静寂を斬る赤い音
町の入り口でタバコ休憩で喫煙所に入る
銀髪とハスキー。
人はそこそこ居るが妙に静かだ
ハスキーは金属音を立ててジッポで
ラッキーストライクに火をつける。
手首を振り
派手めな金属音をたてて火が消える。
周りがジロリとハスキーを見る。
「な、なんか居心地悪いなここ……」
銀髪は壁に貼ってあるポスターを見ながら
「……これ」とポスターを指差す。
【静寂区域】
【会話は最小限に!!】
「……居心地悪いな」
「静かなのはいい事よ」
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同じ町、別の入り口
「え、声出しちゃダメ!?」
赤髪が驚きの声をあげる。
「終わってんなこの町」
カカポが呆れた声で言う。
「どうする?次いく?」
「……面白そうだから寄ってこ」
「あ〜言うと思った」
Z2が町中へ入って行く。
町人から迷惑そうな、心配そうな、
怒りを含めた様な視線を受けながら。
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中心街のフードコート
店の客は多いが異常に静かだ。
たまに聞こえるのは食器の音
客達は筆談やメールでやり取りしてる様だ
その異常な静かさの中、
銀髪は優雅なティータイムを楽しんでいた。
ハスキーはその隣りで丸まりながら
大あくびをする
本来なら銀髪のティータイム中は
自由時間、散歩したり、
公園やドックランで遊んでる筈だったが
カフェに入る前
近づいて来た子供と少し遊んだところ
子供の笑い声で警備員が飛んできて
「音量規定違反です」と言われた。
幸い部外者の為厳重注意で済んだが
子供の親の目が今もチラつく。
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赤髪はカフェで手を挙げる。
「すんませーん!ホットコーヒーと〜
この
本日のおススメバケットサンド!」
「オレもホットコーヒー!
砂糖たっぷり!ミルクたっぷり!
それと豆サラダ!」
「お客様、もう少し静かにお願いします」
「あ、そっか」
コーヒーと食事が届き。
手をパンっと叩き「いただき……」
近くから咳払い、「……ます。」
豆を突つくカカポ
「ん、うん。
まあまあかなでもちょっと茹で過ぎ
オレは〜」
近くを通るウェイターの迷惑そうな目線。
カカポ周囲を見る。
イラつきながらこちらを睨む奴
目も合わせない奴
退席する奴
ただこちらを見る奴……
カカポそれに対して
「な、なんだこの野郎!
やんのかコラ!町全体で通夜でもしてんのか」
店内の空気が凍ると誰か通報したのだろう
警備員が赤髪の席を囲む。
カカポ固まる。
赤髪は無言でバクバクと食を速める。
警備員タブレット端末を見せ付ける。
【重度の騒音規定違反の為、拘束する】
と表示されている。
固まるカカポを他所に
赤髪は咀嚼している物をコーヒーで流し込む。
「……はい、無理〜」
食事が終わったテーブルを
いきなり警備員に蹴り付ける!
とテーブルを追いかける様に走り……
「おおおぉぉ〜らっ!」と飛び蹴り。
ガシャンと盛大な音が響く!!
「おらおら、退け!」と走る赤髪。
周りがパニックに陥って
悲鳴や避難する者や罵声を上げる者!
付近一帯にある騒音規定の判定装置が
赤く点灯する。
パニック状態のフードコートを突っ切り
Z2に跨がると思い切りエンジンを吹かす!
一帯が赤く点灯する。
「うるせーぞ!!」罵声が届くが
中指を立てて答える赤髪。
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銀髪は優雅なティータイム中
遠くからこの町に相応しくない
バイクのアクセルコールが聞こえる。
カフェの中が小さくどよめく。
ハスキーが起き上がり銀髪を見る。
銀髪はティーカップを口に付けたまま
動きを止める……
しかし、
そのままティータイムを続ける事にした。
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アクセルコールをしながら走る赤髪。
それを追いかける様に
判定機が赤点灯していく。
周りからは罵声や子供の泣き声
彼方此方で走り周る警備員達。
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銀髪はティーカップをソーサーに戻して
「みんな我慢してただけ」
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町を出た赤髪
「静か過ぎるのもダメだな!」
「当たり前だろ!」
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後日
町の公園
「キャハハハ!」と
ハスキーと遊んだ子供が
公園で遊んでいる。
「コラー、
また転ぶわよ〜」と声をかける親。
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銀髪はパオのハンドルを握りながら
「……多少、うるさい方がいいのかもね」
どーもアオンです!
ボチボチと投稿しております
後、SUNOでもアオンtoで歌も作っています。
主にシルバレッドの前から彼女達は存在しており
彼女達をイメージした曲を数個あげてるので
暇な時にでも覗きに来てやって下さい
byアオン




