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ハリガネベイスボウラーズファイブ!  作者: 椎家 友妻
第二話 宗太の苦悩と、親父の壁
22/100

1 小暮にごっつい嫌われている?

「はぁ~・・・・・・」

 放課後の練習を終え、家の前までたどり着いた俺は、

深くて重いため息をついた。

練習がキツかったのもあるけど、小暮の気持ちを知ってしもうた事が、

俺の気持ちをズシンと重くさせていた。

小暮のヤツ、あの時の事をそんなに怒ってたんやなぁ。

しかもまさかあそこまで嫌われているとは知らんかった。

まあよくよく考えてみると、

小暮は俺に対していっつもぶっきら棒で愛想がないし、

何か常に怒ってる気がするし、たまに顔を赤くする時もあるけど、

あれはきっと俺にムカついてああなってるんやろうな。

思えば矢沙(やさ)(ぐれ)高校と試合をした時も、

小暮にみぞ(・・)おち(・・)をドツかれた事があったしな(第一巻参照)。

きっと小暮は理屈抜きで、俺の事が嫌いなのやろう。

俺は全然そんな事ないし、

むしろ最近はちょっと打ち解けてきたと思うてたんやけど、

向こうはそうは思うてなかったんやなぁ・・・・・・。

とりあえず、あの時の事を改めて謝った方がええんやろうか?

でも、今更何やねんとか思われそうやし、

ますます気を悪くさせるかも知れんしなぁ。

う~む・・・・・・。

と、門の前で立ち止まり、考え込んでいた、その時やった。



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