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なんだか婚約者候補がいるようですが、名前がキラキラしてますね③

「ご機嫌麗しく、ジュリアン様。如何致しましたか?」お兄様が、カッコよくて素敵。先に動いて、ジュリアン様に話しかけてくれます。


「君は、さっき挨拶に来た、リアムだったか??」

「はい、覚えていただき光栄です。シルヴァン家のリアムと申します。」

「当たり前だ、母様たちに、先に1番関わりそうな奴らの名前だけは、しっかり覚えさせられた。そこの、2人もな。」

何だか機嫌が全然麗しくない様子ですね。ふてぶてしい。


「君たちも、僕に取り入るために来たんだろう?何でこんなところにいるんだ?」

ムスッと、不機嫌に質問します。

「我々は、ここにある花々を美しいと思ったので、それを見に来たところです。」

「本当か?僕がここに来ることを分かってて来たのではないのか?」ジロリとこちらを睨むジュリアン様。いや、どれだけ自意識過剰なんですか。お兄様でも、こんなに自意識過剰じゃないですよ?

「本当です。ここの花はまるで、壮大な自然界を表現しているような荘厳さがあって、自然の豊かさを示してくれています。庭師がとても腕がいいのでしょうね。」

「そうか?いつもこんなものだ、ここの花々は。」

「それは、本当に素敵なことですね。花を理解されている方が管理されている。」

「ふん、当たり前だ。この城の管理をできるのは、国でもっとも優秀な者たちだけだ。」

いや、なんで王子が偉そうなんですか。というか、ここの花、王子も好きなんですね。7歳児が、なんていうのも変ですが、感性豊かなお子さまです。


「それで、君たちは、いつまでここにいるんだ?」

いや、後から来といて、私たちを追い出す気ですか、この王子。性格最悪ですね。

「恐れながら、我々も先ほど拝見をし始めたところです。しばらくはここで、観察を行いたいのですが。。。」よく言ってくれました、お兄様。思わず後ろで頷いちゃいました。

「なんだ?お前の後ろにいるチビッ子は、頷くことしか出来ない置物なのか?」

く、口が辛辣。。。性格の悪さを感じます。

「いいえ、ジュリアン様。大変失礼しました。少し、動揺していたようです。ご挨拶が遅れまして大変恐縮です。(わたくし)はシルヴァン家のディアナと申します。」

「私からも。モートン家のキャシーと申します。」

「ふん、本当に今更だ。だが、僕がいるんだ。ここは、君たちが引くものだろう?」

「えぇ、殿下。本来なら、そうでしょう。ですが本日は王妃様から、好きなように、好きな場所で、花を観ることを許可されています。第二王子である貴方が、それを覆すということでお間違いないでしょうか?」うわ、兄も性格捻くれてますね。確かに、王妃様の許可を、ジュリアン様が駄目というって、命令系統どうなのって、思うけど、お前そんなこともちゃんとできないのかって、暗に言うとか、7歳のお子様に通じます??

「ふん!お前、いい性格をしているな!この僕を、あしらうというのか。。。だが、そうだな。王子としては、そうだ、とは言えん、か。……お前面白いな!!」

ハハハって笑い出した…お兄様がお兄様なら、ジュリアン様もジュリアン様で性格が捻くれてますね。通じ合っちゃいましたよ。私とキャシー様なんて顔を見合わせて戸惑うだけですよ。

「お前たち、僕もここにいるぞ。もっと話を聞かせろ。」なんで、私たちがこの人に話をする必要があるのか疑問ですが、2人のお邪魔虫が2人になってしまいました。。。お兄様、なんだかごめんなさい。。。ほら、キャシー様もちょっと悲しそう。私なんて、しょんぼりですよ。

「なんだ?ディアナ嬢は、僕がいることに不満か?」

「いいえ、そんなことはございません。ただ、ただ、恐れ多いだけでごさいます。」ちょっとのため息は5歳児なのでご愛嬌にして欲しい。

「君は、僕がカッコよく見えないか??」キョトン、としながら私に聞かれても。確かに日に反射する銀色の髪は魅力的で、それに合う透き通るような肌に濃いブルーの瞳。イケメンに育つこと間違いなしの顔立ち。皆さんほっとかないでしょうが、私は関係ないですから。

「一般的には、ジュリアン様はイケメンなのでしょうが、(わたくし)には、お兄様がいますので。いつも(わたくし)を気にかけて、話を聞いてくれて。物語を語ってくれる。わからないことは調べても教えてくれる。そんな兄が、1番のイケメンだと思っておりました。」兄を上げて君はそれ以下だ、と言っておこう。この尊大な鼻をポキポキしてしまいたいですからね。なんだか、ゾワゾワするので。

「お前、王子を前によく兄を持ち上げるな。僕が癇癪を起こさないと思ってるのか?」

「恐れながら、ジュリアン様は、兄と同い年。よく理解されている方とお見受けします。ですので、(わたくし)は、正直に兄の優しくてカッコいいところを申し上げただけです。」いや、ホントはこの王子、なんでも自分が出来てると思ってそうで、腹が立つから、なんですが。お兄様、顔を赤くしないでください。キャシー様は、お兄様を見て尊敬の目を送らないで。

「うん、君たち、面白いな。そして、ここまで話すのは初めてだ。僕は君たちもこれからも共にありたいと思うのだが、先程の非礼を詫びたい。一から、交流を重ねたい。僕は、ジュリアン・アーサー・ウェスト。これから、よろしくお願いしたい。」キチンと、会釈まで。まぁ、お兄様たちと顔を見合わせるけれど、これは、答えが決まっていますよね。こちらこそ、と挨拶を返します。返ってきたジュリアン様の笑顔は、まるで攻略対象のように、キラッキラしてました。。。

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