ピンク
人目憚らず涙が止まらない
どうしてどうして
なんでなんで
悲しいよ悲しいよ
電車のドアにもたれかかり
過ぎてゆく景色を見つめているのに
ぼやけてぼやけて
何も映らない
どうやって降りて
どうやって歩いたかなんて
知らない
ごめんね
ごめんなさい
すべて悪いのは私
すべて不幸に突き落として
私は最低
迷惑かけて
悲しませて
希望の灯を消して
みんなに苦しみを運ぶだけ
どうしてどうして
なんでなんで
泣いても泣いても
どうにもならないのに
ごめんね
ごめんなさい
こんなに涙が止まらないのは最初で最後
私は死ぬべきだ
ピンクは死んだ
ピンクは死んだ
ピンクは死んだ
なぜ優しくするの
なぜ私を罵倒しないの
あなたたちもどれほど辛いか
どれほど悲しいか
人の思いやりに
人の強さに
人の力に
涙が止まらない
嬉しくて
悲しくて
嬉しくて
涙が止まらない
誰のせいでもない
誰が悪いわけじゃない
運命
繋ぐ
命を繋ぐ
決して無駄にしない
命を繋ぐ
必ず繋げる
ピンクは生きる
ピンクは生きる
ピンクは生きる
私は生きるべきだ
また出逢うために
