なんだか婚約者候補がいるようですが、名前がキラキラしてますね①
「ディアナ、リアム、少しいいかい?」
ちょっと前に、そう言って、お父様が私とお兄様を執務室に呼び出しました。お部屋に着くとお母様も居て、何やらとても真剣なお顔でした。
まぁ話を聞くと、えぇ、わかりやすいですね、この国の王妃様が、私達を茶会に招待してくれるそうです。もちろん、5歳になったばかりの私1人でなくお母様とお兄様とを同伴として、ですが。それと、5歳前後の子どものいる伯爵位以上の貴族位がある家が呼ばれているそうで、一応、名目的には王城に咲いた特別な花を愛でながら皆でお話ししたいそうです。
これ、「王子様の婚約者探しのための品定めをする会」な気がしてフラグ感半端ないんですが。それだけでなくて、この国の第二王子は確か今年7歳ですよ?お兄様と同い年とか、側近を見つけることも含めてそうな会ですよね。これで本当に兄が選抜されるなら、予想通りに乙女ゲームか少女漫画のヒロイン好みの構図になっていきそうですね。。。いえ、でも私のフラグは全くない可能性もまだ残っています!きっと兄の側近フラグだけで済む可能性だって、あるんですから…
どちらにしても、公爵位である我が家がこのまま「行かない」と断る選択肢もないのでしょうし、とりあえずお母様とお兄様と一緒に王城に向かうなら私が波風を立てないようにしなくてはですね。
「私お兄様のようにきちんとできるか心配です。」
「ディアナは心配症だな。この僕が付いているんだ、何も心配はないさ。」
アレからお兄様を篭絡できたようで、私にメロメロなんですよ。遊んで?とお願いすれば、直ぐに了承してくれますし、それにあの絵本の読み聞かせも、夜寝る前に続けてほしいとお願いなんてしてみたら、色んな本を読んでくれるようになって。私が様々なジャンルを漁ってお願いするもんですから、色んな本を読めるように、自分から勉強もするようになったみたいで、ジョシュアも驚いてました。結果的に、私のお世話をしたいという気持ちの甲斐あってか、大変に優秀な7歳児へと変貌しているようで、そんじょそこらのお子さまとはわけが違うようです。
このため最近では、ちょっと自信過剰ぎみではありますが、可愛らしい自意識だと思って眺めさせていただいてますよ。
「いい?2人とも。相手は王妃様と王子様、それも私たちにとても良くしてくれる方々が皆さまいらっしゃるから、上手く振る舞うのよ?」
要は、上手く取りいって、相手の懐に入ってこいということですね。はぁ、前世で人間関係に心荒んでいたというのに、今世でも人と腹の探り合いをするなんて、貴族というのは難しいものですね。
『はい、お母様』兄と一緒に返事をして顔を見合わせ、何だかムズムズとしてしまいます。
あぁ、だけど、こんなに優秀な兄が隣にいると、私も目立つことになっていたのでしょうかね。。。お茶会当日は、ちゃんと出来ていたのか、とても疑問が残ってしまいます。
少し、修正しました。
わかりにくい時系列になり過ぎていたので。
恐らくそこまで影響ないかと思いますが、念の為。




