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晴天の霹靂とはこのこと3

「父上、いくらなんでも適当が過ぎます。もう少し説明しなくては」

「うーむ、そうか?」


至極真っ当なことを発言するエリオン王子に対し、微妙に納得していない王であった。


「セグラルド・フィニム。お前の養父はゴウキリ・マサカズで間違いはないな」

「は、はぁ....そうですが....」


セグラルドは捨て子である。詳しい話は養父は教えてくれないが、何でも城の近くに捨てられており、処分されそうだったところを養父が拾ったらしい。



「えっと...それが?」


正直な話捨て子など、この国にはごまんと居る。セグラルドのように拾われ、まともに育てられた子供などほんの居ない。ほとんどがさっき言ったように処分されるのが大多数だ。


「その養父、ゴウキリはその昔この城で近衛隊大隊長を務めていた男だ」


初耳である。養父はほとんど自分のことを言わない。ぶっきらぼうで口数も少ないし、口も悪い。セグラルドの口の悪さは紛れもなくゴウキリからうつされたものだ。


「彼は異国の出身でな。剣術体術共に他の者達とは一線を博す物があった。だが約15、16年ほど前、突如近衛隊を辞めると言い出した。何故かと問うと子を育てると言ったのだ」 


間違いなくセグラルドのことだ。拾い育てた背景には己の経歴を捨てるという中々に思い事実が隠されていたとは。


「勿論、我々は反対したのだ。ありふれた捨て子をいきなり育てるなどと、輝かしい経歴をその子供のために捨てるとはなんと勿体ないことかと」


国の頂点に近い者が言うセリフにしては、色々引っかかるが、セグラルドは養父が何故自分を育てることを取ったのかが気になって気付かないふりを続けた。


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