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私と彼氏のほのぼの事件簿  作者: 優樺
秋の章
2/6

事件簿ファイル1-2:お嬢様、盗人が見つかりましたが……。

「可愛い~♪」

「ニャ~オ~♪」


零花(れいか)は犯人を見つけました。

大事な、大事な、ティータイムを奪った犯人は口の端に餡をくっつけていました。


「あぁ癒されるぅ~。もぅ、肉球最高~!」


犯人は最強だったのです。玉葱を食べたのにも関わらず平気な顔をして、しなやかで美しい曲線美と肉球でお嬢様を魅了し、その戦意を奪ってしまったのでした。


「……お屋敷で飼いましょう♪」

「ウ~ガルルルゥ。」

「むぅ~」


あら、なんだか嫌な予感。


「あら、ごめんなさい。お手、お代わり……。可愛いわぁ~。よし、よし、お利口さん♪」

(れい)、犬と猫に浮気しないでよ~。もぅ、何で俺がお手をしてるのよ~。」

陽榊(ようき)ったら動物と戯れる私を見てヤキモチするなんて可~愛い♪」

これで、事件は本当にめでたし、めでたし。

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