寝る、昔の家だから今と違ってフローリングより畳の部屋が多かった、ある日布団がびしょ濡れで濡れている掛け布団が私に巻き付いていて何故かいつも私が寝ている敷布団じゃない濡れた布団の上で寝ていた!父に叩き起こされ私は何だかわからないけど怒られるんだとすぐ思った、とっさに「ごめんなさい」が出る

3人並べられる上から順番に「正直に言え!漏らしたのはお前か?」と聞かれるヒデ「違う」と答えるキミも「違う」と答える…あとは私しかいない!叩かれる!と思った時に父が「チハはオムツも早く取れたし漏らした事が無いからチハじゃない!」と言ったのだ、私はポカンとしてしまいその後怒られないんだと思った、さらにその後に(お父さんが私を庇ってくれた!私の事を知ってくれてる)と嬉しくなった

結果お漏らしをしたのは兄のヒデで濡れたパジャマのズボンとパンツが出てきた兄が怒られてしまうと思ったが父は「正直に言えば良いんだぞ」と言って終わった、私は(怒られないんだ)と思った。


いつも怒られるのは3人で私はエリ姉ちゃんが怒られてるのを見た事が1度も無い、特に父がエリ姉に怒るなんて見てない、逆は沢山ありましたが(笑)

怒られる時は3人横に並び、上から順番に聞かれる

上がやってないと言えば末っ子の私がやった事になる事が多かった、またよく分からないけど「ごめんなさい」「覚えてない」と泣きながら伝えていた、上がお米炊きを頼まれ面倒で下にやっといてと頼むそれも最終は私だ、末っ子だもん私の下には誰もいない、そしてたまに遊びに夢中になって忘れるとまた父は兄ヒデに「やってないじゃないか」と怒る、ヒデは「キミに言ったよ」と言う、そして父はキミにも言うキミは「チハに言ったよ」父が私のところに来る「お前目上の人に頼まれた事もちゃんと出来ないのか、何のために生まれてきたんだ!本当に産むんじゃ無かったわ」と怒る叩く、忘れてしまった私が悪いけど、小さい子供がお米を洗うのがどれだけ大変な事か、小さい手でお米が溢れないように水を捨てるのに大人のようにはサッと出来ないのに…今思うとただ忘れてしまった事で何故生む生まないなのか…分からない

 他の日には野菜炒めをちょっと混ぜながら見ておいてくれと頼まれ混ぜながら父が戻るのを待った、父がもどり交代すると「何やこれ焦げとるやないか!!!」と怒られ「何やってたんだ!ちゃんと見てなかっただろ!」と怒る、4歳ぐらいの娘に火がついたまま任せた上に、うまく混ぜられるはずがないのに焦げたと怒る、そしてほうきを持ってきて叩く「ごめんなさい、焦がしてごめんなさい」そんな言葉も父の耳に届いていたのかも分からない…私は(次はちゃんとしなくちゃ)と思った


私はただただ親に愛されてるんだと思いたかった、特に父に[生まれ

てきてくれてよかった]と思って欲しかった、私にそう言って欲しかった

必死で好かれたかったのに何をしても上手くいかない…悔しかったり、辛かったり…笑ってほしい!私が上手くすれば笑いかけてくれるのに!と自分を責めて泣いたのを覚えている

【どうしたら私だけに笑いかけてくれるの?】小さいながらに沢山考えた


 これって無償の愛と言うものなのだろうか?愛されるために愛する!愛されるために喜ばせたい!

姉や兄には笑ってるのに私には笑ってくれた記憶がない!それもきっと私が悪いからだと思う事はそこにしか居場所がないから?きっと全部なんだよね、

愛されたい、笑わせたいのも愛で!

嫉妬してたり、自分を責めてしまうのも愛でできてるんだろうね!

あの頃お父さんと言う人物に私は愛が、きっと無償の愛と言う物があったんだと思う。


何をしたら笑いかけて、喜んでくれるのかをみていたら長女エリが学校で100点を取って父が喜んでいた!エリ姉の頭を撫でて「凄いな」と私もそれが欲しいと思った、頭を撫でて笑いかけて欲しい

 小学生になりエリ姉のように100点を取るんだと思い過ごしテストを受ける!算数100点!!!うんだって父のために頑張った!笑って頭を撫でて貰うために頑張った!

テストを握りしめ家まで駆け足で帰る!工場にそのまま入っていき父の所まで行く、きっと私は満面の笑みでなんなら誇らしげでもあっただろう、父に撫でてもらえる!一番は笑いかけてもらえるんだと!

「お父さん!!」と100点の紙を渡す、父は「何やこれ?」と言って100点のテストの紙を見ている!(やっとだ!やっとなんだ!)と私の気持ちはワクワクする「お父さん100点とったの」とニヤニヤが止まらない私

 その時父は 「何やこれ忙しいのに」とテストの紙をグチャッと丸めゴミ箱に捨てたのだ

一体何が起こったのか分からなかった、全てが急にスローに見えて訳が分からなかった、笑ってヨシヨシは?100点だよ?頑張ったの!ちゃんと見てくれた?と混乱していたら「早く出てけ」と言われ工場を出る所までは覚えているがその後を覚えていない

多分きっと泣いてたよね昔の私は、今の私が行って抱きしめてあげたい

ヨシヨシってして笑って『よく頑張った!』と言ってあげたい。


この日から私は孤独というものを飼い始めた、何をしても私じゃダメなんだと、たったの小学1年生の私には(間違って私は生まれてきてしまったんだ)と思う事が精一杯だった

私の中の何かにヒビが入ったのだ。






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