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おれと妹の日常  作者: syun
1/1

お祭り1

疲れた

本当に妹の命令は無理やり過ぎる。

内容もそうだが、タイミングも。

どうも妹は、俺に対する道理というものを知らないらしい。

今日だってそうである。

夏祭りについてこい、そして荷物持ちをしろとのことであった。

タイミングも悪かった。夢のさなか、まさしく物語の“展開”といえるところで、急に叩き起こされたのだった。

そして今、俺は片手に、いつか俺が世話をすることになる金魚と、一日で遊び終わるであろう水風船、そしてもう片方の手には、アニメのキャラクターの柄の入った袋につめてある、綿菓子を持っていた。

その本人はというと、片手にみたらし、もう片方の手は、友達の右手とつながっていた。

さっきからふたりでまわっているが、

「そろそろ少しくらい荷物持てよ。」

すると妹が、「ダメよ、これからまだ射的とか当てもん屋いくのよ。あんたここで荷物もたなかったら、来た意味ないじゃない。」

兄貴という存在を、こいつに叩き込みたい。すると隣にいた美少女が、

「すいません荷物ばかり持たせちゃって。少し持ちます!」

あなたはいいんですよ、どうぞごゆっくり。問題は隣のくそ女ですから、

「だいじょうぶよ、こいつなんか100、200キロ持っててもつぶれないわ。」

こいつ、おれを重量上げ選手と勘違いしているのではないだろうか。てか、きたからには俺も何かしたいんだが。

「おい、おれにも何かさせてくれないか。」

「なにしたいのよ。」

荷物をもってもらっている人に言う口調ではない。

周囲を見渡すと、たい焼き、カステラ、甘栗、チョコバナナ、、、、

って、このエリアアクティビティな屋台ねえのかよ。

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