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bastard  作者: 雷武☆虎貴
2/5

第2話吸血鬼と戦闘、人外との初戦闘

さて、第2話です。楽しい戦いが始まったばかりだ。楽しんでいってくださいな

~あらすじ~

とある荒廃した街に命を狙っていた殺し屋・八咫だが、返り討ちで銃を突きつける魂雅地。

だが、魂雅地は、命狙ってきた敵のはずの八咫を自宅兼アジトに招き入れた。

そこで、酒飲みながら八咫から情報を収集し、それと同時に八咫も共に仲間として加わったのであった。


自宅にごろごろと酒瓶転がってる中、魂雅地は、八咫を呼んだ。

「どうした?」

「ん?ここにね、武器があるんだ。これ、ナイフだけじゃ大変だろうから、使いなよ。」

「いいのか?」

八咫の方へ向く魂雅地。

爽やかな笑顔を見せる。

「いいに決まってるじゃないっすか。こんな世界じゃなく平和を取り戻すんスから。」

ため息つく八咫。

「まさか、ここまでお人よしだとはね・・・」

肩をつかむ粉雅地。

「違うっスよ、お人好しじゃなく、優しいんス。」

「どっちも同じだ。」

「ですよねー。」

肩をすくめながらも壁の一部を押す魂雅地。

「こ、これは・・・!」

「そう、ここは・・・」

目の前に広がっているのは、なんと・・・

「武器だ!ここは武器庫か!!」

「そうだよ。買ったり、拾ったりした武器や弾薬はここに保管してるよ。」

「なるほど、お前が拳銃持ってたのも頷けるぜ。」

「君にはこれがいいんじゃないかな?」

そう言ってスナイパーライフルを渡す魂雅地。

そのスナイパーライフルは、全体的に血塗られたようなデザインの赤色の銃だった。

「ほう、なかなかバイオレンスなデザインじゃないか?」

「うん、だからこそ、かっこいいんだよね。」

「なるほど。」

隅々までそのスナイパーライフルを確認する八咫。

「ん?」

あることに気づいたようだ。

「これ、改造してあるね。」

手を叩く魂雅地。

「よく分かったね。そうだよ、装填できる弾の数と、火薬の威力、それによってできる球のスピード、狙いやすさ、どれをとっても高ランクに仕立て上げた一級品さ。」

「・・・改造までできるとはね・・・。お前とは、敵としてではなく、仲間として知り合いたかったもんだ。」

すると、魂雅地は、八咫の肩を叩く。

「今から仲間じゃないか。」

「フッ。そうだったな。」

「その銃の名前は、『vampireヴァンパイアヴァルキュリーβ』だよ。」

「そうか。大事に使わせてもらうぜ。」

二人は絆を少し深まったようだ。

「さてと、まず、どこに行くかな・・・?」

「そうだな・・・。」

二人が向かった先は・・・

「この辺も荒れているか・・・」

「みたいだな。」

場所は、少し北の方角にある商店街『ぬかどころ商店街』。

野菜の販売を主に活発な商店街だ。

「ここの野菜、おいしいのになぁ・・・」

すると、八咫は言った。

「平和になればまた食えるようになるし、街もまた活気を取り戻すさ。」

「・・・だね!俺も頑張らなくちゃな。」

そう言い、vampireヴァルキュリーβを構える八咫。

ハンドガン『Valkyrieshooterワルキューレシューター』構える魂雅地。

なかなかサマになってる格好だ。

ふと一人の男が現れた。

男はうめき声をあげながら近づいてくる。

「こいつ、大丈夫か?」

「油断したらやられるぞ?」

そう言う八咫。

「オマエラトタタカウ・・・。ウグァ・・・!!」

男の背中に大きな悪魔のような翼が生えてきた。

「こいつ、吸血鬼か。」

すると、魂雅地は余裕の表情で言った。

「こいつは、強そうな感じがする。」

「ほう?職業柄わくわくするな。」

胸を躍らせる八咫。

素早い身のこなしで、どんどんかわす吸血鬼。

さすが身体能力は高いようだ。

「くそ、リロードの余裕もなさそうだぜ。魂雅地さんよ。」

「・・・だな。」

吸血鬼に挑むとは、無謀とも思えよう。

しかし、彼らは挑むのだ。

目の前に敵がいるならば・・・

「グルルルルルルル・・・」

八咫に一発のクローあびせる。

「グァッ!」

後方へ吹き飛ぶ八咫。

切り付けられた右頬から血が流れ来る。

「やるじゃねぇかよ。」

そこへ発砲音。

隣の魂雅地が撃ったようだ。

右腕だ。

「グギャアァァァァァァァ!!」

痛みに悶え苦しむ吸血鬼。

だが、すかさず、隙をついて蹴りを放つ八咫。

至近距離では格闘の方が有利だ。

「クラウガイイ。ソシテ後悔スルガイイ。」

紫の色を放つ球が放たれた。

「なんか、やばそうだぞ、あれ。」

「だね。」

「だね。じゃねぇ!さがるぞ!!」

二人は、後ろに下がり陰に隠れたのであった。

第2話いかがでしたでしょうか。個人的にいよいよバトルってことで張り切ってます。一体二人は、どうなるのか・・・お楽しみに

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