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凍る三日月

作者: 秋葉竹



 凍る三日月


夜道を歩いていて

ふと感じた冷気に驚いて、隣をみると

君はその夜も凍っていた


孤独の光が

冷たく瞳の端から

ひとすじだけ、ツーって、流れ落ちたね


薄紅色の唇が、吐息を漏らすのは

じぶんはしあわせだという

瀕死の嘘をつきつづけたからか


そのくせにじぶんのついた嘘を

想い出した夜などには

月をみあげて、凍ってしまって、


それで君の心は、薄くは笑いながら

ほんとうの真実への情熱の激流に

溺れてしまうしかないのか、凍る三日月




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― 新着の感想 ―
[一言] 切なさとやりきれなさが月の微かな青白い光で際立ってるように感じました。 辛い。
2024/09/26 08:26 退会済み
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