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冷たいキミと恋をする 〜フラれた俺を見つけたのは、クールな後輩でした  作者: ゆん。


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嘘の告白、その帰り道に

恋愛ものに挑戦してみました。拙い表現などもありますが、よろしくお願い致します。

「どうしてこうなった……?」


 俺は冬野柚子ふゆのゆず。高校二年生だ。今は清々しい程の快晴。時間は放課後、皆は明日の予定を立てている。ショッピング?良いんじゃないか。ゲームの集まり?楽しそうだな。アイスを買うのか。デートなのかな。


「デート…………。」



 楽しそうな声を聞きながら俺は机に頭をつける。今日は本当に疲れたよ。


「聞いたかよ。冬野の奴フラれたらしいぜ、あの秋川に。」


「確かに良い奴ではあるけど、秋川と釣り合うと思ってたのかな?向こうは全く相手にしてないみたいだったし。」


 ほら、噂になってる。俺は何にもしてないのに!ただ……











 ◇◇◇


「ふ、冬野君!」


「秋川さん?何かあったのか?」


「お昼休み、屋上に来て下さい!私、屋上で待ってるから!」


「え?ちょ、ちょっと!」


 始まりは昨日の授業の休憩中。秋川さんが俺に話しかけて来た事だ。秋川菜摘あきかわなつみ、誰もが認める美少女だ。そんな彼女が屋上に来てくれ?


 一体何だろう。そう思った俺は指定通り、屋上に向かう。すると、秋川さんが居た。

 彼女は俺の側に近づき、震えながら話し始めた。


「あ、あのね。その……」


「どうしたんだ?俺これから昼飯買いに行きたいんだけど。」


「これ!」


「これ?」


 そんな彼女に渡されたのは、一通の手紙だった。



「これは?」


「あ、あの!私、冬野君の事が好きでした!もしよければ、付き合ってくれませんか?」







「……はあ!?」


 俺は驚いていた。秋川さんは校内でも美人として名が知られていた。そして性格もいい人だと。確かに俺も可愛いと思う。そんな彼女が、俺に告白!?



「お、俺は」


「どうかな?私と付き合わない?私、本当に君の事が!」


「待ってくれ!」


 一度ストップだ。俺の頭がパンクする!俺は深呼吸をして、彼女の目を見る。


「冬野君?」


「ま、まずは……友達から始めないか?」


「へっ?」


「えっ?」


 ……一瞬変な声が出てなかったか?まあ、話を続けよう。


「俺は秋川さんの事をよく知らない。それは秋川さんだって同じじゃないか?まずは友達からどうかな?お互いを知って、改めて付き合う方が良いと思うんだ。」


「そ、そう?」


 俺は変な事は言ってない。その人の事を知った方が絶対に上手くいく、きっとそうだ!


「なら……友達からお願いします!」


 そして、彼女の満面の笑み。それを見た俺は嬉しかったんだ!じゃあまず何をしよう……自己紹介からだろうな。きっとそれが一番だ。


「冬野君。私の手を握ってくれない?」


「ああ!」


 俺はこれからの楽しい日々を想像し、彼女と握手をする。


「秋川さん、よろしくお願いします!」


「ふ、冬野君……よ、よろしく……ププッ。」


「秋川さん?」


「アハハハハハ!」


 な、何?突然笑い出して、俺何かした?


「もー!ね、言ったでしょ?冬野君気づいてないって!」


「本当だ、秋川の言った通りだぜ!」


「面白かったなー![友達から]だってよ!」


 屋上の階段、そこから現れたのは複数の男子生徒。俺と同級生の奴らか……すると一人、顔立ちの整った男が一人現れた。アイツは…………夏目!夏目勝なつめまさる!見るからにエリートな彼と、秋川さんが二人で!?何故!?



「負けたよ秋川!俺は冬野が気づいてると思ったが、本当にお前の言った通りだったな!」


「な、何……だと……?」


 じょ、状況が飲み込めない俺に二人は、嫌らしい顔をしながら説明をしてくれた。


「冬野君!私夏目君と賭けをしたの。恋愛に疎そうな冬野君に告白して、乗ってくるか、断るかをね!」


「ど、どうしてだ?」


「冬野君って真面目だけど、人付き合いってあんまりしないでしょ?だからそんな人の反応が見たかったの!冗談と思うかもって、ちょっとは思ってたんだ!でも律義に来て、しかも友達になろうって?」



「冬野、お前本当に疑わないな!そんなだとこれから先、思わぬ所で騙されるぞ?アハハハハハ!」


「そういう事だから、私の告白は嘘なの!楽しい反応が見れて良かったよ!ありがとう、秋川君!」


「って事は、嘘なのか!?」


「だからそう言ったのよ。私がアンタと付き合う?冗談でしょ?」


 心底楽しそうに笑う同級生達。俺はそんな奴らに背を向けて、そっと教室に戻った。









 ◇◇◇


「ただ俺は、真面目に友達から始めたいって言っただけだぞ!どうして笑い者にするんだ!」


 納得いかない!だがどうしようもない。俺は一人で、奴らは大勢居るんだ。何か方法は……?





「駄目だ、頭が重い。今日はもう帰ろう……。」


 今日一日で色々あったなぁ……本当疲れた。


「訳わからん。もう顔も見たくない。」


 あの二人、楽しそうだったな。土日挟んで……来週からどうしよう。


「ハァ……」


 校門を出てから、思い出してまた憂鬱になる。気持ちを切り替えたいが……













「こんな所に居たんですね。見つけましたよ、セ・ン・パ・イ。」


今回読んで頂き、ありがとうございます。続きが気になる、面白かったと思って頂ければ幸いです。もしよろしければ、ブックマーク、評価を入れて頂ければ嬉しく思います。

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