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お姫様

「またドラゴンに襲われても大変だからこの森を抜け出そうか」


太陽はそこまで高く昇ってない。だいたい9時ぐらいだ。


「でも武器はどうする?」


「武器は俺のスキルで好きなだけだせるぞ」


幸彦の周りに次々武器が現れる。

・三十二年式軍刀

・三日月宗近

・九九式短小銃

・ワルサーP38

・南部式小型拳銃

・九三式装甲自動車などなど

たくさんでてきた。


「こ、こんなに?」


「好きな武器を持って行っていいぞ。余ったぶきはアイテムボックスに入れれば良い」


優斗たちは好きな武器を持って行く。俺はもちろんワルサーだ見た目がかっこいいし。


「それでいいか?」


「これで十分」


「よしこの装甲車にのって森をぬけるぞ」


「ゆ、幸彦運転免許もってたっけ?」


「持ってないけど車なんてゲームの感覚で運転すればいいんだよ」


「えー琴羽達は?」


夕が琴葉達に聞くが二人とも首を横に振る。運転免許を取るには満18歳以上でなければいけない。

俺達は16歳なので持ってるはずがない。


「安全運転でお願いするよ」


「了解」


多少は揺れたが雪彦は安全運転で車を走らせ森を抜けしばらく草原を走ると石作りの道が見えてきた。


「雪彦正面に盗賊に襲われている馬車を確認。どううする?」


盗賊らしき人たちは小汚い鎧を身につけ馬車の護衛と戦っていた。


「そんなの助けるに決まってんだろ。琴羽、夕しっかりつかまっておけよ」


幸彦は思いっきりアクセルを踏み盗賊達に突っ込んだ。


「な、なんだ?」


盗賊も護衛も急に突っ込んできた四角い箱状のなにかを見ていた。


「いくぞ優斗! 琴羽達はここにいてくれ」


「ちょ、ちょっと雪彦」


二人は車から飛び出した。

優斗は三日月宗近を構え雪彦は南部式小型拳銃を構えて。

すると盗賊のリーダーらしき人物が


「ふっ相手は鎧も何もきてないいけ!」


盗賊の半分の30人ぐらいが襲いかっかって来た。

パァン パァンと銃声が響きわたる。

銃弾は二人の男の眉間に当たり男の人生を終わらせた。

仲間が突然倒れたことによってその場にいた人々の動きが止まる。


「な、なにがおきぐあっ」


その瞬間を雪彦たちが見逃すわけもなく雪彦は続けざまに引き金を引き

優斗は固まって動かない盗賊たちを斬りつけた。

30人を倒すのに10秒もかからなかった。


「う、うわー」


琴羽達はそれをただ呆然と見ることしかできなかった。

それは馬車を護衛していた人たちもおなじだ。


「う、ううわぁーー!」


圧倒的な力の差を見せつけられた盗賊達は武器を捨て逃げ出す。


「逃げた奴ら追わなくていいのか?」


「あいにく戦意を喪失した奴らを追うほどひねくれた性格はしてないからな」


「そうか…車に戻るか」


二人が車へ戻るため体を車のほうに向けた時。


「ちょっと待ってくれ」


護衛の中でも一番豪華な鎧を身に纏った人に呼び止められた。


「戻るのはもう少しあとになるみたいだぞ」


一応雪彦は腰のホルスターに手をかけ優斗は腰にある刀に手を添えた。


「戦うつもりはない、剣から手を離してくれ」


そう言うと男は腰から剣を外し雪彦達に投げた。

それを見て雪彦達も手を離した


「何のようだ?」


雪彦が睨みながら男に聞いた。


「そう睨むなよ。はぁ姫様が呼んでる」


雪彦が睨むのを止めないので男はため息をした。

親指で馬車の方をさす。


「あと二人仲間が居るんだ呼んできていいか?」


「…いいぞ」


雪彦は走って車へ向かう。


「姫様が呼んでるから一緒にきてくれ」


琴羽達は小さくうなずいた

よほど銃声が怖かったようだ。


「でさっき居たのが雪彦だ」


雪彦が琴羽達を迎えに行ってる間に自己紹介をしていたようだ。


「雪彦この人は姫様の親衛隊隊長プロセニュ・バサールさんだ」


「私がプロセニュ・バサールですバサールとお呼びください。

先ほどはありがとうございました」


バサールはきれいなお辞儀をした。

隊長なだけあって作法はしっかりしている。


「いえいえ私は雪彦と言いますとなりにいるのが琴羽と夕です」


二人は女の子らしいきれいなお辞儀をした。


「先ほどは本当にありがとうございました姫様がお呼びです。こちらへ」


バサールは馬車のまえにくると


「姫様バサールでございます。先ほど助けていただいた方々をおよびしました」


「うむ。ご苦労だった」


馬車の扉が開き琴羽に劣らないほどの白い肌を持つ女性がおりてきた。


「さきほどは誠に助かった礼を言おう」


ヒラヒラがたくさんついているスカートを持ちおじぎした。


「困ったときはお互い様ですから」


「そうかそう言ってもらうとたすかる。

我はカリーテ王国第一王女カリーテ・リテアだ」


ビックリした姫様って言うぐらいだから王女様だとは思っていたが

まさか第一王女だとは思わなかった。


「そんなかおしてどうした。まぁいい助けてもらったのだ

褒美はなにがいい」




投稿ペースは遅くて1週間に一回です

次回始まりのまちへ


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