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6 男だけでサンピー

「分かった!それじゃあ3(さんぴー)をしよう!」

 更に何を言い出すんやこいつは⁉

そして宗太も続いてこう叫ぶ。

 「よし!3Pだ!3P3P!」

 3Pって連呼すな!

こいつらもうメチャクチャやな!

そんな中碇と宗太は、獲物を狙う百獣の王のごとき目で俺を睨み、

ジリジリと詰め寄って来る。

 「おい、待て、お前ら。とにかく、落ち着け、な?」

 俺はそう言いながら、尻モチをついたまま後ずさる。

ホンマは今すぐにでも立ち上がって部屋から走って逃げたいのやけど、

腰が抜けたのかして、立ち上がる事がでけへんかった。

そんな俺の肩に、碇と宗太が手をかけ、強引に押し倒す。

 「昌也君!ついに、ついに二人の愛が結ばれる時が来たんだね!」と碇。

 「昌也!俺、本当は、こうなる事をずっと夢見てたんだ!」と宗太。

 俺は、もう、死にたかった。

せっかく甲子園優勝を果たし、

伊予美ちゃんと結婚する事ができたというのに、

何でこんな事になってしもうたんや?

どこで間違った?

何がアカンかったんや?

と、俺が悲しみに暮れていたその時、

再び部屋の襖が開き、そこにまた一人の人物が現れた。



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