なんだか、婚約者候補のお話が舞い込んできました。
そんなこんなで、お茶会が終わって、お家でのんびりしていたら、本日晴天お日柄もいいこの日に、父母からお話があると、またまた執務室にお呼び出し。今回もお兄様同伴です。
「2人とも、こないだはお茶会ご苦労様だったね。それで、王城から、また招待状が届いたんだ。君たち2人を、ジュリアン様が、招待したいと。会って話したいと言っているが、どうする??」え、それは選択肢があるんですか?行かないと言ったらそれで解決ですか??「そうでもないんだ。確かに、伝手はないこともない。だけど、それをするのは、最後の手段かと思っている。それに、出来れば今回は、彼の顔を立ててお招きに預かる方が得策な状況かな。」えぇ、そうでしょうね。一介の公爵家が、簡単にお断りできないですよね。というか、断る方法があることに驚きです。
一度、奥の手にお会いする機会を用意しなくてはね。なんて、お父様怖いです。それは、会えるなら人と言うことなのですね。。。うちの家、何がいらっしゃるんですか。。。
「とりあえず、2人とも明後日は準備して、王城に出掛けるよ。」お父様、ちょっとそこまでの軽いノリで言わないでください。お兄様も戸惑っているじゃないですか。いえ、どちらかといえば、キャドっているみたいな??
「お兄様、大丈夫ですか??」
「あ、あぁ、大丈夫だよ。それよりディアナは大丈夫かい?」いえ、私は案外冷静なので、大丈夫です。これは、こないだのお話が楽しかったからまた話したいという、お友だちフラグでしょうね。まぁ、それくらいなら、問題ないかと思ってます。
「ディーはお母様と何を着ていくか、相談しましょうね。」え、また、お茶会前の着せ替え人形が始まるんですか??ジュリアン様、、、なんてことを。。。
そして迎えました、当日。一家総出で、お城まで。なんだか出荷されるドナドナな気分。だけどお兄様、お顔がなんだか、複雑そう。やっぱり、無理してたんですかね。
というか、招待されて謁見の間で話すのかと思ってたんですが、応接室みたいなところに放り込まれました。何故に??
「王様、王妃様、第二王子様、お目にかかれますこと、恐悦至極にございます。」お父様たち、ご挨拶もしっかりなさって、謎の腹の探り合いを始めました。
そう思ってたんですが、突然王妃様、「とりあえず、その様な話は置いておいて。今日はジュリアンがあなた方とお話をしたいということで、この場を設けたのだけど、あちらで、お話しはいかが?」
そう言って、王妃様は子ども用のお茶会スペースを少し離れたところにセットしてくれていました。用意周到なことですが、まぁ、目的はお友だち大作戦のフラグでしょうから、面倒ですが、この子もこんな尊大に育つ環境。可哀想なお子さまですので、我々で優しくしましょうね、お兄様。という風に目線を送ったのですが、お兄様、お顔が少し優れないようです。大丈夫ですか??
「あぁ、ディアナ、違うんだ。僕は大丈夫だ。だから気にしないで。」それなら良いのですが。。。
「あちらに、茶菓子も用意してある。一流のパティシエがこの日のために作ったものだ。有り難く食べるんだぞ。」今日も今日とて、尊大な王子様に、「大変ありがたき幸せ。十分味合わせていただきます。お兄様と、この素晴らしいパティシエのお菓子を。」なんて、言ってみて、王子を煽ります。貴方の手柄ではないよ、と案に込めて。
「本当に、お前は面白いな。僕が誰だかわかっているか??」
「存じております。このウェスト王国第二王子であらせられます、ジュリアン・アーサー・ウェスト様でございます。」だから、貴方も相応の態度とってください。と心の声が続きます。
「ジュリアン様、我が家の天使を揶揄わないでください。この子はシャイで、引っ込み思案ですが、とても聡明な子です。直ぐに気づいてしまうでしょう。」兄が何やら牽制中ですか??そんなに私のこと持ち上げないでくださいよ。照れます。だけど、何に気づくんでしょうか?
「そうか、僕もまどろっこしいのは嫌いだから、直接言おうかとも思っていた。だけど、気づけるのなら、いう必要はないかな?」
「いえ、そういうことではなく。僕の言い方も悪いですね。こと恋愛感情はまだまだ子どもです。」え、なんです、この会話。ゾワゾワが確信になりそうなんですが……
「やはり、聡いな。気づいてるではないか。そうだ、これは僕とお前の婚約話が出ているから、とりあえず呼ばれたんだ。あと、リアムお前は側近候補になったぞ。」サラッと、酷なことを仰る。私はとてつもなく、テンパってますよ?!




