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ハリガネベイスボウラーズファイブ!  作者: 椎家 友妻
第二話 宗太の苦悩と、親父の壁
25/100

4 マイペース大王

「まあ、こんな所でこんな言い争いをしてもしゃあないやろ。

で、何やねんな?また伊予美ちゃんに会いに来たんか?

お前もマメなやっちゃなぁ」

 すると宗太も一旦落ち着いた様子で、頭をかきながらいった。

 「ちげぇよ。今日はお前の方に用があって来たんだ」

 「ああ?まさかまだ俺に大京山に来いって言うんか?

行かへんっちゅうに。

俺は張金高校で伊予美ちゃんを、マネージャーとして甲子園に連れて行くんや。

だから大京山には行かへん!絶対に!」

 「その話ならもういい。それより今からちょっと付き合え」

 「ああん?俺は今練習終わりで腹が減ってしゃあないんや。

お前に付き()うてる暇はない!」

 俺はキッパリハッキリとそう言うたが、

宗太はそんな俺の言葉など全く耳に入っていない様子で、

もう(きびす)を返してスタスタと歩き出している。

俺はよっぽど宗太を無視して家の中に入ろうかと思うたけど、

この後しつこく家に押しかけられても困るので、

 「だぁああっ!もぉうっ!」

 と叫び、宗太の後を追ったのやった。



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