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こ、これは、フラグですか?!いえ、違ったみたいです。

「ディアナ嬢、今日はどうだった。」

「ディー、疲れてないかい??」

「ディアナ様、今日はゆっくりご自宅で寛いでくださいね。」


本日の全ての日程が終了しましたので、学園の外で待つ馬車に向かい私は歩いていました。すると正門付近でザワザワと何やら騒がしさが聞こえてきます。

「ジュリアン様達がご一緒にいらっしゃるわ。」

「はぁ、リアム様、凛々しいお顔。」

「キャシー様、今日もお美しい……」

「ジュリキャシ派か、リアジュリ派か、それが重要な問題よね、、、、」

………少し、いえ、かなり危険な香りがする一団が混じっている気もしますが、概ねお兄様たちが揃っていることに騒ついてる様ですね。仕方ありません。私の関係者は皆様イケメンで美人、そして一人はこの国の要人。必然的に周りの注目を集めてしまいますよね。

ただし、その当人方のお目当ては、本日は(わたくし)です。

初登校を行う(わたくし)を心配して授業終了後、正門前で待ってくれていたみたいです。そんな彼らは周りに対して我関せず状態で、一目散に私を見つけて、先ほどの様に労ってくれています。

まぁ、そうですよね。今日が初めての登校ということは、初めてたくさんの人に触れあう機会があるということ。今まで、可能な限り最低限での社交しかしたくないと、茶会も遠慮していて、もしも行く場合でも、お兄様の後ろで目立たないようにしてましたしね。それを知る3人は、私をとても気遣ってくれています。本当に、今世の私は優しい人たちに恵まれています。あ、ルルがこちらに視線を送っていますね。よく気づきますよね、ルルもちゃんと優しいですよ、と思いを込めて見つめ返します。あれ?そう言うことではなかったのですかね?視線を逸らされました。

たまに、ルルも不思議な行動をとるので、全てがわかるわけでないのが残念です。


それより、今は。えっ?えっ?!と驚いている、リリィちゃんを紹介しなければ。といいますか、私が公爵令嬢なら、周りの関係者がビッグなのには気づいてると思ってましたよ。ちょっと天然入ってますかね??ワタワタして可愛らしい人で癒されます。だけどニマニマしそうになる顔に気づかれない様にしつつ、「リリィさん、こちらはこの国の第二王子であるジュリアン様と、昔馴染みでモートン家の令嬢キャシー様で、そして(わたくし)の兄リアムよ。」と、ビッグな名前をツラツラ伝えて。

「は、初めて!わたし、リリィ・フランソワといいます!!ディアナ様とは同じクラスの特待生です!これから、よろしくお願いします!!」ガバっと、先ほどと同じ様に目いっぱい頭を下げて、大袈裟なくらい体いっぱいに表現をして、周りに気を使う様子がわかります。とても私は好感が持てますね。ヒロインらしいヒロイン、という雰囲気で。これは、ジュリアン様イチコロですかね?それとも、、、あってはならないですがお兄様??と言う目線を送ってみましたが特に気にした様子もなく、お2人はいつもどおり、名乗っていて、ただ、よろしく、と言うだけでした。

なんだ、ほんとに拍子抜けですね。ここから、何か物語が始まるのかと期待したのに、何も起こらないなんて、って思いながらも、本当に、この転生は物語の世界ではなかったんだろうと安心してしまいました。実のところ、この出会いが物語の始まりで、私の人生に影響するものかと、少し緊張してたんです。ああ、何も起きなくてよかった、と安堵してしまいます。ルルも何だか、私の方を見て首を傾げていますよ。そんなに私、今日は変でしたかね??


「リリィさん、ディアナ様と同じ特待生ということは市民枠で入学されたのね。それならば、とても優秀というこよね。出来ればこれから、同じクラスのよしみとして、ディアナ様を助けてあげてくださいね。」なんて、キャシー様がニッコリとリリィちゃんを脅し……ゲフンっゲフンっ、、いえ、説得されていました。どれだけ私、心配されていたんでしょう。

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