リリィちゃんと、お出かけの約束が出来ました!
「え、私とですか??」「ええ、リリィさんとですわ。よろしいかしら??」講義前の空き時間。リリィちゃんに、そうっと、内緒話をするように耳打ちします。それは、先日チェルシー様たちに相談した、お出かけの件。なんとかお父様にお許しを貰ってルルを説得でき、リリィちゃんを誘うことを認めてもらえました。後は、リリィちゃんの予定があえば、遊べます。はっ!ちょっと待ってください!!それだけでないですよね、この問題!
「あ、あのごめんなさい。私、抜けていましたわ。もしリリィさんがご実家にお帰りになる予定とかあれば、難しいですわね。それに、貴女の貴重な時間なのに、私、気が回っていませんでしたわ。」そうションボリした気持ちで言います。リリィちゃんの時間があることを抜かってしまいました。私、リリィちゃんのことが気になり過ぎて、本人の予定なんて一切考えてなかった。1週間休みがあるから、何処かで会えると思っちゃった。。。また、リリィちゃんに迷惑かけるとこでした。
「あ、いえ、私も予定はバイトと勉強しかなかったので、空いてる日がありますよ。それに、ディアナ様からお誘いいただけたので、とっても嬉しいです。私も、ディアナ様とお時間過ごせるなら楽しみです。」ニコリ、と優しく微笑んで私をみる姿は聖母のよう。なんでこの子はこんなにも私を喜ばせてくれるんだろうか、、、本当、あの子みたいで、言葉選びや気の使い方が似ていて、思い出しちゃうな。リリィちゃんには失礼なことだけど、本当に私、この子に会ってから、おかしな行動ばかりしていると自覚しています。勝手にリリィちゃんはこのテスト休みには実家に帰らないという妄執をして、リリィちゃんに、迷惑をかけるところでした。
チェルシー様たちとのお話のように学園生はほとんど貴族ですので、領地に戻ったり夜会の準備に追われますが、特待生のリリィちゃんたちは、夜会もないので帰ることもないだろうと決めつけていました。なんて、自分勝手な行動だったのか。何度繰り返せば、私は反省できるのか。
「そんな、ディアナ様悲しそうなお顔をしないでください。私も実家に帰れればいいですが、ここから帰ると、家に着く頃に帰らないといけないので、ただ行って帰るだけの往復になりますし、いい気分転換に誘っていただけたと思っています。」
うぅ、フォローしてくれるリリィちゃん、やっぱり年齢的に一つ年上なお姉さんなところも実際あるんですかね。とっても健気です。。。私、精神年齢大人だと思ってましたけど、やっぱり身体に引っ張られるのかしら、話すたびに子どもみたいなことばかりしてる気がします、、、ルルだって、呆れた目でこちらを見ている気がしますよ。
「そう、言っていただけると私とても嬉しいですわ。リリィさんとお出かけの約束が叶うなんて思ってもみませんでしたもの。」本当に、リリィちゃんはヒロインのような平等の優しさがありますね。
ああそれと、テスト休みが何なのかですが、この学園、中等部は二期制ではあるんですが、実力テストと学期末試験があるんですよ。まあ、テストとしては年に3回あるため、最初の季節にあるテストが終わると、頑張りましたね、という労いを込めて、テスト後1週間に休みがもらえます。これがテスト休みです。また学期末試験後には2ヶ月ほどの長期休暇もあります。12か月のうち4か月が休みの学校って、前世でも大学くらいですよね。ここ、中等部じゃなくて大学でしたかね、、、?なんてぼぅっと考えてリリィちゃんと講義を受けます。
最近はリリィちゃん以外とも交流をして、他の特待生とも時間を取っているので、リリィちゃん1人に偏らないように、時間の使い方を考慮してます。だからですかね、たまに講義をリリィちゃんと受けていても、特にざわつかれることが減りました。やっぱり、人と為りを理解するなら、話してみなければわからないってことですよね。最初にリリィちゃんに話しかけてくれたルーカス様だって、話してみると思ったより野心家なんてこともなく、真面目でしっかりしてて、平等にに周りをみる芯の強さがありました。私たちが話しかけた時、バランスのいい話し方をしてましたからね。だから彼らの一族は、中立派なんでしょうね。これも、その教育の一つなんでしょう。
だけど本当、リリィちゃんともお出かけの約束が出来るなんて、ソフィア様やチェルシー様の助言のおかげです。やっぱり、持つべきものは、友だちです。
リリィちゃんとも、もっと仲良くなりたいですが、私の妄執が強くなっている気もします。これは気を引き締めていきたいところです。
また自戒を持つように、なのか、あのネックレスがチャリっと音を立てました。
語彙の統一です。テスト→試験に修正しただけ。




