衝撃的です、そんな事実まであるなんて②
「ねえリリィさん、今日はありがとうございます。リリィさんとは最近授業を良くご一緒させてもらってますけれど、それ以外で話す機会も限られていましたから。まあ授業中なので、話す機会が限られているのはわかっているのですけれど、折角なのでもっと貴女とお話がしてみたかったのですわ。お昼もどこかへ行ってしまうから、どうお声がけしようかしらって気になっていたんですわ。」
「そ、それは。恐れ多いことです。ディアナ様にそう思っていただけていたなんて。恐れ多いことですが、私も貴女様とご一緒出来れば、なんて思っていましたので、本日のお誘いはとても嬉しいです。」ニコリなんて微笑んで、私を立ててくれるリリィちゃん。すごく良い子です。なんだか笑顔に癒される、不思議なところがありますね。
「本当に?こちらも嬉しいわ。今日は貴女と話せることが楽しみで授業もそぞろでしたわ。」なんて、言っちゃいました。なんだか、恋に焦がれる中学生みたいです。
「そんな、私もお話しできる機会をいただけたので楽しみでした!」いいこ!とっっっても、いいこです!!
もうヒロインっぽいとか、ご都合主義みたいとか、どうでもいいですね。この子と私、仲良くしてそんなフラグっぽいもの全てなぎ倒していきますよ!まぁ、現実的にみたら、そんなフラグもないんでしょうけどね。あ、これがフラグみたいでちょっとイヤですね。
「ところでリリィさん、気になっていたのだけど、この学園ってお昼を摂るところ、あちらのカフェかテラス席しかないと思うのだけど、先ほどのお話からみるといつもテラス席で食べているのかしら??」テラス席事情に詳しそうでしたもんね。
「ええ、そうです。テラス席ですが、このような所ではなくて、1番遠い所を利用するので、こちらからは見えないと思いますよ。」
「そうなのですか?それなら、これからは私ととりませんか??それなら、テラス席もいつもこちらで取れるようになりますわ」あわよくば、仲良くなって、いっぱい仲良くしたいですからね。そして、私と一緒だったら、クラスでのあの変な目線、受けないで済みますからね。
「でぃ、ディアナ様、、、大変嬉しいお申し出ですが、私みたいな特待生がここを頻繁に呼ばれて利用すると、他の方々の目もありますので、難しいかと…」
コソッとルルが。「リリィ様は特待生といっても、平民です。他の貴族の方を差し置いて王族の次に爵位の高いディアナ様のお気に入りと分かれば諍いがないとは限りません。」
「そう、そうよね。仕方ないわね。だけど、リリィさんと仲良くしたいのは本当ですわ。ですので、偶には、こちらでご一緒していただけると嬉しいわ。あぁ、難しいなら、あちらのカフェでも構いません。」
「わわっ!とても嬉しいお申し出ばかりしていただいて光栄なのですが、か、カフェの方は、私は利用できませんので、テラス席を、ご一緒できる機会をいただけるなら、大変有り難いです。」
「え?カフェが利用できないなんてこと、あるのですか??」キョトンとする私にまたまたルルが。「あちらのカフェの運営はこの学園が創設された時、貴族のマナーを子息に学ばせるために開始されました。このため、学園の運営費の中の皆様のご寄付で賄っております。ですので、特待生である、リリィ様の利用はできません。」し、しらなかった!なんてこと!!本当に特待生って、勉強しかさせる気ないじゃないですか!!あとは全部自分持ちって、金銭的な援助何もないじゃないですか!そして、それを知らずにお兄様たちと一緒にカフェばかり使う私、なんて贅沢!!これからカフェの利用、控えようかしら、、、といいますか、テラス席の利用のルールは教えてくれたのに、カフェの事情、教えてくれなかったのはルル、狙ってましたね。私に言うと使わなくなること。なんて目線を送ったらルル、目線を逸らしましたよ。確信犯ですね。えぇ、ご存知でしょうが友だちが少ない私の情報源、ルルとキャシー様が主になりますよ。あと、お兄様とジュリアン様ですかね。
「あぁ!ディアナ様がお気になさらなくとも、まっっったく問題ありません!!これは、一般市民である、私の問題なので!ですので、カフェの利用を止めるなどとは考えないでくださいね!!」え、そんなにまだ一緒に過ごしていないリリィちゃんにも気づかれてます??私どんだけわかりやすいんですか、、、
「リリィさん、貴女が言うなら仕方ありませんわね。それに、急に使わなくなるのも何か勘繰られる可能性もあるので、徐々に、利用を減らしていきますわ。」
「うぇ!!利用を減らすのは大前提なんですか?!」
アワアワと自分のせいだと責めるような様子をするリリィちゃん。心なしかルルもふくれ顔。
「そうではないわ。事情を知ってしまったから、小心者の私が1人で利用する時間だけは無くそうかしらっていうだけです。お兄様たちがいる時だけ使うことにいたしますわ。リリィさんのせいでもないです。事前に知っていれば結果的にこのような利用の仕方しかないですわ。」
少し不承不承という顔ですが、納得してくれたみたいです。ルルは、やはり、という表情ですね。
これからの学園生活も、まだまだ知らない事実が増えそうです。




