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私と彼氏のほのぼの事件簿  作者: 優樺
冬の章
3/6

事件簿ファイル2:お嬢様が紅玉を盗まれました。



「私の紅玉は何処?」


「知らないよ?」


今日は前夜祭(クリスマス)。憂鬱な気持ちと一緒に紅玉を隠して、彼を試したくなる。

でもね…本当は紅玉なんかじゃないの。本当は紅い、紅い、林檎飴。


「零、紅玉ってどんな?」


「丸くて、艷やかで、食べられるの。」

「紅玉が……食べられるの?」


「早く、探して来て。晩餐会(ディナー)までに!」


…最近、彼に愛されていない気がする。忙しいのか、かまってくれないし。それにやっと会えたと思ったら、デートは本屋ばっかり。正直、退屈なのだ。ああ、舟遊びがしたいわ!


(……私を愛しているなら謎を解いてみせて。謎が解けなかったときは、私やお父様の心に逆らっても彼と別れるわ。)


でも、多分。心に逆らうのは無理があるかもしれない。だから少し、彼が私が言の葉に仕掛けた罠や、忠告や、親切に気が付いて欲しいと零は願うのでした。

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