表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

1章1話

 天候の激しい空の下、真ん中に白い英雄の像が聳え立つ。

 その頂上には白い頭部部分の円形のフィールドが広がる。

 そのフィールドには鉄の十字架があり、そこには心臓を数十本の剣で貫かれた金髪の女神がいた。

 その正面に正義の大神英雄の男が冷徹な両眼をし、口元は笑みを浮かべる。

 その時、後ろから圧倒的な闇のオーラを放ち、風雨を追いやる男が現れる。

 目を引く坊主、妖しげな青眼、黒影の人型こそが魔王。


「……」


「……」


 吹き荒れる嵐の中、無言で睨み合う両者。

 そして、シュトラウスは右手を振り上げ、その場に最強の臣下を召還する。


「駆逐しろ」


 真ん中の十頭龍の王獣が青色マントを翻し、巨躯と凶暴な槍で威嚇する。

 右側には巨大な盾を持った黒い大鬼神。

 左側には全身の白い鎧を纏い、片目の赤眼が妖しく光る孤高の剣闘士。

 三体共、3Sのレア度を誇る聖霊。


 すると、魔王の後ろから遅れてやってくる怒りの二人。

 長年の経験を纏った存在である老龍聖霊騎士。

 次にロングの銀髪をした、冷徹な濃い青の両眼の女。

 


 不敵な笑みを浮かべる大神英雄。

 笑みを受けてか魔王は、即座に攻撃を仕掛ける。


「まず、スキル合成を完了させる。破壊の巨大弾丸スキルと引力スキルを合成させ、大月丸を完成」

 

 瞬間的に、魔王の右手には巨大な黄金の月が創造された。


「更に、チート(改造)を完了。そして、百段階発展を完了し、範囲拡大微増、威力最大級に更新する。さらに、炎属性を付加し、砲撃開始」


 放たれた燃え上がる月が大神英雄の頭上に落下しようとする。

 しかし、大神英雄はゆっくり立ち上がり、無表情で、


「鬼神は巨大盾を展開し、攻撃を吸収。剣闘士は空を飛び、その均衡状態に陥る月を死の光線で破壊しろ」


 次の瞬間、予想は的中し、月と盾が均衡し、巨大な爆風が発生した。

 そして、剣闘士が黒い光線で月を途轍もない魔力で破壊し、飛び散る月の破片は黄金のダイヤの輝きを煌めかせる。

 そして、魔王と大神英雄は敵の力量を計り、笑みを浮かべた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=893294723&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ